《クリティカル・ラブ》
《デッドリー・ラブ》と似た名前のカードで、破壊が選ばせ除去になり、自分のクリーチャーを破壊できなくても相手クリーチャーを破壊できる。破壊する順番が違うとはいえ、1コスト重い《ブータン両成敗》のほぼ上位互換と言っていい。 《デッドリー・ラブ》と比べるとどちらが優れているとは一概に言えない。S・トリガーとしてみると確定除去のこちらは選ばせ除去なので、大抵の場合、攻撃の終了したクリーチャーを破壊されるだけなので、多くの場合あちらの方が防御力が高い。反面、クリーチャーのいない序盤でも除去札として使用できる点はこちらの方が優秀。序盤に最初に相手が出してきた《異端流し オニカマス》を破壊できるのは大きな利点だろう。 コスト2で自分のクリーチャーを実質1体破壊して選ばせ除去を使うという点では《デッドリー・ラブ》より《学校男》に近い。 コンボ始動までの間クリーチャーを一切出さない(せいぜいが除去に使う《龍装鬼 オブザ08号》程度)ことが殆どである【カリヤドネループ】では、デメリットが機能しないコスト踏み倒しメタ対策として利用可能。 選ばせ除去は相手のクリーチャーが少なければ少ないほど効果的なので、《学校男》系は後攻2ターン目か先攻3ターン目に使うのが最も効率的とされる。S・トリガーの防御札は相手の盤面が潤沢になってワンショットをしてきた際に耐えられるかが重要視されるため、呪文のS・トリガーとしてはこの除去方式は求まれていないというのが低評価の理由だろう。 基本的に墓地利用系はカードタイプが「クリーチャー」のほうが圧倒的に優位で、《学校男/ゾンビ・カーニバル》や《爆暗黒 ブラックアイラ》などクリーチャー付き選ばせ除去との差別化が必要。 環境において登場から約半年後に【JO退化】が成立。相手のメタクリーチャーを破壊しながら《禁断英雄 モモキングダムX》を退化させられる点を買われてこのカードも使われることがあった。S・トリガーでミラーマッチの《禁断のモモキングダム》を破壊することもできた。 DMRP-22で《飛ベル津バサ「曲通風」》が登場するとその影響で【青黒緑有象夢造】が復権。ジャストダイバーの《「曲通風」》と同デッキによく入る《異端流し オニカマス》を同時に対策できるとして評価が上がった。 【JO退化】消滅後はこれといった採用先を得られていない。 関連カードフレーバーテキスト収録セット
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