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偽りの羅刹 アガサ・エルキュール P 光文明 (9) |
クリーチャー:デーモン・コマンド/アンノウン 13500 |
相手がクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドをすべて見て、その中から進化ではないデーモン・コマンドを1体選び、バトルゾーンに出してもよい。 |
相手が呪文を唱えた時、自分のシールドをすべて見て、その中から呪文を1枚選び、コストを支払わずに唱えてもよい。 |
T・ブレイカー |
DMX-11で登場した光の重量級デーモン・コマンド/アンノウン。
相手の呪文かクリーチャーに反応して、シールドからそれに対応したカードをコスト踏み倒しできる。特に呪文はコストどころか文明すら不問である。
インビンシブル呪文や《ティラノ・リンク・ノヴァ》ですら使用可能で、対象もシールドをすべて見て1枚選ぶとそこそこ範囲が広い。《エメラル》や《マーシャル・クイーン》での仕込みも当然可能である。
呪文踏み倒し能力に目が行くが、クリーチャーの踏み倒しも非常に強力。
相手の召喚クリーチャーの種類を問わず、こちらは《魔刻の斬将オルゼキア》や《永遠の悪魔龍 デッド・リュウセイ》などの強力なデーモン・コマンドを出せる。文明は関係ないので、光の《凍結の魔天ダイイング・メッセージ》や《偽りの羅刹 アリバイ・トリック》でも問題ない。シールドが減るので、【速攻】対策となる《悪魔聖霊バルホルス》も候補。
相手にしてみれば「クリーチャーの召喚も呪文の使用もより状況を悪くするだけではないか」という心理的ロックがかかり、カードの使用を躊躇させることができる。
踏み倒すかは任意なので、カードを大量に使って無理矢理シールドを減らさせることもできない。
さらに恐ろしいのが《クリスティ・ゲート》の存在。なんとわずか3コスト、場合によってはS・トリガーで《アガサ・エルキュール》がバトルゾーンに降臨する。《エメラル》や《超次元ホワイトグリーン・ホール》などでシールドに仕込むと確実だろう。
一度出せればかなり強力だが、《クリスティ・ゲート》を考慮しなければかなり重いのが欠点。順当にマナブーストから出すとなると時間がかかってしまう。
シールドをリソースにするという点には注意。出すのが遅れてシールドが減っていた場合、踏み倒す対象も減り、相手に殴り切られるリスクも大きくなる。《クリスティ・ゲート》で出した場合は尚更である。
この点は、《偽りの羅刹 ミスディレクション》や《霊魔の覚醒者シューヴェルト》などで比較的楽に補うことができるため、考慮に入れたい。
いずれにせよ、強力なフィニッシャーであることは間違いない。サポートは豊富なので上手く使いたいところである。
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偽りの羅刹 アガサ・エルキュール SR 光文明 (9) |
クリーチャー:デーモン・コマンド/アンノウン 13500 |
ブロッカー |
T・ブレイカー |
相手のクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドをすべて見て、その中から進化でないデーモン・コマンド1枚をバトルゾーンに出してもよい。 |
相手が呪文を唱えた時、自分のシールドをすべて見て、その中から呪文1枚をコストを支払わずに唱えてもよい。 |
DMPP-19で実装。レアリティがスーパーレアになり、ブロッカーが追加された。
これにより、《クリスティ・ゲート》だけでなく《ヘブンズ・ゲート》などでも踏み倒す事が可能となった。
《ヘブンズ・ゲート》の有力な出力先として使用されており、自身とその踏み倒し先となるデーモン・コマンドを複数枚採用した【アガサ天門】と通称されるデッキタイプを確立。
特に《アガサ・エルキュール》と同様にブロッカーを獲得したことで《ヘブンズ・ゲート》とのシナジーが共有できる《凍結の魔天ダイイング・メッセージ》が主に用いられる。
他には、多少の色事故を起こす懸念こそあるものの確定除去が行え、かつ実質的に召喚酔いを気にせずシールド焼却を開始できるという点で相手ターンに出す意義が大きい《ボルメテウス・ブラック・ドラゴン》も併用される。
ライオネルカップADでは、緑抜き4cと白緑の型がレジェンドを達成している[3][4]。
相手から《「祝」の頂 ウェディング》を召喚されたとしても、その出したことに誘発してシールド化されたばかりの《アガサ・エルキュール》がバトルゾーンに復帰する動きはデュエプレではそこそこ起こりうる。
《アガサ・エルキュール》が純粋に《ウェディング》のパワーより高いブロッカーということでシールド焼却も防げるというのはTCGにはない動きである。とはいえエターナル・Ωで《ウェディング》が回収されてしまうためバトルに勝つブロックをすべきかどうかは状況に左右される。
DMPP-19期ではその圧倒的なカードパワーから逆風を乗り越えて活躍していたが、DMPP-20環境ではそのほとんどが姿を消した。
《祝儀の堕天チャーマジュン》の対となる《不詳の虚栄フーダニット》が強くないカードであったこと、新規のデーモン・コマンドが登場せず、相手で誘発するシールドからの踏み倒しの出力が上がらなかった[5]こと、そしてなにより《ウソと盗みのエンターテイナー》および《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》にサンドバッグにされることが要因である。
cipがない《アガサ》では《エンターテイナー》がある間、《ウェディング・ゲート》での《偽りの星夜 スター・イン・ザ・ラブ》のように出たら破壊されることを承知で踏み倒すことも許されない。相性のいいコスト軽減がないため、素出しするにはマナをためるしかなく、大幅に出遅れてしまう。《凍結の魔天ダイイング・メッセージ》によるタップキルも攻撃されない能力に阻まれてしまう。
《VAN・ベートーベン》がある間はシールドゾーンからデーモン・コマンドを踏み倒しても着地置換効果で自らシールド焼却しただけになってしまう。主流だった白緑型【アガサ天門】には《陰謀と計略の手》のようなエターナル・Ωをカットできる除去は入っていないため、ロックから抜け出すことができない。
追い打ちをかけるように《お目覚めメイ様》が弱体化。【アガサ天門】では手札を多く残したまま6マナに到達させるカードとして重宝されていたため、《大冒犬ヤッタルワン》などドリームメイトを加えて手札消費が荒くなるリペアは本末転倒である。白緑型は2→4→6に1枚ずつカードを消費していかなければならなくなった。
それでもポテンシャルは高いようで、公認大会「REIGN DMPS VERTEX CUP 2023 Autumn vol.1」では優勝者が《ジオ・ブロンズ・マジック》を採用したリペア【白緑t黒赤アガサ天門】を使用していた。[6]