ササゲール
腐勇 ドルマーク-2 P 闇/火文明 (3) |
クリーチャー ゴースト/ヒューマノイド/ディスタス 2000 |
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない) |
スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する) |
ササゲール2(ディスペクターを召喚する時、コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このクリーチャーを破壊する。そのディスペクターのコストは0以下にはならない) |
王来篇で登場したキーワード能力。
ディスタスが持つ能力。自壊と引き換えにディスペクターのコスト軽減を行う。
ここで、自壊は軽減の必要条件ではなく、使用した結果発動するデメリットだということ。例えば《星魂接続 パーフェクト・ワールド》で耐性持ちにこの能力を使わせたら、クリーチャーの頭数を減らさずにコスト軽減できる。
cipやpigなどで役に立つ小型・中型クリーチャーを立てつつ、用済みとなったササゲール持ちを砕けば大型ディスペクターの早期召喚を可能にする。
墓地にササゲールを使ったクリーチャーが残るのもポイントで、《滅将連結 パギャラダイダ》などの墓地利用とも組み合わせられる。
- 「自分のディスペクター」とは書かれていないが、相手のディスペクターを対象にすることはできない。
略歴
DMRP-17からDMRP-18期の環境ではほぼ活躍は無かった。
クリーチャーの常在型能力で発動するコスト軽減の常として除去に弱く、ササゲール持ちも《電脳 ハルカス-1》《黙示 ゲンシャコ-1》など淡白な性能なものばかりであった。
また、ササゲールを使うとディスタスが破壊されるため、ディスペクターを出してもクリーチャーの頭数が増えない、この時期のササゲール1体では優秀なコスト8以上の超大型ディスペクターにはマナカーブ的にスムーズに続けにくいという問題もあった。
1ターン放置していてもすぐには脅威にはならないこと、すぐに除去されてしまった場合のディスアドバンテージが大きく、デッキにスロットを割く価値が低いことが問題点といえる。
例外的に環境シーンでも活躍していたササゲール持ちクリーチャーは、《霊峰 メテオザ-1》などがあるが、単体性能を買われてのことでもっぱらディスペクターが入らないデッキが活躍の場であった。
サポートされる側のディスペクターは、【5色コントロール】の強力なマナブースト手段、ないしは《ナウ・オア・ネバー》《襲来、鬼札王国!》《ヘブンズ・ゲート》などのコスト踏み倒しを用いて出すことが主流だった。
とはいえ、当時でも《魂晶 リゲル-2》や《霊騎 フィーク-2》など「何かしら優秀なアドバンテージを稼いで、その後ササゲールに転化する」方向性はササゲールを運用する上で重要であるという認識はあった。
DMSD-19、DMRP-19期では、《妖精 アジサイ-2》《電磁 アクアン-2》《霊宝 ヒャクメ-4》といったササゲール抜きでも1:X交換ができるものの登場により、一気に環境にも姿を見せた。
それぞれが単発利用でも、リアニメイトなどを使った再利用でも高いバリューを生み出す。
また、ディスペクター側にも《禁断竜王 Vol-Val-8》というササゲールによる破壊と非常に相性の良いカードが登場した点も大きい。
これに伴い《ディスタス・ゲート》の採用率が伸び、その影響を受けて以前に登場したササゲール持ちの一部(《猛菌 キューティ-2》など)も再評価された。
【5色コントロール】をはじめとして、ササゲールを主軸に置いた【4色ディスペクター】、【0色(ジョー星)ディスペクター】など様々なデッキタイプが考案されている。
この時期になると「除去されたら計画が狂うので弱い」というコスト軽減の弱点は、「除去されてもすでに及第点の仕事は終えており、除去されなかったら自分の動きが大きく強化できる」ということで相殺されている。
「ササゲール」に関連する能力を持つカード
参考
公式Q&A
Q.「ササゲール」とは、どういう能力ですか?
A.種族にディスペクターを持つクリーチャーを召喚する時に、それを持つクリーチャーを破壊することでコストを指定数減らす能力です。ディスペクターが実際にバトルゾーンに出る前に「ササゲール」持ちクリーチャーは破壊されます。
引用元
Q.自分の《滅将連結 パギャラダイダ》を召喚する時、《黙示 ゲンシャコ-1》の「ササゲール」で自身を破壊しました。《滅将連結 パギャラダイダ》の「出た時」の能力で、この破壊した《黙示 ゲンシャコ-1》を墓地からバトルゾーンに出せますか?
A.はい、出せます。《滅将連結 パギャラダイダ》がバトルゾーンに出るタイミングでは、《黙示 ゲンシャコ-1》はすでに墓地にあります。
引用元
Q.「ササゲール」を持つクリーチャーが3体いる場合、自分のディスペクターを召喚する時のコストをまとめて下げられますか?
A.はい、下げられます。例えば「ササゲール1」を持つクリーチャーが3体いる状況で「ディスペクター」を召喚する場合、その3体を破壊することによってコストを3少なくできます。
引用元
Q.ディスペクターを召喚する時に「ササゲール」を余分に使うことはできますか?
例えば、コスト6の《炎機混成 ボルスレン・バスター》を召喚する時、《腐聖 ブラッドウ-2》を4体破壊して、「ササゲール」でコストを8少なくすることはできますか?
A.はい、できます。その場合でも「ササゲール」の注釈にあるように、コストは0以下になりません。
引用元
Q.種族にディスペクターを持つ、相手のクリーチャーを召喚する時も、自分の「ササゲール」を持つクリーチャーの能力を使えますか?
A.いいえ、使えません。「ササゲール」は自分のディスペクターを召喚する時にのみ使えます。
引用元
Q.自分の《天光の精霊ミハイル》と《機勇 スタバ-2》がバトルゾーンにいる状況で、自分は《仙祖電融 テラスネスク》を召喚する時、《機勇 スタバ-2》の「ササゲール」でコストを2少なくしました。《天光の精霊ミハイル》の置換効果で《機勇 スタバ-2》はバトルゾーンに残りましたが、この場合でも《仙祖電融 テラスネスク》は「スピードアタッカー」と「マッハファイター」を得ますか?
A.はい、この場合でも《仙祖電融 テラスネスク》は「スピードアタッカー」と「マッハファイター」を得ます。結果的に《機勇 スタバ-2》が破壊されなくても、「ササゲール」能力を使っていないことにはなりません。
引用元(2021.9.24)
Q.《パトファール-P4/サイレント・サイレン》の「出た時」の能力で《タンクリオ-L8》を選びました。
このターン中、メカである《シェケダン・ドメチアーレ》を召喚する時、離れなくなっている《タンクリオ-L8》の能力を使ってコストを2少なくできますか?
類似能力:「ササゲール」
A.はい、できます。《タンクリオ-L8》の能力は、このクリーチャーが離れなくなっている時にも使えます。
ただし、「離れない」効果の影響を受けていても、一度の召喚で《タンクリオ-L8》1体につき1回しか能力は使えません。
引用元(2023.12.15)