龍頭星雲人(りゅうとうせいうんじん)零誕祭(ゼロ・バースデイ)

龍頭星雲人 P(SR) 闇文明 (10)
クリーチャー:デーモン・コマンド/ゼロリスト 12000
自分の墓地にある水または闇のカード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、相手は自身の手札を2枚選んで捨てる。
T・ブレイカー
零誕祭 P(SR) 闇文明 (4)
呪文
S・トリガー
自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手のクリーチャーを1体破壊する。

DMBD-22で登場したデーモン・コマンド/ゼロリスト呪文ツインパクト

クリーチャー側は墓地の水と闇のカードの枚数分自己コスト軽減できるファッティcipとアタックトリガーで2枚ハンデスできる。
《零龍》全体除去と相性が良く、零龍卍誕前の地ならしに最適。

コスト軽減能力は《暴走龍 5000GT》《大魔王 ウラギリダムス》とよく似ているが、特筆すべき点としてこのクリーチャーは水と闇という指定こそあれど、クリーチャー以外のカードも軽減の対象となる。そのため、色さえ合えば呪文主体のデッキでも早期の召喚が可能。素のコストが10と大きくフシギバースの種にも使いやすい。

低コストで手札から出しやすい、相手の手札を継続的に減らすと、《手札の儀》の促進に向いたクリーチャーである。《闇王ゼーロ》等で踏み倒す対象としても悪くない選択肢である。

呪文側は自分のクリーチャーを1体破壊し、その後相手のクリーチャーを1体破壊する。《デッドリー・ラブ》と異なり自分がクリーチャーを破壊できなくても相手クリーチャーを破壊できる。

唱えることで《破壊の儀》の達成を早められる。また、自分側は《零龍》を選べば実質自分には被害のない除去呪文として使える。

環境において

超CSIV 京都』で【星雲人シヴァンリンネ】がベスト16進出を果たすとオリジナルアーキタイプが流行した。墓地シンパシー持ちとしてマナコストが丁度良くシンパシー元の条件の都合が良い事、原則あらゆるデッキに刺さる妨害手段であるハンデスを持つことがこのカードの利点であった。

DMBD-21発売後、環境復帰初期の【赤黒ドルマゲドン】に投入されることがあったが、それほど墓地が肥えないことからすぐに抜けていった。

【カリヤドネループ】の繋ぎ役としても優秀で、このカードの登場以降そちらのデッキは環境においてある程度復権した。

【絶望神サガループ】がループに入れない場合のサブフィニッシャーとしても有能で、特に相手がメタカードの分だけ手札を消費しているところにハンデス能力が刺さった。そうして時間稼ぎすれば《超神星DOOM・ドラゲリオン》を1マナと言わないまでも適当なコストで召喚できる。ただし、メインルートにはほぼ関与しないため選択枠にとどまっていた。後に《一なる部隊 イワシン》殿堂入りにより《絶望神サガ》を絡めずに墓地肥やしをすることが困難になり、これを入れる型の【絶望神サガループ】は廃れた。

2023年4月に入ると【青黒緑ジ・ウォッチ】なるデッキタイプのサブフィニッシャーとしても活躍。《流星のガイアッシュ・カイザー》と諸々の墓地肥やしで大幅にコスト軽減できる。

DMGP2024-1st』終了後のオリジナルでは、【黒単アビスロイヤル】に2枚程度挿された事例もあった。

その他

  • イラストは、クリーチャー側は《復活の儀》《破壊の儀》のイラスト内のクリーチャー、呪文側はプラネッタがモチーフになっている。
    このカードや《零龍》を手掛けたイラストレーターFutaro氏のTwitterには、《龍頭星雲人》がメインに描かれたファンアートが掲載されている。この投稿は2019年であるが、当時から《龍頭星雲人》の構想はされていたようだ。

関連カード

収録セット

参考