《クローン・バイス》
すべての墓地にある《クローン・バイス》の枚数+1枚ハンデスできる。 手っ取り早く複数のカードを捨てさせたければ、2ターン目に《ダンディ・ナスオ》でこのカードを落とせば、3マナで《スケルトン・バイス》を唱えたも同然となる。 3ターン目と4ターン目にこれを唱えて相手の手札を合計3枚落としたり、6ターン目に2発撃ったりとコンボを考えず普通に使っても強力であり、様々なコントロールで採用されてきた実績を持つ。 ルール
他のカード・デッキとの相性
環境において登場当初は《スケルトン・バイス》という強力なライバルがいたためにそれほど注目されなかったが、《スケルトン・バイス》が殿堂入りした後から、主にコントロールで広く使われるようになる。 【白青黒赤ライブラリアウト】など、緑の入らない【除去コントロール】においてはそのほとんどで3~4枚投入された。長期戦での強さもさることながら、相手が《クローン・バイス》を先打ちした場合こちらの《クローン・バイス》がいきなり2ハンデスになり、《クローン・バイス》で《クローン・バイス》を落とされていた場合は3ハンデスになるという、相手の《クローン・バイス》へのメタカードとしての側面も持っていた点も大きい。3ターン目にこれだけの手札が落ちると巻き返すのは厳しく、ミラーマッチにおいては疑似的なマッドネスとして機能していた。 【除去サファイア】では《エマージェンシー・タイフーン》で墓地に落とすカードをこれにすると3ターン目に2ハンデスが可能だった。一方で、やはり返しに《クローン・バイス》を打たれると大きな被害を被るため互いに《クローン・バイス》を手札に溜め込みやすく、ゲームの硬直化を招いていたのが問題となっていた。当時はこのカードや《インフェルノ・ゲート》を根こそぎ落とすため、《巡霊者キャバルト》が採用されることも多かった。 極神編環境に進出した【ボルメテウスコントロール】は当時としても1枚積みが20種類近くある構築が普通であったが、ハンデス性能が優秀という事で4枚積みされることがザラであった。 状況次第では《スケルトン・バイス》を上回る事すらあるうえ、あらゆる【除去コントロール】系デッキに採用され、《クローン・バイス》対策に《クローン・バイス》を採用したデッキも多くなった流れなどもあって、2007年11月15日に殿堂入り。 極端に弱体化してしまったとはいえ、上記の《スケルトン・バイス》や後の《ソウル・アドバンテージ》同様、マナコスト的に少しでも強力な設定をなされたハンデスは、環境を縛るカードパワーを発揮しうる一例と言えるだろう。 その他
デュエル・マスターズ プレイスでは
DMPP-05で実装。コストが3から4になり、自分の墓地だけ参照されるようになり、ランダムハンデスからセルフハンデスへと大幅な弱体化を受けた。 TCG版で殿堂入りしているカードであるため当然の調整であり、強力なハンデスの収録には慎重になっていることが窺える。クローンサイクル共通の変更点として相手の墓地を参照しなくなったため、《クローン・バイス》対策の《クローン・バイス》という構築も不可能になっている。 セルフハンデスになったことで1コスト上の《デモニック・バイス》と競合するようになった。初撃の威力は《デモニック・バイス》のほうが強烈なので、1回目の《クローン・バイス》の威力の低さを後の展開で補う必要がある。 また、クローンの性質上有効に活用するにはデッキスロットを大きくこのカードに使わなければならない。相手の墓地にある《クローン・バイス》の利用はできないため、手札交換や墓地肥やしなどで事前に自分の墓地に貯めておき、初撃から数枚の手札を奪えるような構築にしておく必要があるだろう。
サイクルDM-12とDMPP-05のクローンカードサイクル。
フレーバーテキスト収録セットデュエル・マスターズデュエル・マスターズ プレイス参考タグ:
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