《「ちくしょおおおおおおっー!!」》
相手のターン中に自分のクリーチャーが破壊されると、そのターンの終わりにコスト踏み倒しで唱えて、こちらも相手のクリーチャーを1体破壊するという、やられたらやり返す能力となっている。 手札交換は闇/火のカラーリングには珍しく、引ける枚数が3枚と多い。ドロー前に手札を全て捨てるため手札が少ないほど強力になり、手札がこのカードだけなら実質デメリットは無い。また、手札のカードを墓地に置けるため、闇が得意とする墓地利用の準備もできる。 相手ターン中にディスカードできるため、マッドネスと組み合わせてもよい。特に《サイチェン・ピッピー》のマッドネス能力は《とこしえの超人》に無効化される弱点を抱えていたが、この呪文なら前もって除去を打てるのでコスト踏み倒しを阻害されにくい。 積極的にこの呪文を踏み倒したいというのであれば、相手のターン中に自壊できるクリーチャーを使うのが望ましい。《消王ケシカス》であれば、相手のcipを無効化した上で自壊するので、相性はなかなか。 相手ターン中に積極的に自分のクリーチャーを破壊するなら、「相手が自分のクリーチャーを破壊しなければ不利益になる」条件、または「相手のターン中に自分のクリーチャーを自壊させる」方法を探したい。 《ミケニャンコ》で踏み倒したクリーチャーは、相手のターンのはじめに破壊されるので、ハンデスで捨てられるか、ランデスで闇または火がなくならない限り確実にそのターンの終わりに唱えることができる。 このような小難しいコンボを考えずとも、【赤黒速攻】や【赤黒バクロ法師】で息切れ防止手段として手札に抱えておくのもいいだろう。クリーチャーを並べて殴っていけば、必然的に相手は殴り返しなどでこちらのクリーチャーを破壊してくれることが多い。《ブラッディ・イヤリング》の様なチャンプブロックでも発動するので速攻メタとしても有用。 逆にこのカードをマナゾーンなどに置くなどしてちらつかせておくことで、相手に自分のクリーチャーの破壊をためらわすためのブラフに使うのもいいだろう。 総じて強力なカウンター能力と多くの発動機会に恵まれたカードであるが、侵略ZEROと同じく唱えられるのはあくまで「相手のターン終了時」。盤面を並べてから《覚醒の精霊ダイヤモンド・エイヴン》などで1ショットキルを仕掛ける相手には無力になる事もあるので注意。
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