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火炎流星弾 UC 火文明 (1) |
呪文 |
S・トリガー |
相手の「ブロッカー」を持つパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。 |
DM-06で登場した火のS・トリガー呪文。最も代表的なブロッカー破壊呪文。
たった1コストでパワー6000以下のブロッカーを破壊できる。
ほかのブロッカー除去カードと比較すると、1コストとひたすら軽い代わりにパワー制限がある。ゲーム後半になるとカードパワーが足りず腐るので、主に軽さが生きやすい【速攻】に投入されていた。
かつての【速攻】では主力となったブロッカー破壊手段であり、火絡みの【速攻】が多い要因の1つとなっていたカードである。
【速攻】は中堅ブロッカーを対処できずに勝負がもつれ込んでしまうと敗北が濃厚なので、「6000というパワー制限があっても早期決着の補助をするには十分である」と評価され、愛用されていた。
このカードが登場した当時は《アストラル・リーフ》全盛期であったため、後攻からでも相手の《マリン・フラワー》→《アストラル・リーフ》の流れを断ち切れる1枚としても注目された。
マナをほとんどためない【速攻】において1コストという軽さは強力な武器であり、クリーチャー展開と同ターンにブロッカー破壊を打ち込める。2コストのブロッカー破壊となると範囲も汎用性も大きく広がるが、【速攻】では下手に手札をマナに切れない以上、運用性はこのカードに大きく劣る。
【速攻】以外でも、余ったマナで適当に打ち込めるため、マナがあまり伸びず手札に余裕が出来やすいビートダウンで採用されることもある。
ただ、軽量級ブロッカー除去としては同期の《ピーカプのドライバー》の高い汎用性を持つため、メタゲームを重視しない場合はそちらに分があった。
軽さを武器とする優秀なブロッカー除去の1つとして長年【速攻】等に採用されていたが、ブロッカーのパワーが増加するにつれ、太刀打ち出来ない場面が増えていった。さらに《パワフル・ビーム》や《ハンマー野郎 オニドツキ》などパワーを問わずにブロッカーを除去するカードが増えると、採用が見送られるようになった。
低コスト帯には《スチーム・ハエタタキ》のように、こちらより少しパワーは下がるがクリーチャーの種類を指定せずに除去できるカードも登場した。
それらのカードすら採用を見送られている中で、こちらを採用するメリットはほとんどないと言えるだろう。