《クラック・クロウラー》
コスト6にてパワー3000の攻撃できないブロッカーという、素ではかなり低水準コストパフォーマンスである。 ただ、あくまでも攻撃出来ないブロッカーでしかないため、コントロール相手などでは完全に腐る。場でのスペックも高いとは言い難く、緩急をつけた攻撃が出来る遅めのビートダウン相手などでは、結局焼け石に水になってしまうことも。 その点、水主体のコンボデッキなどとは好相性。コンボデッキはコンボ成功までにいかに時間を稼げるかが焦点となるため、《クラック・クロウラー》も余すことなくその役割を遂行できる。それらは手札にキーパーツをかき集めることを下準備にしていることが多く、その動作に便乗して高い運用性を発揮出来る。 また、防衛一点張りの《クラック・クロウラー》にとって環境の高速化は追い風。1ターンの密度が上がり、安定性よりもワンチャンスを重視した構成が増えているため、《クラック・クロウラー》の稼げる1ターンが直接勝機につながる展開が増えている。 カードプールの増加に伴い、文明指定進化が増えてきているのも運用性を上げている一因。今まで防衛しか能のなかった彼であるが、進化することで大型打点に変化し、高いカウンター性能を兼ね備えることになる。 S・バックの裁定変更も極めて大きい要因。「相手のターン中に手札から捨てられる」タイプのマッドネスをS・トリガーのように踏み倒すことが可能になった。 裁定変更もあるが、後世にわたるにつれS・バックの強みが露骨になってきており、《クラック・クロウラー》もそれに便乗できた形となる。登場当初と比べると運用性・実用性は跳ね上がっており、相性のいいカード・デッキも増えてきている。水主体デッキの防御札を探すなら、ぜひ一考しておきたいカードである。 環境において【ヒラメキドレーン】の現役時代、水の比率の高い構築ではタダ出しブロッカーとして利用される場合があった。 革命ファイナル環境では一部の型の【シリンダミラダンテ】に使われた。S・バックのコスト要求が《斬隠蒼頭龍バイケン》のマッドネスの起動に役立つためであった。 DM23-SD3発売日にはこれを【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】対策とした型の【青魔導具】がオリジナルのチャンピオンシップで準優勝。この時点から数えて17年半前の攻撃できない準バニラブロッカーが活躍する時点で、如何に【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】対面で1ターンを凌げる手札誘発が有用化が窺い知れよう。 他のカード・デッキとの相性
流通・再録について
その他
関連カードフレーバーテキスト
収録セットデュエル・マスターズデュエル・マスターズ プレイス参考タグ:
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