エピソード3環境
エピソード3最初の構築済みデッキであるDMD-09とDMD-10が発売され、早速《百万超邪 クロスファイア》が環境入り。
特に《アクア・メルゲ》、《盗掘人形モールス》、《疾封怒闘 キューブリック》によるループを利用した即死コンボである【メルゲループワンショット】の台頭は数々のプレイヤーを驚かせた。
その後に登場した《暴走龍 5000GT》は《超電磁マクスウェル Z》と組み合わせることによってS・トリガーやシノビをほぼ完封することができ、隙のない状態であった。重量級を扱う【獰猛ブラスター】にも速攻対策として投入された。
また【メルゲループワンショット】の台頭に伴い、それよりも1ターン早く1ショットキルを決められる可能性のある【ヒラメキドレーン】が注目され始めたのがこの時期である。
これを受け、新殿堂がDMR-09発売と同時に緊急発表され、《ホーガン・ブラスター》、《獰猛なる大地》、《アクア・メルゲ》、《カモン・ピッピー》が新たに殿堂入り。
トップメタにあった【メルゲループワンショット】、【獰猛ブラスター】、【ギフトミランダ】が大幅な弱体化を余儀なくされた。
一方【獰猛ブラスター】に関しては《ミステリー・キューブ》が登場し、以前より爆発力が落ちたものの強力なクリーチャーを踏み倒せる能力は健在である為その後も活躍している。
そんな中、《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》を用いたデッキは殿堂入りの影響を全く受けなかった為、環境に残りトップに君臨した。
召喚することができれば5回近くガチンコ・ジャッジが可能で、《勝利宣言 鬼丸「覇」》や《永遠のリュウセイ・カイザー》を飛ばせるだけでも十分強力であったが、ドラゴンが攻撃する度にシールドを1枚焼却できる《不敗のダイハード・リュウセイ》の登場でより安全にトドメを刺せるようになった。
また同じゼニスである《「祝」の頂 ウェディング》は制圧からフィニッシュまで時間がかかる関係上、その間に速攻に押されるといったことが増え、使用プレイヤーが大きく減少した。
他にも一撃奪取サイクルによって速攻デッキが強化された。《一撃奪取 トップギア》と《一撃奪取 マイパッド》から《無重力 ナイン》を大量展開したり、《金属器の精獣 カーリ・ガネージャー》や《早撃人形マグナム》に繋げたりと、展開の早さが向上している。
また種族デッキもいくつか強化され、イニシエートは《剛厳の使徒シュライバー》と《サイレンス トパーズ》の登場により呪文をメインとするデッキに対して強力なロックをかけられるようになった。
スノーフェアリーに関しても《妖精のイザナイ オーロラ》を《フェアリー・ギフト》で2ターン目に出せれば3ターンから大型が降臨する為、《カモン・ピッピー》と《次元流の豪力》を失った《フェアリー・ギフト》もまだまだ活躍の場があるといえる。
新たなゴッドであるゴッド・ノヴァからは山札の上から5枚をめくりコスト6以下の呪文を唱えるという強力な能力を持つ《聖霊左神ジャスティス》が環境入り。同時に《神来のイザナイ 日蓮》が登場したのも追い風。こちらに関しても《フェアリー・ギフト》を用いた型が使われている。
強力なコスト踏み倒し能力を持つ《神聖麒 シューゲイザー》が登場。専用デッキである【シューゲイザーワンショット】や、【神聖斬 アシッド】などで活躍。
他にはG・ゼロ呪文が新たに登場し、中でも《妖精の裏技ラララ・ライフ》は《常勝ディス・オプティマス》、《薫風妖精コートニー》と組み合わせた【ラララオプティマス】の考案により、強烈な地雷デッキとなった。他には《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》をイエスに加えたデッキも活躍した。
環境トップに君臨していた【カイザー「刃鬼」】は【シューゲイザーワンショット】や【墓地ソース】などの速さに間に合わずトップから一歩引く形になった。
このような中、全国大会となる「勝-1グランプリ」が開催される。《ミステリー・キューブ》を搭載した【獰猛ブラスター】リペア、【カイザー「刃鬼」】、前述の【神聖斬 アシッド】や【シューゲイザーワンショット】、【白青黒超次元】、【オール・イエス】、赤単、青赤、【墓地進化速攻】など様々なデッキが入り乱れた。結果的には《暴走龍 5000GT》をフィニッシャーとする【墓地ソース】がトップメタへと進むことになる。
また環境では【ヒラメキドレーン】、【ラララオプティマス】、【ガンガン・マンモスワンショット】、【フォーミュラエクストラウィン】などコンボデッキの活躍も見られた。
その後、DMD-13 「スーパーデッキMAX カツキングと伝説の秘宝」が発売。その中の限定カード《無敵剣 カツキングMAX》は汎用性が非常に高く、続く「勝-1グランプリ」のエリア代表戦(E3限定)では使用者が非常に多く決勝進出を決めた者も多かった。
他に活躍したデッキとしては全国店舗予選にあった超次元が抜けたぐらいでほとんど変わらなかった。通常環境においては、《無敵剣 カツキングMAX》の汎用性により、《「祝」の頂 ウェディング》をはじめとする重量級ゼニスの使用率が回復するようになった。
新たな種族ゴッド・ノヴァOMGを持つ《「黒幕」》が登場。
《魔天降臨》と組み合わせればS・トリガーを発動させることなくダイレクトアタックが決めることができ、凶悪なコンボとして名をあげた。
また《天災超邪 クロスファイア 2nd》は《スクランブル・タイフーン》を用いて《百万超邪 クロスファイア》と同時に出す新たな【墓地ソース】を誕生させた。
他には《フェアリー・シャワー》や《強奪者 テラフォーム》が注目された。
その後、DMD-14 「スーパーデッキOMG 逆襲のイズモと聖邪神の秘宝」が発売された。
「勝-1グランプリ」の日本一決定戦が開催され、レギュラークラスは黒緑超次元、オープンクラスは【青黒】緑t赤ザビミラシューゲイザーが優勝した。
2月14日新たな殿堂入りが発表。
《超次元バイス・ホール》と《ミラクルとミステリーの扉》がプレミアム殿堂入りし、《ポジトロン・サイン》、《パーロックのミラクルフィーバー》、《盗掘人形モールス》、《希望の絆 鬼修羅》、《ガチンコ・ルーレット》が殿堂入りした。
これにより【獰猛ブラスター】リペアは主要パーツが軒並み規制され衰退した。【フォーミュラエクストラウィン】は最も安定していた《パーロックのミラクルフィーバー》型が弱体化。【黒緑超次元】、【墓地ソース】も少なからず影響を受けた。
これに対して【シューゲイザーワンショット】と【ヒラメキドレーン】は一切影響を受けておらず、今後はこれらが環境の中心となった。
新たなゴッド・ノヴァOMGの《無法神類 G・イズモ》が登場。ほとんどの除去を受け付けない脅威的な耐性に注目が集まったが、9コストと重く専用デッキでないと十分に扱えないためトップメタには至らなかった。
また、新種族リキッド・ピープル閃を持つ《超閃機 ジャバジャック》が登場。《アクア・エボリューター》から繋げて3ターン目に4ドローして手札整理ができるパワー6000の2打点であることから、水入りのビートダウンの新たなフィニッシャーとして採用された。
トップメタは依然【シューゲイザーワンショット】や【ヒラメキドレーン】、【墓地ソース】であったが、それらに対抗するために《アポカリプス・デイ》や《スローリー・チェーン》、《超次元ホワイトグリーン・ホール》等を採用した光入りの【カイザー「刃鬼」】も各地で結果を残していた。
【獰猛ブラスター】リペアも、以前のような安定性はないものの《偽りの王 ヴィルヘルム》の存在もあり、空いたスペースにマナブースト系のカード等を入れてリペアしたミステリー・キューブとして存続していた。
当時の主流デッキ(通常環境)
新戦力カード
既存の有力カード
参考