グランセクト

DMRP-01で登場した自然種族
同時期に登場した他種族同様、種族内で明確な階級社会が構成されており、それぞれの階級は別種族とも思えるほどに容姿や命名ルールにおいて分断されている。
多種族冠詞は「大地」。

名前の由来は「グランド(大地)」+「インセクト(昆虫)」、あるいは「セクト(派閥)」だろう。

「昆虫戦士」

昆虫を擬人化したかのような容姿を持つ。
命名ルールは昆虫の名前をもじったもの。スーパーレアには名前の前半部分に「ハイパー」や「グレート」などの単語が付き、ヒロイックな見た目になる。

彼らの上にはガイアハザードと呼ばれる4人の昆虫戦士が存在し、グランセクト種族の最高戦力あるいは指導者として君臨しているようである。
 

ボントボ UC 自然文明 (4)
クリーチャー:グランセクト 3000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。それがパワー12000以上のクリーチャーなら、自分の山札の上からもう1枚、マナゾーンに置く。
ハイパー・マスティン SR 自然文明 (10)
NEOクリーチャー:グランセクト 15000
NEO進化:自分の自然のクリーチャー1体の上に置いてもよい
T・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚を見る。その中から、パワー12000以上の進化ではないクリーチャーを好きな数選び、バトルゾーンに出す。その後、残りを手札に加える。
相手のパワー3000以下のクリーチャーは攻撃できない。

「野菜兵器」

「昆虫戦士」が育てた野菜が何故か生物兵器として利用できると判明した結果生じた存在。
攻撃した相手を同じく生物兵器へと変質させる特性を持ち、《始原塊 ジュダイナ》を彷彿とさせる。

命名ルールは野菜の名前と兵器(主に戦車)の名前をもじって合わせたもの。レアリティの高いものは「パンツァー」、低いものは「タンク」になる。
パンツァー(panzer)もタンク(tank)もどちらも「戦車」の意で、前者はドイツ語、後者は英語である。
なお、これを真似て造られたのがビートジョッキーの「戦車」である。
 

パンプパンプ・パンツァー SR 自然文明 (7)
クリーチャー:グランセクト 12000
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、それ以下のコストを持つクリーチャーをすべて、持ち主のマナゾーンに置く。

「動物兵器」

「野菜兵器」の攻撃を受けた事によって変化してしまった動物(つまるところ犠牲者の成れの果て)である。

命名ルールは「植物+動物名」でさらにひらがな表記になっている。幼稚なわけではない。こいつはクマった。
 

くまくまわり UC 自然文明 (6)
クリーチャー:グランセクト 12000
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、それがクリーチャーでなければ、このクリーチャーをマナゾーンに置く。

「植物兵士」

全身が野菜の戦士。一頭身か巨人の姿をしたものが多い。
初期から存在している隠れた4番目の階級。同期の他の種族がみな3階級であることに加え、この階級自体がフレーバーテキストなどで言及されることが極めて少ないため、その存在に気づきにくい。
階級名は開発主任KのTwitterから(参考)。DMRP-08《かぼちゃうちゃうちゃうんちゃう?》フレーバーテキストで初めて階級名が出たが、そちらでは「野菜戦士」となっている。

命名ルールはカタカナで野菜の名前をもじったもの。
《一番隊 ルグンドド》もこの階級である。
 

ドドンブブ C 自然文明 (3)
クリーチャー:グランセクト 3000
セイバー:パワー12000以上(自分のパワー12000以上のクリーチャーが破壊される時、このクリーチャーをかわりに破壊してもよい)

「謎の生命体」

DMBD-08で登場。
バラギアラの周りから生まれ出た生命体。漫画では「原始クリーチャー」と呼ばれていた。
アメーバ状の体が特徴。
命名ルールはカタカナで魂や精霊などに関する言葉をもじったもの。

エンレメン R 自然文明 (4)
クリーチャー:グランセクト 4000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
自分のマナゾーンにあるツインパクトカードを、すべての文明のカードとして扱う。

デリートロン

DMRP-09から登場するグランセクト。詳細はこちら
GRクリーチャーは植物型ICチップ状の姿。
オレガ・オーラは動物や植物をデータ化させたような姿をしている。

パキラキII C 自然文明 (3)
GRクリーチャー:グランセクト/デリートロン 2000
マナドライブ3(自然):このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分のマナゾーンのカードが3枚以上で自然文明があれば、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
(ゲーム開始時、GRクリーチャーは山札には含めず、自分の超GRに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、超GRの一番下に戻す)
ΚΔΖ ガッパゼオ VR 自然文明 (6)
オレガ・オーラ:グランセクト/デリートロン +6000
これを付けたクリーチャーに「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
これを付けたクリーチャーがバトルに勝った時、それに付いているオーラ1枚につき1回、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
オレガ・オーラ:これを自分のGRクリーチャー1体に付けるか、1体GR召喚してそれに付ける。そのクリーチャーがバトルゾーンを離れたら、これも同じゾーンに行き、その後、そのGRクリーチャーは自分の超GRの一番下に戻る。

「ライマー」(不死樹王国)

大長老率いる不死樹王国に所属するグランセクト。詳細はこちら
レインボーの力を与えられたことで、/自然多色や、単色のクリーチャーも登場している。

スライム状の生命体であり、周囲を溶かす性質と、進路に痕跡を残す性質を持つ。
不死樹王国でライマーではないグランセクトは《樹蟲トレオーム》《大地妖魔ブラッドラサス》のみ。
命名ルールは、「ライマー・〇〇」となる。

ライマー・イモックル  自然文明 (6)
クリーチャー:グランセクト/不死樹王国 7000
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
<フシギバース>[自然(6)](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[自然(6)]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[自然(1)]より少なくならない)

レクスターズ

王来篇では十王篇までと打って変わって新規クリーチャーに恵まれなかったが、DMRP-19においてレクスターズを持つものが登場した。
この点は王来篇まで不遇であったムートピアとは対照的である。
他のレクスターズと同じく、過去のクリーチャーの力を自身に憑依させて戦う。
命名ルールは既存のグランセクトの階級に沿ったものとなっているが、進化クリーチャーはレクスターズの命名ルールに沿っている。
また、登場時期の関係か進化クリーチャーは侵略を持っているものが多い。

スターダム・オウ禍武斗 VR 自然文明 (4)
クリーチャー:グランセクト/レクスターズ 5000
マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
このクリーチャーが出た時、自分の山札から1枚目をマナゾーンに置く。それがレクスターズなら、手札に加えてもよい。
シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、次の自分のターンのはじめまで、相手クリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。
オウ禍武斗 <サンマ.Star> SR 自然文明 (6)
スター進化クリーチャー:グランセクト/ゲリラ・コマンド/レクスターズ 1000+
スター進化:レクスターズまたは自然のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
侵略:自然のコスト4以上のレクスターズ(自分の自然のコスト4以上のレクスターズが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚をマナゾーンに置いてもよい。
このクリーチャーのパワーを、自分のマナゾーンにあるカード1枚につき+1000する。

また、命名ルールから外れたガイアハザード達それぞれの派閥のクリーチャー達もいる。
彼らの上には前述のガイアハザード、そしてさらにその上には自然文明に代々伝わる王家の「綺麗な女王様」と「可愛らしいお姫様」がいるとされる。

実際のカードでは、「パワー12000以上」という指定を筆頭としてパワーを参照するものが多い。それに合わせ、デメリット持ちで12000に届くか、パンプアップで12000以上になるようなクリーチャーも存在する。

一度に2以上のマナブーストコスト軽減コスト踏み倒しなどを持ったカードも存在し、ゲーム終盤になれば12000級のクリーチャーをドカドカ展開して相手を押しつぶすことができる。自然文明の基本的な戦略の一つである「大型クリーチャーによる力押し」を体現するような種族といえる。

  • 同時期の自然呪文のほとんどもカタカナ名。
  • 上記に示した通り、同時期に登場した新種族と比べ種族を明示的に参照するサポートは少なく、パワー12000以上をターゲットとしたサポートを実質的な種族サポートとしている。インフレに伴ってパワー12000以上の新規が登場すればそれらとの相乗効果での強化も望めるため、長い目で見れば将来性は一番高い種族といえる。
  • 双極篇からはパワーが12000以下のクリーチャー達が多く収録されている。ガイアハザードのマスターカード達も《オウ禍武斗》を除いて全て12000以下のクリーチャーである。

グランセクトに関連する効果を持つカード

参考

グランセクト(種族カテゴリ)

グランセクト・ハザードの登場で種族カテゴリとなった。

グランセクトとある種族

参考