王来篇
PREV:十王篇
NEXT:王来MAX
デュエル・マスターズ20番目のシリーズ。
特殊な読みはせず、そのまま「おうらいへん」と読む。過去のジョー編のエキスパンションシリーズ名と同様に『編』ではなく『篇』なので表記には注意。
ブロックマークは「王来」 (『王』の部分が王冠のようになっている)。
20周年を記念してデュエマ20年の歴史を扱っているのが特徴。
このセットに当てはまる通常のエキスパンションは
背景ストーリーは十王篇と地続き。このシリーズでは英雄の力を受け継いで歴史を守ろうとするレクスターズと、英雄同士を合体させて歴史を破壊しようとするディスペクターの戦いを主軸に物語が進んでいく。
- このシリーズから「バトルゾーン」という単語が能力テキストから大幅に省かれるようになった。
- 固有名詞で使われる能力が太字で表記されるようになった。
- 昨年は新型コロナウィルスとデフレの影響で伸び悩んだ事から、今回は
- 環境を支配する程では無いが環境で十分活躍できるような強力なカードを積極的に作る
- 20thSPレアなどで往年の人気カードを再録する
- レクスターズやディスペクターなどで過去のクリーチャーを出しファンサービスを行う
- 特別仕様のカードでプレミア性をアピールする
などの購買意欲を煽る戦略が取られている。
- 各個エキスパンションのタイトルは勝舞編のような字面と読みになっており、古参プレイヤーを意識的に狙っていることが窺える。
- シリーズ名の由来は「王」が過去未来を行き来(往来)し過去の時代の伝説の王を呼ぶ(スター進化)ことから。また「all right」とも掛かっていると思われる。
- 革命編以降各キャラに主人公や大ボス以外のキャラが使用した最高レアリティの切り札が収録されている事が続いていたが、十王篇での反省か今作はE3以前のように主人公(ジョー)と大ボス(ジェンドル)の使用切り札がメインに戻りそれ以外はボルツとハイドのみであった。
- 強力なカードの多数登場やファンサービス、社会全体が新型コロナウイルスの厄災から復興しつつある事で20周年に相応しい大盛況となり、タカラトミーの決算報告でも好調な事が表記されている。その反面新型コロナの再拡大により落ち着いた10月頃まで前年の十王篇同様に大会が開けず、デュエマ全体への関心が高まった事に加えコロナ禍の事情も重なり一部の汎用高レアリティカードが大暴騰するなど過去類を見ない程資産ゲーが進行し、必ずしも良い結果ばかりではなかった。
- カードの高騰についてはデュエチューブ出演者も暗に言及しており、来年度からは改善を目指す声明を出した。実際にDMBD-19、DMBD-20ではそれぞれ特に高騰していたカードが当時の価格と比べるとかなり安く再録されている。
- 商品ページにて店頭ポスターのきれいな画像が表示されるようになった。
地元にカードショップのないプレイヤーも、ポスターのデザインをチェックできる。
このシリーズに発売された商品
※= ブロックマークなし
参考