【カウンターマッドネス】手札にため込んだ大量のマッドネスを一斉に踏み倒すコンボデッキ。 起動には自分の手札を捨てる能力を持つ《闘竜麗姫アントワネット》や《霊騎秘宝ヒャックメー》がよく使われる。 マッドネスを大量に投入することからハンデスを主軸とするコントロールに強い。また、S・トリガーを起点に大量の打点を並べられ、同時に《斬隠蒼頭龍バイケン》によるバウンスも撃てるため、前のめりなビートダウンにも耐性があるのが特徴。
受動的には強力なマッドネスではあるが、攻撃に参加するには性能が乏しく、攻撃が完封されると手札で腐ってしまう。また、発動条件上相手に動いて貰わないことには戦略として成り立たないため、相手に殴り合いを強要するような構築をする必要がある。 基本としてかなり攻撃的な構築をすることが多く、相手にプレッシャーをかけることで除去や攻撃を強制させたり、試合を殴り合いに運んだりする。 受動的な構築をしていたり、ビートダウン力が弱かったりすると負担がかけられず、のろのろしているうちにコスト踏み倒しメタやS・トリガーメタを絡めた万全な攻撃を食らってしまう。また、ゼニスやロック能力持ちといった対処不能なクリーチャーの召喚を許してしまい、勝機を失うことも多々ある。仮に攻撃が完封されてしまうようではライブラリアウトに持ち込まれてしまうため、論外といえるだろう。故に生半可ではない高いビートダウン力や継戦能力がないとデッキとして成り立たない。 ただし、存在だけでも相手に圧力をかけるような強力な「何か」があったり、環境的に完封されることがないのであればこの限りではない。 デッキタイプというよりはシステム的な面が強く、マッドネスと相手ターン中に手札を捨てる手段があればあらゆるデッキを《カウンターマッドネス》にすることが出来る。高いビートダウン力とデッキスロットがあればあらゆるデッキと織り合わせることが出来、手札にも触れれる【オボロセカンド】などにはよく組み込まれる。 主なマッドネス
防御としての機能を果たすのは《斬隠蒼頭龍バイケン》、《無頼聖者サンフィスト》、《疾封怒闘 キューブリック》、《サイチェン・ピッピー》2種(《ガイアール・カイザー》の効果を利用する)の5種類。《疾封怒闘 キューブリック》は場に出ず、《無頼聖者サンフィスト》は小さいことから打点の性能は見込めない。マッドネスがデッキの主を担うことになるので、打点・防御性能・素だし性能それぞれ吟味し、自分のデッキにあったものをしっかり選んでおきたい。 マッドネス起動の候補
その他の候補
あとは各種超次元など。《時空の雷龍チャクラ》《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》、《ガイアール・カイザー》、《レッド・ABYTHEN・カイザー》、などが有力候補。 マッドネスの起爆には主に以下の方法を使う。
前者はデッキそのものがもつ性質であり、これによって攻撃に特化したデッキは常に【カウンターマッドネス】に不利をとらざるを得なくなる。後者はプレイングやデッキ構築で様々な工夫が出来るポイントであり、《光牙忍ハヤブサマル》でチャンプブロックさせる、《超鯱城》と《強制突撃》で巻き込ませるなど、様々な搦め手を利かせることが出来る。 基本としては、やはり攻撃や展開で相手にクロックをかけ、殴り合いに持ち込ませることで不安定な相手にシールドへの攻撃や《闘竜麗姫アントワネット》の除去を強制させたい。攻めきれなくとも並びあいに発展すれば、こちらの打点に応じて相手が攻撃せざるを得なくなるため、相手に万全の攻撃を許させない。《闘竜麗姫アントワネット》や解除持ちサイキック・クリーチャー、《レッド・ABYTHEN・カイザー》、パーフェクト系列などの除去に強い者たちはこのクロックによるの拘束力が大きい。また、場が並んでいれば《アポカリプス・デイ》が不発に終わることもなくなるし、相手の場が中途半端に並べば《強制突撃》が有効になる。 対策下記は有名所を抜粋したものである。他、動きが遅く妨害手段を持たないため、ランデスやロック、【ビッグマナ】、S・トリガーが効かないワンショットといったものには弱くなる傾向がある。 1.《冥府の覇者ガジラビュート》や《無双恐皇ガラムタ》などでS・トリガーを避ける 上記対抗策があれば大分対戦が楽になるが、逆にないならかなり大きな不利を取らされることになる。プレイングとしては攻撃するタイミングが鍵となるので、相手の手札や場、デッキ枚数をうかがって攻めるタイミングを見逃さないようにしたい。 その他
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