紅神龍(こうしんりゅう)バルガゲイザー》

紅神龍バルガゲイザー SR(R) 火文明 (6)
クリーチャー:ボルケーノ・ドラゴン 5000+
パワーアタッカー+1000
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにしてもよい。それがドラゴンなら、出す。そうでなければ、墓地に置く。

DMC-11で登場したボルケーノ・ドラゴン

アタックトリガー山札の上からドラゴンを踏み倒す能力を持った初のカード。
【連ドラ】の歴史の始まりのカードであり、初めて登場した「バルガ」の名を持つカードでもある。

1度ドラゴンを踏み倒せば多大なフィールドアドバンテージを稼げるため、かつては【連ドラ】の中核を担うカードとして使われていた。
不死鳥編では《光神龍スペル・デル・フィン》エピソード2では《勝利宣言 鬼丸「覇」》など、大型ドラゴンが登場される度に注目され、店頭価格が急騰した歴史もある。

しかし、6コストというそこそこの重さと、アタックトリガーというタイムラグ、そして山札の上からの踏み倒しという不安定さは、当初から指摘されていた。
決して悪くはないスペックだったが、いかんせん時代が進むごとに、着実に環境から遠ざかる道を歩かされていったカードとなった。

環境がインフレしていくごとに、高いカードパワーを誇るファッティドラゴンがどんどん登場していくため、能力じたいは事実上強化されていっているが、それ以上にコストの重さとアタックトリガーのラグが重くのしかかっていったのである。

初期のころは、3ターン目に《コッコ・ルピア》を召喚して、4ターン目にこのクリーチャーを召喚するという流れが理想とされていた。それゆえ、3ターン目に《コッコ・ルピア》除去されると必然と苦しい展開になるため、《ローズ・キャッスル》が登場した時期は《コッコ・ルピア》と共に評価を一気に落とした。

後に、召喚酔いしない《竜星バルガライザー》《超天星バルガライゾウ》などの派生カードが登場したが、こちらはコストが軽い点で十分差別化はできた。

エピソード1になると、《ドンドン吸い込むナウ》《勝利のガイアール・カイザー》などの手軽な除去が増えており、能力を発揮することなく退場することが多くなってしまった。

これにより、コストは重いが《竜星バルガライザー》《超天星バルガライゾウ》が優先的に使われるようになり、【連ドラ】においても以前ほど必須のカードではなくなっていった。アタックトリガーにおいて、スピードアタッカーが付いているか否かが、いかに重要かを示す好例にもなった。

  • 良く見ると鳥のような翼が生えているのだが、周りの爆炎に紛れるのか、漫画やファンアートでは省略される事が多い。
    • ただし、アニメではしっかり描かれており、アニメの描写からこのクリーチャーの翼に気づいた人もいるとか。

デュエル・マスターズ プレイスでは

紅神龍バルガゲイザー SR 火文明 (6)
クリーチャー:ボルケーノ・ドラゴン 5000+
攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードがドラゴンであればバトルゾーンに出し、ドラゴンでなければ自分の墓地に置く。
バトル中、パワーを+1000する。

DMPP-02で実装。
W・ブレイカーを持たせないためか、パワーアタッカーが消失した代わりに「バトル中、パワーを+1000させる」能力を得た。その為、殴り返しには幾分か強くなっている反面、S・トリガーで出てきた《マドウ・スクラム》などのようなパワー5000以下のクリーチャーを除去するカードに弱くなっており、一長一短。

山札のドラゴンを踏み倒すクリーチャーには《幻想妖精カチュア》がいるが、デュエプレではあちらの方がコストが1軽くなっている。また、《カチュア》は山札のドラゴン3種類の中から選んで1体を確実に出せるため、ハズレの可能性がある《バルガゲイザー》は使い勝手で劣ってしまっている。出したドラゴンが次のターン以降も残るのは《カチュア》にはない点だが、大型ドラゴンは出て強力なcip発動や攻撃で一仕事終えていることが多く、あまり大きなメリットにはなっていない。《カチュア》がドラゴンの増加でDMPP-06以降環境入りしたことを考えると《バルガゲイザー》はやや不遇と言える。自身がドラゴンである特徴が活きることが今後の活躍の鍵と言えるだろう。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

デュエル・マスターズ

デュエル・マスターズ プレイス

参考