《
|
黒目龍竜 SR 闇文明 (10) |
クリーチャー:ブラック・コマンド・ドラゴン/スペシャルズ 13000 |
無月の門:自分の魔導具をバトルゾーンに出した時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から2体ずつ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。 |
T・ブレイカー |
自分のターンのはじめに、闇のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻してもよい。 |
自分のターンの終わりに、バトルゾーンまたはいずれかのシールドゾーンにある裏向きのカードを1枚選び、見てもよい。 |
DMEX-03で登場した闇のブラック・コマンド・ドラゴン/スペシャルズ。
無月の門、ターン開始時のサルベージ、ターン終了時のピーピングを持つ。
無月の門で出せる初のT・ブレイカーであり、コマンドも有するので封印にも強い。
目玉となるのが自分のターンの開始時における闇のカードのサルベージである。墓地回収が得意な闇にとっては珍しく、あらゆるカードを回収ができる。墓地肥やしで誤って送ってしまったカードも回収することができ、特に呪文を回収していくことで粘り強く戦うことができる。凄まじいカードパワーを持つツインパクトカードが出回っていることも相まって、墓地のカードを分け隔てなく回収できるのは非常に心強い。
ピーピング能力はオマケに近いが、意外と便利。ブレイクする相手のシールドをあらかじめ確認したり、どのカードがシールドに埋まっているのかも知ることができる。魔導具には《堕呪 ウキドゥ》があるので狙って墓地送りにする事も出来なくもない。
また、バトルゾーンの裏向きのカード、すなわち封印も確認することができるため、あらかじめ封印として墓地に送られるカードを確認した上で計画を立てることができる。
仮に墓地に送られても無月の門でバトルゾーンに戻ってくるため、相手からすれば厄介でしかない。
ただし、他の無月の門にはない打点とサルベージを持つ一方で、相手に対する直接的な除去能力やロック能力がないのが欠点。
また、コマンド・ドラゴンはサポートが豊富なものの、無月の門の戦略とほとんど合致しない点も気になる。その上、このクリーチャー自身はマフィ・ギャングやドルスザクを持ち合わせていないため、デッキによっては全く噛み合わないこともある。
このカードをメインとするデッキを作るなら魔導具の枚数をある程度抑えておこう。比率を例えるなら魔導具関連を20枚前後、残りをツインパクトなどカードパワーが高いものにすると、サルベージを得意とするこのクリーチャーの真価が出てくる。