《アルカディアス・モモキング》
アルカディアス・モモキング KGM 光/火文明[ジョーカーズ] (6) |
スター進化クリーチャー:ジョーカーズ・ドラゴン/エンジェル・コマンド/レクスターズ 12500 |
スター進化:レクスターズ、光、または火の、クリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる) |
T・ブレイカー |
自分の他のレクスターズすべてのパワーを+2000する。 |
相手は光ではない呪文を唱えられない。 |
各ターン、はじめて出る相手のクリーチャーは、タップして出る。 |
DMRP-18で登場した光/火のジョーカーズ・ドラゴン/エンジェル・コマンド/レクスターズのスター進化クリーチャー。
モモキングと《聖霊王アルカディアス》が融合したキングマスターカード。
アルカディアス特有の光以外を対象とする呪文ロック能力を持つが、なんと《聖霊王アルカディアス》と違って相手に限定され、ブレイク枚数もしっかりT・ブレイカーに昇華されている。
その呪文ロックに加え、各ターンに1回だけとはいえ相手のクリーチャーをタップインさせる能力を持つため、クリーチャーと呪文両方を使いにくくすることが可能。S・トリガーでブロッカーのクリーチャーが出てきても一体タップされるためダイレクトアタックまで持っていきやすい。
しかも、種族もコマンドとドラゴンの両方を持っている点も見逃せない。
モモキングと融合したため光/火の多色獣となっているが、そのおかげで火のクリーチャーも進化元に取れる様になった。さらにスター進化獣であるためレクスターズは文明問わず進化元に指定可能と、融合元の《聖霊王アルカディアス》よりも進化元の幅が大きく広がっている。
パンプアップも自身は対象外であるものの、タップインで出てきたクリーチャーの殴り返し補助になるため、地味ながら強力。
コスト6で光/火文明であるため、《爆龍皇 ダイナボルト》とは相性抜群。《聖霊龍王 アルカディアスD》と違い多色比率が増えるものの色の組み合わせが同じであるため負担も少なく、進化元の広さを生かしてW・マジボンバーで踏み倒したクリーチャーから進化出来る上、それを使って既にいるクリーチャーから進化させることも可能。
また当然ながら、《王来英雄 モモキングRX》の踏み倒し効果にも対応している。
環境において
DMEX-16期に【青赤緑ドギラゴン閃】が環境入りを果たすと、その主要パーツとして活躍。
実際の対戦上は打点と呪文ロックを活かして早期にビートダウンする展開も少なくない。相方の1体としては、自身で対応できない光の呪文や盤面に干渉できる《奇天烈 シャッフ》が存在する。
ところがDMEX-17期になると同じ呪文ロックとしてより封殺できる範囲の広い《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》が登場し、必ずしも入れ得とはならなくなった。また、《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》 や《時の法皇 ミラダンテXII》などを採用して勝ち筋を広くした型も浸透し、何が何でも呪文ロックを狙う風潮ではなくなった。オリジナルで【赤黒バクロ法師】や【我我我ブランド】がトップメタの一角となり、呪文ロックの刺さりが悪くなったのも大きい。
それがDMRP-20発売により【JO退化】が成立すると立場は一変。現実的な確率で3ターン目に呪文ロックを仕掛けながらワンショットすることができるようになった。ワンショットまではできない時の中間択としても優秀。
DMBD-19・DMBD-20期の確立初期の【青黒赤緑邪王門】では呪文封じとして使われたが、《百鬼の邪王門》で直接呼び出せないこと、バトルゾーンに出す手段が《王来英雄 モモキングRX》ありきであることから、取り回しの悪さが目立ち、徐々に採用率は落ちていった。
呪文封じとしての役割は、同じく併用前提ではあるものの、併用相手が非常に汎用性の高い《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》で済む《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》に取って代わられる形となった。
2023年1月になるとこれと《キャンベロ <レッゾ.Star>》を武器に【赤白ライオネル.Star】が入賞数を伸ばした。この2つで【青黒赤緑邪王門】に明確に有利になるのが大きい。
DM23-EX1期時点では採用されるデッキは【白青ライオネル.Star】のような重めのタマシードデッキに限られる。
DM23-EX2期以降【ルドルフドルマゲドン】への採用が主。後は【青赤緑モモキングRX】系統にタッチされる場合がある。3ターン目に《王来英雄 モモキングRX》からポンと出れば、【青赤マジック】対面ではその時点でほぼ勝負が決まったようなものである。
このカードの登場以来光を含まないS・トリガー呪文はその評価を落としており、環境に影響を与えていた1枚である。
アニメ・漫画において
その他
- 《モモキング》が《禁時混成王 ドキンダンテXXII》と対峙し、それが行使する奇跡と禁断に対抗すべく《聖霊王アルカディアス》と共鳴して誕生した姿。
DMRP-17で描かれた《ボルシャック・ドラゴン》との共鳴などとは異なり、《アルカディアス》から《モモキング》には特に試練を課すわけでもなく、その精神を評価し即時共鳴が達成されている[3]。また、《アルカディアス》の口調は今までの「伝説のクリーチャー」達のような厳かな物ではなく、白凰に近い物となっている。特に《アルカディアス》は背景ストーリー上の立ち位置などから荘厳なイメージが強かったため、初めて王来篇背景ストーリーで《アルカディアス》が会話した時はプレイヤー間で話題となった。
- 時系列としては《聖魔連結王 ドルファディロム》を討伐後、立ちはだかる《白蒼混成 B・W・M》を始めとするディスペクターを退け《ドキンダンテ》の元に辿り着き、それと交戦中に起きた出来事。
《アルカディアス》の「世界の記憶」に進入する直前にも《ボルシャック・ドラゴン》が語りかけてくる描写があったこと、この後《ボルシャック》と別れた描写もないことから、《モモキング》の魂の中には《ボルシャック》と《アルカディアス》の両者が同居しているものと思われる。
- デュエチューブによれば、レクスターズや《龍魂珠》がアクセスしている「世界の記憶」は、背景ストーリーだけではなくアニメや漫画などのメディアミックス、我々の現実世界でのカードの使われ方もひっくるめたものであるらしく、《アルカディアス》の歴史は使い手の白凰に強く紐づいているために白凰に近い口調になったとのこと。
- 《モモキング》と《アルカディアス》の共鳴をきっかけとして、これまで存在しなかった光のジョーカーズが発生した。ジョーの「楽しい」や「喜び」といった感情が発生源となっている[4]。
- 王来篇に入ってから傷がついていた《モモキング》の左目が、《アルカディアス》の目のように青白く光っている。
関連カード
収録セット
参考
公式Q&A
Q.相手の《聖鎧亜キング・アルカディアスP'S》と《アルカディアス・モモキング》がバトルゾーンにいる状況です。同じターン中に、自分が1体目に《アクア・コテガエシ》を、2体目に《風来の股旅ビワノシン》を出す場合、どうなりますか?
A.1体目に出す《アクア・コテガエシ》は《聖鎧亜キング・アルカディアスP'S》の置換効果によって墓地に置かれます。2体目に出す《風来の股旅ビワノシン》は《アルカディアス・モモキング》の状態定義効果によってタップ状態で出ます。置換効果は状態定義効果の前に適用され、それによってクリーチャーがバトルゾーンに出なかった場合、状態定義効果は何もしません。例の場合、2体目に出す《風来の股旅ビワノシン》が「各ターン、はじめて出る相手のクリーチャー」として、《アルカディアス・モモキング》の能力の影響を受けます。
+
| | (総合ルール 110.4f)
| - 110.4f
- 状態定義効果は、カードがゾーンに置かれる際、その状態を変更させます。これらは置換効果同様に効果に割り込んで処理をしますが、置換効果として扱わず、複数の効果が同時に存在する場合、それらすべてが適用されます。置換効果によってカードが実際にそのゾーンに置かれない場合、状態定義効果は何もしません。
例:《永遠のリュウセイ・カイザー》、《緊縛の影バインド・シャドウ》、《「超感覚の聖狗」》、《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》
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引用元(2022.1.14)
Q.自分の闇のクリーチャーとタマシードがバトルゾーンに1つもない状況です。
《深淵の支配者 ジャシン》をバトルゾーンに出す際、相手の《龍世界 ドラゴ大王》の「ドラゴンではないクリーチャーが出る時」の置換効果や《アルカディアス・モモキング》の「各ターン、はじめて出る相手のクリーチャーは、タップして出る。」は適用されますか?
A.はい、適用されます。《深淵の支配者 ジャシン》はバトルゾーン以外ではタマシードでありクリーチャーですので、バトルゾーンに闇のクリーチャーや闇のタマシードがない状況でも、クリーチャーを出すことを置換する効果や、クリーチャーに対する状態定義効果が適用されます。
引用元(2022.9.9)
Q.自分のクリーチャーは1体もなく、相手の《アルカディアス・モモキング》がバトルゾーンにいる状況です。
自分は《アルカディアス・モモキング》の効果により、《邪龍 ジャブラッド》をタップ状態で召喚しました。《邪龍 ジャブラッド》はタマシード状態で出ますが、この次に自分が出すクリーチャーはタップ状態で出ますか?
A.いいえ、アンタップ状態で出ます。《アルカディアス・モモキング》の最後の能力のような状態定義効果は、出る前のクリーチャーの状態を見て効果を適用します。そのため、1体目に出すタマシード/クリーチャーはバトルゾーンの状況に関わらずタップ状態で出ますし、それがタマシード状態だったとしても、2体目のクリーチャーはアンタップ状態で出ます。
引用元(2023.4.10)
Q.相手の《卍 デ・スザーク 卍》と、自分のアンタップ状態の《機械神類 ヨミ》がバトルゾーンにいる状況です。
自分が《聖霊左機 コットン》をアンタップ状態の《機械神類 ヨミ》とリンクして出す場合、リンク状態の《聖霊左機 コットン》《機械神類 ヨミ》はアンタップしたままですか?それともタップしますか?
類似例:《アルカディアス・モモキング》
A.タップします。《卍 デ・スザーク 卍》の能力で《聖霊左機 コットン》がタップして出ようとするため、リンク後の2体はタップ状態になります。
状態定義効果は複数ある場合、そのすべてが適用されます。「G・リンク」と「タップして出る」が両方適用されるため、リンクしたゴッドはタップ状態になります。
+
| | (総合ルール 110.4f)
| - 110.4f
- 状態定義効果は、カードがゾーンに置かれる際、その状態を変更させます。これらは置換効果同様に効果に割り込んで処理をしますが、置換効果として扱わず、複数の効果が同時に存在する場合、それらすべてが適用されます。置換効果によってカードが実際にそのゾーンに置かれない場合、状態定義効果は何もしません。
例: 《永遠のリュウセイ・カイザー》、《緊縛の影バインド・シャドウ》、《「超感覚の聖狗」》、《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》
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引用元(2023.7.21)