攻撃(アタック)ステップ

ターン開始ステップドローステップマナチャージステップメインステップから続く第5のステップ
バトルゾーンに存在する自分のクリーチャーのうち、攻撃可能なクリーチャーを指定し、タップして攻撃を宣言する。タップ能力や、タップ能力以外の「攻撃できる時」能力攻撃と同様、このタイミングで使える。
このステップが終了するとターン終了ステップとなる。

基本ルールでは、攻撃できる目標は「相手プレイヤー」もしくは「タップ状態の相手クリーチャー」である。ただしカードの能力によってはアンタップ状態の相手クリーチャーを攻撃できたり、タップ状態の相手クリーチャーや相手プレイヤーを攻撃できなかったりすることもある。(ちなみに「シールドを攻撃する」ことは不可能。シールドの項参照)

また、このステップは唯一、攻撃を受ける側も行動することができるステップである。具体的にはブロッカーによるブロックニンジャ・ストライクの発動、S・トリガーの発動など。行動の制限は大きいものの、攻撃を妨害、あるいは阻止、無効化するチャンスがあるというのはとても重要である。

攻撃は、個別のクリーチャーを指定して1体ずつ行う。攻撃クリーチャーを全てタップし、一斉に攻撃させるタイプのカードゲームもあるが、DMでは基本的に自分の好きな順序で攻撃させることができる。現在市販されているルールブック等ではこの記述がやや分かりにくく、他のTCGから移行してきた初心者は間違えやすい。

このステップはターン・プレイヤー任意で終了させることが可能。攻撃できるクリーチャーが残っている、あるいは1度も攻撃していない状態でも終了させることができる。終了したらターン終了ステップに進む。

  • 攻撃が可能かどうか、および攻撃目標が適正かどうかの判断は攻撃宣言時にのみ行われ、攻撃宣言後にアタックトリガーやその他の効果によって攻撃クリーチャーや攻撃目標の状態が変化(タップアンタップ進化G・リンク、「攻撃できない」「攻撃されない」能力の付加など)しても、バトルゾーンを離れない限り攻撃は中断されない。
    何らかの理由によって攻撃クリーチャーや攻撃目標が2体以上に分裂した場合(進化クリーチャーの一番上が剥がれて2体以上の進化元が残る、3体以上G・リンクしたゴッドの真ん中が外れるなど)、攻撃側がどのクリーチャーで攻撃/ブロック/バトルするかを選ぶ。
  • 「攻撃できる時」能力はこのステップで任意に発動できる能力だが、ステップ依存ではなくあくまで「攻撃できる時」に使える能力である。そのクリーチャーが攻撃できる対象がいない場合はつまり「攻撃できない」状態なので、その能力を使用することはできない。
  • ステップとしては最後のものである。このステップを終了することは(プレイヤーが行動を選択できる範囲での)ターンを終了することに等しいため、終了宣言をする時に「ターン終了」「ターンエンド」と言う事が多い。ただしこの後にはターン終了ステップの処理が控えている場合があり、それによってはターンの終了を宣言しているにもかかわらず自分の行動を続けるという分かりにくい状態になってしまう。

参考


公式Q&A

Q.相手の《ニコル・ボーラス》が自分のクリーチャーを攻撃し、「攻撃する時」の能力を解決してその攻撃されていたクリーチャーを破壊しました。その後、自分は手札から《アンヤク夜叉》を相手に見せ、「クリーチャーが攻撃する時」の能力を使えますか?
A.いいえ、使えません。攻撃ステップ中に攻撃クリーチャー、もしくは攻撃先のクリーチャーがいなくなった場合、即座に攻撃終了ステップに移行します。新たに能力の使用を宣言することもできません。(総合ルール 505.6a)
引用元


[1] ただし、追加ターンを得ていた場合はこの限りではない。
[2] 先攻の最初のターンのみ、このステップは存在しない。
[3] ただし、追加ターンを得ている場合はこの限りではない。