状態定義効果

停滞の影タイム・トリッパー R 闇文明 (3)
クリーチャー:ゴースト 1000
相手はカードをマナゾーンに置く時、タップして置く。

以下総合ゲームルールより引用

110.4f 状態定義効果は、カードがゾーンに置かれる際、その状態を変更させます。これらは置換効果同様に効果に割り込んで処理をしますが、置換効果として扱わず、複数の効果が同時に存在する場合、それらすべてが適用されます。置換効果によってカードが実際にそのゾーンに置かれない場合、状態定義効果は何もしません。

例:永遠のリュウセイ・カイザー、緊縛の影バインド・シャドウ、「超感覚の聖狗」、不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー

803.1. ゴッドとは、他の特定のゴッドとリンク可能なクリーチャーのことです。

803.1a ゴッドはバトルゾーンに出るに際してリンクします。バトルゾーンに出てからリンクするのではなく、リンクした状態でバトルゾーンに出ます。これは状態定義効果です。

要するに、「○○する際に××もしなさい」という効果が、状態定義効果である。

状態定義効果は置換効果ではない。置換効果は「○○しようとしたなら、それをするかわりに××になる」という効果であり、「○○」をしたことにはならない。
状態定義効果は、「○○」を実行した上で何らかの別のイベントが発生しているものであり、全く別物である。

  • ただし、状態定義効果も置換効果も、実際に「○○」が起ころうとしないと効果を生成しない。
    • 出せない」状態にあるクリーチャーが持つ「出る時」は発動しない、「破壊される時、かわりに~」がマナ送りバウンスで発動しないということ。

状態定義効果のある能力

ルール

  • 置換効果同様、他の効果の解決中でも割り込ませなければならない。

その他

  • 2021年3月16日の総合ルール改定で新たに生まれた用語だが、このルール改定によって既存の能力の挙動は変化しない
    あくまで、既にある継続的効果を分類するための用語である。
  • シールド進化手札進化墓地進化デッキ進化マナ進化系統の「重ねつつ出す」処理は、クリーチャーを出す際に割り込んで行われるが、この場合は置換効果によって一番上のクリーチャーが実際にバトルゾーンに置かれない場合でも、下に置かれるはずだったカードが一緒に別のゾーンに置かれる。

参考


公式Q&A

Q.自分の闇のクリーチャーとタマシードがバトルゾーンに1つもない状況です。
《深淵の支配者 ジャシン》をバトルゾーンに出す際、相手の《龍世界 ドラゴ大王》の「ドラゴンではないクリーチャーが出る時」の置換効果や《アルカディアス・モモキング》の「各ターン、はじめて出る相手のクリーチャーは、タップして出る。」は適用されますか?
A.はい、適用されます。《深淵の支配者 ジャシン》はバトルゾーン以外ではタマシードでありクリーチャーですので、バトルゾーンに闇のクリーチャーや闇のタマシードがない状況でも、クリーチャーを出すことを置換する効果や、クリーチャーに対する状態定義効果が適用されます。
引用元(2022.9.9)

Q.バトルゾーンに自分の《弩闘!桃天守閣》があり、相手の《龍世界 ドラゴ大王》がいる状況です。自分が《眠りの森のメイ様》をバトルゾーンに出す時、どちらの置換効果が適用されますか?
A.《龍世界 ドラゴ大王》の置換効果が先に適用されます。《眠りの森のメイ様》の「タップしてバトルゾーンに出る」は状態定義効果です。状態定義効果は置換効果によってカードが実際にそのゾーンに置かれない場合は何もしません。そのため、《龍世界 ドラゴ大王》の置換効果がまず適用され、その結果《眠りの森のメイ様》がバトルゾーンに出るかわりに墓地に置かれ、《弩闘!桃天守閣》の置換効果を適用するタイミングはありません。
引用元(2021.2.19)


[1] TCG版のみ。デュエプレではリンクさせるクリーチャーをバトルゾーンに出し、その後、そのクリーチャーとリンクさせる起動型能力となっている。そのため、タップイン常在型能力によるパワー低下が働いているとTCG版とは異なる状態になることがある。
[2] 実質継続的効果と同義
[3] 何らかの能力によって生成される効果が後から発揮されること