ヨビニオン

DM24-BD2で登場したキーワード能力

八卦ヨーイ UC 無色[ジョーカーズ] (4)
クリーチャー:ジョーカーズ 5000
ヨビニオン(このクリーチャーが召喚によって出た時、自分の山札の上から、これよりコストが小さいクリーチャーが出るまで表向きにしてもよい。そのクリーチャーを出す。残りをシャッフルし、山札の下に置く)

連鎖」能力をアレンジしたようなキーワード能力。踏み倒しは山札に踏み倒し先が0枚ではない限り必ず出す試みは成功するが、出したクリーチャーは召喚ではないためヨビニオンが連鎖することはない。

  • メインデッキの採用カードを工夫することで、《ヒラメキ・プログラム》と同じく特定クリーチャーのリクルートとして使える。
    • ただし対象を絞りすぎると全て引ききったり盾落ちすることによる不発の可能性が増し、更にその場合山札全てを相手に公開することになるため情報アドバンテージの面で大損となる点には要注意。幸いにして効果の発動は任意であるため、場合によってはあえて発動しないのも手である。
  • 山札の状態によっては大量のカードを公開する可能性があるが、そうした枚数に関係なく「表向きにしたカードだけを」シャッフルして、山札の一番下に戻す。《歓喜の歌》の考え方に近く、《禁断英雄 モモキングダムX》のように山札全体をシャッフルするルールミスをしないよう注意。

元ネタについて

  • モチーフはMagic:The Gatheringの「続唱」と明かされている
    続唱(あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上のカードを、コストがより低い土地でないカードが追放されるまで追放する。あなたはそれをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。追放されたカードをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。)
    そちら「続唱」はカード指定で発生源自身未満のコストに追加プレイを可能にするものであり、「召喚によって」やそれに似た制約がなく続唱持ちを連鎖させることも可能。トーナメントシーンで大暴れし、2024年現在においても本流セットに再録されたことのない凶悪能力である。
    • MTGではマナ・コストを持たず普段通り唱えることが不適となる反面、テキスト内の代替コストで自身を唱えることを可能にするカードがある。続唱を経由することで代替コストをすっ飛ばして直接唱えるコンボが利用可能である[1]
    • 旧ルールでは、デュエマにおける《ブレイン珊瑚の仙樹》ツインパクトと似たようなルールにより、軽いコストの側を参照してカードの無償使用権を獲得した後、重い方のコストの側として使えた。それを悪用したデッキが環境に大きな影響を与えたため、ルールの改定で後にできなくなった。
  • 名前の由来は「従者」や「下僕」を意味する「ミニオン/minion」+「呼ぶ」か。

参考


[1] マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイトにも意外な組み合わせというニュアンスな「裏技」として明記されている。『サイ続唱:裏技大集結(モダン)