鋼龍(こうりゅう) クシャルダオラ》

鋼龍 クシャルダオラ P 水文明 (7)
クリーチャー:メタル・コマンド・ドラゴン/ハンター 7000
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。そのクリーチャーは、次の相手のターンのはじめにアンタップしない。
相手がクリーチャーを選ぶ時、その地域で風に関する注意報か警報が出ていれば、このクリーチャーを選べない。

DMX-22で登場したメタル・コマンド・ドラゴン/ハンター

アタックトリガーで相手クリーチャーを1体フリーズさせることができ、風に関する注意報または警報が出ているとアンタッチャブル化するという、一風変わった能力を持つ。

フリーズは強力なもののアタックトリガー故のタイムラグがきついのが難点。
それをカバーできうる条件付きアンタッチャブル能力も、発想は本家「モンスターハンター」を意識したなかなか面白いものだが、発動するタイミングが非常にシビアなため実用性に乏しく、むしろ無いものと思った方が良いだろう。
使用するなら梅雨の季節である6月や、台風の多い9月頃を狙いたい。

コスト・同パワー帯に《ガンリキ・インディゴ・カイザー》がいるのも向い風か。

非常に面白いカードではあるが癖が強いため、この逆風を乗り越えるデッキビルディングの腕が要求されるだろう。
このカードを使用する際は被害に合わない程度に風に関する注意報や警報が出ることを祈りたい。

  • 風に関する注意報及び警報としては、「風雪注意報」「暴風雪警報」「強風注意報」「暴風警報」「竜巻警報」が該当する。また、特別警報という段階も存在するが、これが発令されている時は直ちに避難し、安全を確保した上でデュエマを行おう。その際はくれぐれも避難先の人たちに迷惑がかからないようマナーを守っていただきたい。
  • トラブル(特に台風に関するトラブル)防止のため、ほとんどのチャンピオンシップでは使用禁止、あるいは気象情報を参照する能力の条件が常に満たされないものとされる。そもそも、注意報や警報が出ている場合大会は高確率で中止になるだろう、というのは禁句。
    • 2022年7月30日の超CSⅣ 福岡にて、大会途中で会場周辺に暴風警報が発令されたため、《クシャルダオラ》の効果が有効になったとアナウンスされる珍事が発生した。
  • 出張元のゲームソフト「モンスターハンター」シリーズを意識してか、種族にハンターを持つ。狩られる側なのにハンターとはこれいかに。一応イラストには《黄金世代 鬼丸「爆」》が描かれているが、彼は狩る側ではないだろうか。
    • 鬼丸と共闘しているとも考えられるが、当時のモンスターハンターではモンスターに乗ることはできても共闘することはできなかった。同年の「ストーリーズ」や、5年後に発売されることとなる「ライズ」の要素を大幅に先取りしていると言えるかもしれない。
  • 上述したように元ネタ、というか出典は「モンスターハンター」シリーズに登場する鋼龍ことクシャルダオラ。全身が金属で覆われた四足二翼のオーソドックスな外見のドラゴンで、初登場した『モンスターハンター2(dos)』のパッケージを飾った。風を操る能力を持ち、戦闘中は頻繁に竜巻を起こすのが特徴。金属で出来た外殻は時間経過によって錆びるため、定期的に脱皮を行う習性がある。
    自身の周囲に風の鎧をまとい、ハンターの攻撃を防ぐ特性を持つ。風が強い時にアンタッチャブルを得る能力は、原作におけるこの特性を反映したものと思われる。また、フリーズ効果は、風圧でハンターを転ばせることが由来と思われる。
    • ちなみにフレーバーテキストには古龍とあるがこれはジュラシック・コマンド・ドラゴンの事ではなく、「古龍種」という作中における強大かつ特別な力を持つモンスター群の事を指す。また、「風翔龍」という別名は外殻が錆びて凶暴になった「錆びたクシャルダオラ」という別個体の方を指す。
  • 対面での対戦を前提としたカードである為、オンライン大会といった非対面型の対戦だと、地域によって発令されている警報・注意報が異なる為、処理がおかしくなってしまう。新型コロナウイルス感染症の蔓延によるとばっちりを食らったカードの1枚である。
    反面、リモート対戦の活発化によって、「アンタッチャブルを得られるような気象状況では大会が開催されない」という最大の弱点を克服した。大会レギュレーションにも左右されるが、これまで以上の活躍も期待できる。

関連カード

フレーバーテキスト

  • DMX-22
    鋼の如き外皮を持ち、風を纏いし古龍。空を翔るように飛ぶことから風翔龍とも呼ばれている。

収録セット

参考