色事故
マナの色(文明)が原因で起こる事故のこと。具体的には、
- 特定の文明のカードを引けないために、その文明のカードが使えない状態のこと
- 多色カードがマナに置かれてしまう、もしくは置かざるを得ない状況になり、タップインによってカードを使うのが1ターン遅れること
などを指す。このページでは主に1.について説明する。
主に3色以上の多色デッキにおいて発生する。
デュエル・マスターズのルール上、ある文明のカードを使用するためには、その文明がマナゾーンにも必要になる。このため、原理上その文明のカードは、合計2枚以上引かなければ使えないことになる。
せっかく引いたカードも意図したタイミングで使えなければ、テンポアドバンテージを損なってしまう。
デッキの回転を支える水や自然のカードを序盤から使いたい場合、デッキの5分の2、つまり15枚程度入れることでこれらの事故は回避しやすくなる。(→マナ基盤)
ただし、1ターン中に複数回文明の支払いを行いたい場合は、15枚を上回る量を入れないと安定しない場合もある。
色事故を防ぐためにも、デッキを組む際は各文明の比率に気を配りたいところである。
- 多色カードは複数の文明を持つ代わりにタップインするという性質から、投入すれば1.の意味の色事故は起こりにくくなるが、逆に2.の意味の色事故は起こりやすくなる。バランスを考えて投入したい。
- 例えば【準赤単】の場合、赤緑の多色カードを14枚、緑の単色カードを4枚採用が安定とされる、これは先攻かつ初手に多色カードが手札にある確率が9割かつ3ターン目までに2枚目の緑のカードを引く確率も9割に達するため、1ターン目に多色をマナに置きつつ3ターン目までに緑のカードを安定して使えるため。
- 無色カードは色事故で出せないという事がないのが強み。ただし逆に有色のカードの色事故を誘発する可能性がある。
- 無色を入れない単色か、無色単のデッキでは色事故は絶対に発生しない。
- 特定の組み合わせの多色カード40枚でデッキを組んだ場合、1.の意味の色事故は起こらないが、2.の意味では常に起こる。
- デッキのサポートとして入れている文明の場合、中盤から終盤にかけて1枚マナゾーンに埋まっていればよい。よって12枚から8枚くらいが望ましい。
- 色事故が頻発する場合、これが起きたから敗北したというより、これが起きる確率が高いということ自体がそのデッキの性能の一部であることを認識することが大切である。
参考