《ジャストアイデア・ステートメント》
ジャストアイデア・ステートメント R 水文明 (6) |
呪文:チームウェイブ |
相手の手札を見る。その中から、クリーチャーを1体選んでもよい。そうしたら、相手はそれをバトルゾーンに出し、自分はカードを5枚引く。そのクリーチャーがバトルゾーンに出ることによって起こる効果はすべて無視する。 |
DMRP-14で登場した水のチームウェイブ呪文。
相手の手札をピーピングし、その中のクリーチャー1体をコスト踏み倒しさせることができる。
コスト踏み倒しさせる場合、バトルゾーンに出ることによって起こる効果は無視され(《轟破天九十九語》と同様)、自分は5ドローできる。
コスト踏み倒しさせない場合は何も起こらない。
要するに、相手がフィールドアドバンテージを得ることを代償に5ドローすることができる呪文である。
相手がcipを利用しようとしていたクリーチャーを引きずり出して強制的に腐らせたり、アンタップキラーの的にしたり、今使うと困るようなメリット能力を持つクリーチャーを出させて計算を狂わせたりなど、場合によってはメリット、もしくはハンデスとして機能することもあるだろう。
あるいは進化元のいない進化クリーチャーを選べば相手だけ効果が不発になる。
これらの効果があった上で自分は5ドローできるため、うまくハマったときのパフォーマンスは上々。
また、出したクリーチャーを処理できるなら擬似的なピーピングハンデス+5ドローとなる。
出したクリーチャーを処理する方法としては、《無修羅デジルムカデ》などでタップインさせるなどがある。
しかし、それができるかどうかはこのカードでピーピングするまで分からない。
相手の手札に強力クリーチャーしかいない、あるいはクリーチャーを1体も握っておらず不発というケースがありうる不安定さもある。
コスト踏み倒しを使わなければ1枚の手札と6マナを完全に損することになる。
相手の手札がなければ、使っても不発になることは事前に分かるが、腐ってしまうことに変わりはない。特に6マナ貯まる頃には相手が手札を使い切っている可能性も高く、そうでなくとも相手の手札が少なければそれだけ選択肢は狭まる。
相手のカードを利用するという点では、文明は全く異なるものの《父なる大地》に使い勝手で劣る。
また手札1枚を無効化するなら、同じ文明の《パクリオ》のほうがより確実性が高い。
ドロー呪文としても、同コストの《クアトロ・ブレイン》から手札+1、フィールドアドバンテージ-1と考えると、不発になる可能性がある点が割に合わない。
総じてクリーチャーを主体とした環境なら活躍できるカードと言えるか。
- ジャストアイデアは「思い付き」、ステートメントは「宣言する・発声する」といった意味。フレーバーテキストの内容は「良いこと思いついた!」といったところ。
関連カード
収録セット
参考
公式Q&A
Q.《ジャストアイデア・ステートメント》を唱えて相手の手札を見たら、その中にクリーチャーのカードがありませんでした。この場合でも自分はカードを5枚引けますか?
A.いいえ、引けません。相手の手札からクリーチャーを1体選べなかった場合、「そうしたら」の後に書かれた能力も使うことができません。
引用元(2020.6.26)