《ワ・タンポーポ・タンク》

ワ・タンポーポ・タンク UC 自然文明 (3)
クリーチャー:グランセクト 2000
マッハファイター
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く。

DMRP-05で登場したグランセクト

マッハファイターによりバトルゾーンに出たターン召喚酔いの影響を受けずクリーチャー限定だがタップアンタップを問わず攻撃でき、破壊置換効果によりマナブーストを行うことができるクリーチャー。

特にアンタッチャブルを持つコスト踏み倒しメタである《異端流し オニカマス》のメタとして注目された。《異端流し オニカマス》を処理しつつ、相打ちになった自身がマナゾーンに置かれることで無駄の無い形で中盤以降に備えることができる。《オニカマス》以外にも《ヤッタレマン》などの一番隊サイクルや《奇石 ミクセル》の対策にも使える。
やや本筋と逸れるが、スレイヤー化すると終盤でも活躍できるようになる。コストは低いので付加自体は簡単。

後半は腐るカードパワーなので、【カイザー「刃鬼」】などのコスト踏み倒しを伴うグッドスタッフ系統のビッグマナでは4枚積みできるようなカードとは言えない。構築の段階で枚数をうまく調整すればグッドスタッフ系統でも活躍できるだろう。
自然入りの【バグ丸くんコントロール】では5枚目以降の《バグ丸くん》としても使われている。

環境において

発売当初は汎用性の高いクリーチャーと考えられていたが、実際に登場すると同じパワー2000のクリーチャー以外には腐りがちになることが判明。
一番隊に関しても【赤単ブランド】【ジョーカーズ】相手だとこれを後手3ターン目に3コスト払って出す前にコスト軽減によって盤面がある程度整えられてしまう。その為、後手でこれを投げる前に殴り切られるという身も蓋もない事態が十分起こり得る状況になってしまった。
この点から、能動的に3ターンから4ターンで殴り切るプランに全く関与しないというのがある意味では最大の欠点であろう。

【赤青ドギラゴン剣】でも能動的な2ターン目の動きとしては手札交換手段である《月光電人オボロカゲロウ》が優先なので、肝心の《異端流し オニカマス》を採用したデッキにも環境的にはそれほど刺さっていなかった。

このようにそこまで汎用性は高くないとの評価だが、【霊峰ドギラゴン剣】のように5コスト域に繋げることが重要だったり、【緑単ベアフガン】の様に《異端流し オニカマス》の存在が死活問題になるデッキでは好んで使われている。【成長ミラダンテ】でもメタカードとしては必須レベルであり、それが「デュエル・マスターズグランプリ-6th」で勢いを見せると多少は評価が持ち直した。

後発のマッハファイターと比べると黎明期と呼べるスペックで、後には3コスト自然単色括りでも遥かに汎用性の高い《かぼちゃうちゃうちゃう》、名目上だが上位互換となる《イルミツリー #夜景がやけに綺麗 #草 #草超えてツリー》が登場している。

他のカード・デッキとの相性

アニメでの活躍

その他

  • カードイラストにはタンポポの葉、綿毛、茎、花で作られた戦車に乗っているテントウムシ型クリーチャーの姿が描かれている。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考