天雷王機(てんらいおうき)ジョバンニX世(じゅっせい)

天雷王機ジョバンニX世 R 光文明 (2)
クリーチャー:グレートメカオー/ナイト 1000
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
自分のターンの終わりに、自分の墓地にあるコスト1の呪文を好きな枚数、自分の手札に戻す。
※プレミアム殿堂

DM-36で登場したグレートメカオー/ナイト

自分のターンの終わりに、コスト1呪文を好きなだけサルベージできる。言ってみれば、すべての1コスト呪文が毎ターン使い回せるようになるカード。いくらコスト1の呪文といえども、毎ターン使用できれば強力になるものも多い。

特に、《ドリル・スコール》《クルトの気合釣り》を使って、毎ターンランデスによるロックを仕掛ける【ジョバンニスコール】は環境を荒らした実績があることで有名であり、このクリーチャーがプレミアム殿堂に指定された要因になっている。

他にも、《ガード・グリップ》で実質的に手札を増やせるようになったり、《ブラッディ・クロス》が実質墓地に落としたコスト1の呪文も回収できるようになるなど、1コストの呪文で1コストらしからぬ活躍をさせることができる。

また《フェアリー・ギフト》で毎ターンコストが重めのクリーチャーを比較的早いターンに出すこともできる(>【ジョバンニギフト】)。

このカードの登場により、相対的に1コスト呪文の価値が上がったと言えよう。もっとも、パワー1000のブロッカーとあらゆる除去の範囲に入ってしまうほどのスペックであるため、中盤まで粘られると前述のようなロックをかけるのは難しい。

このカードの詳しい活躍に関しては、【ジョバンニスコール】を参照。
このカードを含めた主要パーツがほとんど絶版で、エキスパンションの売上に貢献しない(シングルカード市場でしか手に入らず、タカラトミー等には一銭も入らない)上、早期にロックが成立すればただ敗北を待つだけという性質が目の上のたんこぶとしか思われなかったのか、2017年2月26日付で殿堂入りを通り越してプレミアム殿堂となる事が発表された。制限を介さない禁止は、(プレミアム殿堂コンビでの《超次元バイス・ホール》を除けば)【ラストパトロール】の判明で規制された《アクア・パトロール》以来である。
環境における《ジョバンニ》の突然の台頭とその顛末は、ともに【ジョバンニスコール】の核となった《ドリル・スコール》にかけて、しばしば夕立やスコールに喩えられる。
なお、後の2019年3月1日にはその《ドリル・スコール》殿堂入りした。

  • 元ネタはローマ教皇であるレオ10世だろう。彼の本名はジョヴァンニ・デ・メディチである。

関連カード

収録セット

参考