墓守(はかもり)(かね)ベルリン》

墓守の鐘ベルリン UC 光/闇文明 (2)
クリーチャー:イニシエート/ヘドリアン/ハンター 3000
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
呪文の効果によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって、自分の手札が捨てられた時、カードを2枚まで、自分の墓地から手札に戻してもよい。

DMX-06で登場したイニシエート/ヘドリアン/ハンター

呪文限定のアンタッチャブルを持つ多色ブロッカーハンデスされた時に墓地回収できる能力を持つ。

手札が複数枚同時に捨てられた時は、捨てられた枚数×2枚墓地回収でき、《ロスト・ソウル》などで複数枚の手札をまとめて捨てさせられた場合、捨てた枚数×2枚のカード墓地から回収できる。ハンデスされても逆に手札が増えるため、ハンデス主体の相手には頭を悩ませる。

これ1枚でも《ロスト・ソウル》《解体人形ジェニー》を代表としたほとんどのハンデスを無力化することができる。色の合うデッキでハンデスに悩まされているのなら、とりあえず真っ先に手が伸びるだろう。
ブロッカーでもあるため、《飛行男》《卵胞虫ゼリー・ワーム》といったハンデス持ちウィニーは、このクリーチャーが立っているだけで機能不全に陥ってしまう。
《解体人形ジェニー》《暗黒秘宝ザマル》強制ハンデスなので、それらの使用をためらわせる効果も期待できる。

相手がハンデスをしてこないデッキでも、最悪ブロッカーとしての役割が残っている。呪文限定ながらアンタッチャブルを持っているため、ある程度の除去にも耐性がある。ビートダウンにも多少なりとも効果が見込むことができ、《超次元シューティング・ホール》で狙われずに済むのは有り難いだろう。《ガンヴィート・ブラスター》もこのカード前では完全に腐る

除去のされにくさを利用して進化元として使うのもいいだろう。また、光/闇の多色であることから、後に登場した《剥楯!月光MAX》スペックを最大化できる最軽量のクリーチャーという付加価値も生まれている。

【白黒緑コントロール】【白青黒コントロール】【オール・イエス】入りの【ヘブンズ・ゲート】【白黒オシオキムーン】など、色が合えばとりあえず採用が検討できる。

  • 地味に効果自体も枚数も「2枚まで」と任意のため、墓地肥やしを阻害せず、また1枚だけ手札に戻したりといったこと小回りも利くのもメリット。

環境において

登場から【白黒緑コントロール】【白青黒コントロール】【オール・イエス】に採用される。当時は《超次元ライデン・ホール》の破壊コストにするという使い道もあった。
ただ、当時は後年のようにメタクリーチャーが重視されていなかったため「これを使うぐらいならリソースを稼ぎたい」「プレイヤーを攻撃できないのが気掛かり」と低く評価する声も一定数あった。また、《至宝 オール・イエス》という抜け道が存在していた他、《学校男》《爆竜 GENJI・XX》といった除去に対してもノータッチで、メタ性能は完璧ではなかった。

エピソード2環境では《知識の精霊ロードリエス》軸の【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】に使われることがあった。

エピソード3環境では【ヒラメキドレーン】にしばしば採用され、手札のコンボパーツを守ったり《復活の祈祷師ザビ・ミラ》破壊コストになったりと活躍した。
《ダイヤモンド・ソード》を使えば呪文アンタッチャブルの打点に数えられるため、単なるメタカード以上の攻撃性能を発揮できた。

双極篇環境では【デ・スザーク】《卍 デ・スザーク 卍》《追憶人形ラビリピト》コンボでこのカードをあっさり退かしてオールハンデスを放つようになったため、環境での評価は下がった。

DMRP-12では《墓地の儀》が登場。このクリーチャーを容易に破壊できることからさらに評価を下げる要因になった。十王篇環境で環境トップだった【オカルトアンダケイン】対面などが当てはまるか。

他のカード・デッキとの相性

比較対象

流通・再録について

カード名について

  • 名前の元ネタはドイツ北東部に位置する都市ベルリンと英単語のbell,ringからだろう。

その他

デュエル・マスターズ プレイスでは

墓守の鐘ベルリン R 光/闇文明 (2)
クリーチャー:イニシエート/ヘドリアン/ハンター 3000
ブロッカー
相手プレイヤーを攻撃できない。
相手の呪文の効果によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
相手のカードの能力または効果によって自分の手札が捨てられた時、自分の墓地からカードを2枚まで手札に戻す。

DMPP-17で実装。レアリティレアに上がった。
ハンデスメタ墓地回収能力はクリーチャー呪文以外のハンデスにも対応するよう強化された。また強制化しているが、2枚「まで」の部分は変わっていないので戻さない選択もできる。

ルール

  • 同時にカードを捨てられた場合、捨てた数×2の数まで墓地からカードを回収する。例えば自分が3枚捨てることになったら6枚まで回収できる。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMEX-13
    月光王国では満月の夜に、夜想曲(ノクターン)にのせてポエムを披露しあう。

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考


[1] https://dmps.takaratomy.co.jp/faq-cardrule/no-320
[2] 《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》で有名な《イモータル・ブレード》なら能動的にスレイヤーを利用できる。自分の《墓守の鐘ベルリン》がある状態で、ディスカードで自分のクリーチャーが破壊を置き換えると、「相手のクリーチャーの能力」が原因という扱いのため墓地回収が発動する。単純に自分の《邪魂創世》などで直接的に破壊するのではコンボにならない。