両者敗北そのままの意味で両者が敗北すること。「両敗」と呼ばれることも。 そして、状況起因処理による勝敗の決定はダイレクトアタックかデッキアウトの2つしかなく、前者はターン・プレイヤーのみが引き起こせ、非ターン・プレイヤーにはそれをする方法がないことから、実質的に複数のプレイヤーで同時に山札のカードがなくなった場合のみ両者敗北になると言い換えることができる。 公式大会や公認大会などでは、無限ループに入ってゲームが進まなくなってしまった場合や、時間切れになった場合などジャッジの判断によって引き分けとなることはある。ただし、これはデュエル・マスターズのルールによる両者敗北ではなく、大会のルール(大会競技ルール)による引き分けになる。 ここでは状況起因処理によって起こる両者敗北について述べる。 両者敗北のルール上述したように両者敗北は、両者が状況起因処理による敗北が同時に発生した場合のみ起こる。
両者敗北の変遷デュエル・マスターズでは長らく、両者敗北はルール上ありえないとされてきた。 2014年5月の回答によれば、状況起因処理による敗北が同時に発生した場合は、ターン・プレイヤーの敗北が先に決定するルールだった。 事務局によれば、2016年時点で《伝説の禁断 ドキンダムX》の敗北効果が状況起因処理であると開発から正式回答が来ていたらしいが、2019年の11月時点では、両プレイヤーの《伝説の禁断 ドキンダムX》が同時にバトルゾーンを離れた場合は、ターン・プレイヤーの敗北が先に適用されるという回答が事務局から帰ってきていた。 ところが、2019年12月にバトルゾーンに両プレイヤーのマナ武装9を達成した《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》がおり、お互いがライブラリアウトを起こしている時に両者の《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》が同時にバトルゾーンを離れた場合、お互いがゲームに負けると正式回答が返ってきた。 そのため、状況起因処理による敗北が両プレイヤーに同時に発生した場合、両者が負けるという正式裁定は2019年11か12月に定まったと考えられる。 ライブラリアウトに関しては2024年現在でも両者敗北となるが、《伝説の禁断 ドキンダムX》に関しては「常在型能力の生成した単発的効果」によるものと再定義され、またその場合はターン・プレイヤーが敗北するというのが現在の正式回答となっている。 そもそも現時点では、正式回答上は両者が同時に勝利することはありえないとされている。 [1] 変更点(2022.09.14) [2] 114.2a 効果によって複数人がカードを引く場合、まずターン・プレイヤーが指定された枚数のカードを引き、その後非ターン・プレイヤーがカードを引きます。 |