DMD-26 「マスターズ・クロニクル・デッキ サバイバー進化論 α to Ω」
2015年8月8日発売。価格は1800円(税抜)。
マスターズ・クロニクル・デッキの一つであり、サバイバーをテーマにした構築済みデッキ。
低年齢層向けのデュエル・マスターズでは珍しく、かつてプレイヤーだった高年齢層を狙った商品である。
内容は光水自然のサバイバーデッキ。サバイバーはDM-05とDM-06でわずかしか存在せず、背景ストーリーでも全滅扱いだったため、ファンにとっては待望の復活となった。
原作では邪藩 牛次郎がサバイバーを使ったこともあるため、漫画を読んでいたプレイヤーにとっても懐かしく感じるだろう。
パッケージはクリーチャーやキャラクターも描かれていない縦長の直方体の箱というシンプルな造形で、全カードが覚醒編以前の懐かしの第一世代枠仕様となっている。
さらに特製のデッキケースが付属している。
新規カードは、
発売当時のスペックでは厳しいと判断された為か、《シェル・ファクトリーγ》と《シータ・トゥレイト》を除き全て新規のサバイバーである。その為、マスターズ・クロニクル・デッキの中でも新規カードの数が多い。
そんな新規のサバイバーたちもシー・ハッカーやバルーン・マッシュルームなど初期に登場した種族ばかりで、カードイラストも初期を意識したものとなっている。
軽量の2マナサバイバーから《トリトーンβ》か《猛毒モクレンβ》に繋ぎ、アタックトリガーで手札とマナを確保。ある程度マナが増えたところで《オメガ・ゴライアスδ》で打点とパワーを強化して、一気にとどめを刺したい。
- 12年の時を経ての復活というだけあって、新規収録のカードは能力も今のカードパワーに準じたものになっている。サバイバーがマナ召喚やウルトラ・セイバー、疑似フリーズといった、当時では考えられなかったような能力を引っ提げて参戦してきた事は、古参プレイヤーには感慨深いものがある。
- 新録のサバイバーはレアリティがないにもかかわらずギリシャ文字に違いがあるが、これはデッキ内での役割によって分けられていると考えられる。
- 同時発売した他の2つのデッキが殿堂入りカードが4枚ずつ収録されてるのに対し、このデッキには1枚も入っていない。無論、だからと言ってこのデッキが他のデッキ2種に劣るなどということはない。
- 優秀なパーツこそ多いものの、「早期に行えるマナブースト手段が2コストサバイバーからの《猛毒モクレンβ》のアタックトリガーのみである為、速度が中途半端で展開までに時間がかかる」というデメリットも存在し、環境入りとまではいかなかった。
- ただし再録パーツは上記にも上げた通り非常に豪華である為、パーツ取りとして購入されることが主。
- 漫画「デュエル・マスターズ」では登場せず、かわりに「覇王伝ガチ」で虫マニアの牙虫寺が使用。大量展開で大虎を追い詰めた。
- 収録されているカードはマークが付いていない。そのため革命編限定戦では使用することができないので注意。
革命編の日本一決定戦では店舗予選から革命編限定戦を導入しており、カードプールを制限して新規プレイヤーが参加しやすくするという公式の意図と、懐かしのクリーチャーで楽しく遊べるように新規・再録カードを惜しみなく投入するというデッキコンセプトがぶつかり合ってしまったための措置である。
おすすめの改良法
改良するのであれば強力な除去耐性を付与する《宣凶師ラッセルズβ》と、サバイバーの核ともいえる《シェル・ファクトリーγ》の枚数を増やしたい。
また、《フウセンアワダケβ》は置換効果ではないため、《宣凶師ラッセルズβ》との相性が非常に良いのでオススメ。《邪帝遺跡 ボアロパゴス》が出ればいくらでも場を復元できる。
《死縛虫グレイブ・ワームγ》などを用いて別の色で組んでもよいが、12年も再録されていないカードばかりなのでコモンであろうと入手は難しい。
持っているプレイヤーであれば別の色で改良してみるのも良い。
参考