《ソウル・アドバンテージ》
凶悪なハンデス効果を持つ呪文で、ハンデスできる枚数は自分のシールド枚数を参照する。一見不安定そうだが、初期状態では5枚ものハンデスができるため、コントロール相手の中盤では実質的に6コストの《ロスト・ソウル》となっていた。 捨てさせる枚数だけでなく撃てる速さも重要なハンデスカードにおいて、《ロスト・ソウル》よりも単純に1マナ軽いということ以上に、1ターン早く撃てること自体が何よりの強み。 反面ビートダウン系デッキ(特に速攻)に対しては、序盤にシールドが少なくなっていくため微妙なスペックのカードに成り下がる。 むしろ相手の大量ドローやコンボにより、ハンドアドバンテージ差をつけられすぎた劣勢の局面を挽回しにくいというのが、《ロスト・ソウル》に対して最も劣っている部分だと言える。 総じて安定感は《ロスト・ソウル》に劣るが、シールドが4枚以上の状態でぶち込めれば即ゲームの帰趨を左右するほど強力なカードであることは間違いない。 当然シールド追加を行うカードと相性が良い。特にシールド追加とハンデスを行う《腐敗聖者ベガ》はマナカーブ的にも綺麗に繋がるうえ、両方の効果でハンデス枚数を底上げできるので非常に好相性。 環境において戦国編のトップメタのフィニッシャーは《聖鎧亜キング・アルカディアス》、《龍神ヘヴィ》/《龍神メタル》、《超絶神ゼン》/《究極神アク》、《英知と追撃の宝剣》、《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》、《邪眼皇ロマノフI世》など7コストに集中しており、それら出されるよりも先にオールハンデスを叩き込んでしまう《ソウル・アドバンテージ》は非常に凶悪な性能を誇っていた。 《フェアリー・ライフ》と《青銅の鎧》が初動として4積されている黒緑を含んだデッキならば、ある程度安定して4ターン目に打つことが可能であり、決まればそのままゲームエンドであった。 早期オールハンデスで容易に勝利できてしまうのは脅威であり、トップメタ以外のデッキでも積極的に積載され、ファンデッキであっても決まればデッキパワーをひっくり返してしまう程のスペックを持っていた。 ギャラクシーマスターリーグ2008のオープンクラスでは優勝した【ギャラクシーコントロール】に1枚、【ヘヴィ・メタル】に2枚、レギュラークラス準優勝の【ギャラクシーコントロール】に2枚投入される実績を残した。 2009年4月15日殿堂入りとなる。その後はコントロール同士の戦いにおいて「先に引いて撃ったもの勝ち」な運ゲー感の強いカードとなっていたが、2009年12月19日についにプレミアム殿堂入りが決定。登場から546日でのプレミアム殿堂は規制当時2位のスピード記録であった(2020年7月1日の殿堂時点では6位)。 その他
デュエル・マスターズ プレイスでは
DMPP-10で実装。通常の効果がデュエプレ版《解体人形ジェニー》のcipと同じ形式のハンデスに変更され、TCG版の効果であったシールド枚数依存のハンデスは墓地から唱えた時限定となった。 普通に唱えると《解体人形ジェニー》より2コスト重くクリーチャーも残らないとどう考えても割に合わないため、《邪眼皇ロマノフI世》等墓地から呪文を唱えられるカードとセットで使うことを前提に採用することになる。 山札にあるうちは《ロマノフI世》のcipで容易に墓地に落とすことができる。 DMPP-22では、アタックトリガーのリスクとは無縁のcipで墓地から呪文を唱えられる《龍素記号Sr スペルサイクリカ》が登場した。 関連カードフレーバーテキスト収録セットデュエル・マスターズ
デュエル・マスターズ プレイス参考タグ:
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