【デ・スザーク】《卍 デ・スザーク 卍》、《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》の無月の門を利用する、コントロールを主軸としたデッキ。
主要カード
候補となる魔導具
その他の無月の門
その他の候補パーツ
超次元ゾーンサイキック・クリーチャーの候補ドラグハートの候補超GRゾーン
このデッキの回し方《黒目龍竜》や《卍夜の降凰祭》を利用することで魔導具を減らした型もあるが、多くが《卍 デ・スザーク 卍》の早期降臨の為、魔導具を20~32枚近くデッキに積んで組まれる。 基本的には《堕魔 グリギャン》や《堕魔 ヴォガイガ》、《堕魔 ヴォーミラ》などの墓地肥やしを使い、無月の門の発動条件を揃えていく。 速攻、ビートダウン系統との対面では、2ターン目に《堕魔 ドゥシーザ》や《堕魔 ドゥグラス》を出し、3ターン目に《堕魔 グリギャン》で魔導具を2枚以上墓地に落として、無月の門を発動させ、タップイン効果を持つ《卍 デ・スザーク 卍》を出す。 コントロール系統やコンボ系統に対しては、《堕魔 グリペイジ》や《爆霊魔 タイガニトロ》、《追憶人形ラビリピト》などのハンデスで攻めていく。 【ドルマゲドンX】など破壊による除去を連打するデッキには出落ちを防ぐためにごり押ししてダイレクトアタックに届かせるのが吉。 ミラーマッチを始めとした軽量除去満載のクリーチャーコントロール系統との対面では、序盤にクリーチャーを連打せず《堕魔 グリペイジ》→《堕魔 ヴォガイガ》と動く。 【赤黒ドギラゴン剣】に対してはブロッカー持ちからスタートして相手の除去を誘い、5マナに到達したら《爆霊魔 タイガニトロ》で手札を刈り取ろう。 【サッヴァーク】に対しては4ターン目から5ターン目までに《追憶人形ラビリピト》でハンデスを行う。相手が《奇石 ミクセル》を立てていても着地の妨害を恐れずにハンデスしよう。後手に回ったらブロッカーで耐えて反撃のチャンスを窺う。 相手によっては《ヴォルグ・サンダー》で山札破壊を行いライブラリアウトを狙う事も、超次元呪文は《超次元リバイヴ・ホール》が一般的。 また、超次元を入れない構築の場合、《卍 デ・スザーク 卍》のタップイン効果でブロッカーを無力化しながら、無月の門で出した《無明夜叉羅ムカデ》の効果を発動させ、ハンデスしながら相手を攻めるプランもある。 弱点基本的に墓地に魔導具がいないと無月の門を発動することができないため、《ポクチンちん》などの墓地のカードを山札送りにする対策には弱い。 破壊以外の除去にも基本的に弱い。
コマンドがあまり多く入らない為、封印にも非常に弱い。特に無月の門を使った後に封印された場合、カードが5〜7枚ほどバトルゾーンから手札にも墓地にも動かせなくなるので、下手をすれば、ライブラリアウトによる自滅もあり得る。【黒単コントロール】の常というか、ケアする手段はない。 【速攻】には基本的には強いが、《卍 デ・スザーク 卍》を出す前に攻められるとそのまま押し切られることも。 《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》を採用しない型であれば、S・トリガーにも弱く、相手を完全に制圧しないと打点も意外と並びにくい。6打点を並べることにこだわると相手の除去によって1ショットキルまでに辿り着きづらいため、途中でブレイクを入れないとフィニッシュまで持って行きづらい。この点はDMRP-12で登場した《零龍》によって解消される形となった。 《テック団の波壊Go!》で一掃された後に《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》でクリーチャーの展開を縛られるのにも弱い。 【アンダケイン デ・スザーク】《不敵怪人アンダケイン》のフシギバースによってドルスザククリーチャーをマナに送ることで自身のマナを極端に伸ばし、爆発的な展開やコントロールを可能とし、それをコンセプトにした【デ・スザーク】デッキ。 主要カード
候補カード
特徴基本的なデッキの動きは【デ・スザーク】と変わらないが、こちらはフシギバースによりマナが増えるため、中盤からは1ターン中に複数のカードを使用可能。 弱点墓地対策カードに弱いのはもちろん、《アンダケイン》をコンセプトとして採用している都合上、一般的な【デ・スザーク】と比べて魔導具やハンデスカードが少なくなりがちで、そもそも無月の門が発動できないことやハンデスが出来ずにコントロールしきれない等といったことが多少起きやすい。 《卍 デ・スザーク 卍》・《卍月 ガ・リュザーク 卍》がどちらも腐り、攻撃を必要とせず少ないマナで動けるコンボデッキ全般に弱い。 テクニック・小技・《腐敗勇騎ドルマークス》を採用することで、欲しいカードをマナから墓地に落とすことができ、《オールデリート》や《大魔王 ウラギリダムス》といった大型フィニッシャーを序中盤に安心してマナに置くことが可能になる。 ・《堕魔 ヴォガイガ》はもちろん、《破壊の儀》の達成でも墓地回収ができ、それは《堕魔 ドゥポイズ》や【アンダケインランデス】コンボで容易に達成できる。また、《ドルマークス》と組み合わせることで、疑似的にマナ回収が可能。 ・零龍卍誕後、《オールデリート》を詠唱するだけでそのまま《零龍》で直接攻撃することが可能。零龍卍誕前であっても、《オールデリート》によりお互いの手札がなくなるため、《手札の儀》によるGR召喚や零龍卍誕で次ターンの勝利を狙える。但し、相手の場に《禁断〜封印されしX〜》がある場合は逆にこちらが敗北するため、下記の方法を覚えておくことを推奨する。 ・対戦相手の場に《禁断〜封印されしX〜》がある時、《零龍》の《手札の儀》だけを残した状態で《オールデリート》を詠唱すると、その時点でで封印がすべて外れて禁断解放し、ターンエンド時の《手札の儀》から零龍卍誕で《伝説の禁断 ドキンダムX》を破壊して勝利可能。 ・零龍卍誕前の《オールデリート》詠唱は今引きのスピードアタッカー、特にランデスしていてもコスト踏み倒しで出てくる《“轟轟轟”ブランド》で負けてしまうリスクがある点に注意。スピードアタッカーを抱えているデッキに打つときは慎重になるべきだろう。 まとめ環境での活躍新章デュエルマスターズ期DMRP-04魔で《卍 デ・スザーク 卍》と多くの魔導具が登場。【速攻】に強く出られることから、すぐに強力なデッキタイプとして環境で活躍したが、フィニッシャーが少ないことから、【黒単ドラグナー】とのハイブリッドにしたり、《超次元リバイヴ・ホール》を採用したりするのが一般的だった。 双極篇DMRP-05で《堕魔 ヴォーミラ》や《無明夜叉羅ムカデ》などが登場。【ジャバランガループ】とのハイブリッド型も考案され、環境デッキとして確立した。また《追憶人形ラビリピト》の獲得により、《爆霊魔 タイガニトロ》の採用率が減少した。 DMRP-06では《卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺》が登場。《追憶人形ラビリピト》との相性の良さが注目され、《追憶人形ラビリピト》型が確立された。この頃から魔導具と無月の門を持つカードだけでも十分に戦えるようになり、基本的にサイキック・クリーチャーやドラグハートは採用されなくなった。また、優秀な小型の魔導具が増えたことで《一番隊 バギン16号》の採用率が減少し、無月の門との相性の良さから《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》や、カウンターとして《革命の裁門》が注目された。他にも《堕魔 グリール》と《堕魔 ジグス★ガルビ》を使ったビートダウン寄りの構築も登場した。 DMRP-07で水の魔導具が登場したことで水文明をタッチした型も使われるようになった。また《凶鬼卍号 メラヴォルガル》の獲得でビートダウン寄りの構築が再び注目された。 2019年3月1日に《ヴォルグ・サンダー》が殿堂入り。ライブラリアウトプランは若干不自由になった。 超天篇【赤白“轟轟轟”ブランド】、【青単スコーラー】、【ウォズレックバジュラズテラ】、【ジョラゴンループ】など苦手なデッキが多く、魔導具推しが既に終わったこともあって影の薄いデッキとなっていた。 2019年7月1日に《ヴォルグ・サンダー》がプレミアム殿堂。ライブラリアウトプランはほぼ不可能になった。しかし、この殿堂レギュレーション改定によって苦手であったデッキが大幅弱体化ないし消滅に陥ったため相対的に地位が向上し、寧ろ他との比較で言えば強化を受けている。【黒単ド・ラガンザーク】など「《卍月 ガ・リュザーク 卍》ですら殴り返せないパワーに達するクリーチャーを扱うデッキ」も環境に進出したため、一長一短であったが、まだ環境で戦っていけるデッキパワーはあった。 ところがDMBD-09・DMBD-10期に【青黒緑デッドダムド】が成立すると、そちらによく入る《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》で墓地対策されやすいことから環境から半ば姿を消した。実際『超CSIII in 山形』においては決勝ラウンド進出者128人中2人が使用、使用率9位タイと低迷。 DMRP-11期に【青赤緑ミッツァイル】が成立すると展開ついでに《ポクタマたま》で墓地リセットされ、仮に《卍 デ・スザーク 卍》などが着地しても《オコ・ラッタ》でバウンスされ、といったように手も足も出ないようになった。 しかし、DMEX-07で強力なコスト踏み倒し呪文《卍夜の降凰祭》が登場して再び環境に復帰。 その後《BAKUOOON・ミッツァイル》は殿堂入りし、【ドッカンデイヤーミッツァイル】や【零龍ギャスカ】、【龍終アバレガン】といった新環境デッキが台頭。近い頃にこちらが得た強化札は《滅亡の起源 零無》だが、ゲーム開始時に相手に手札を与えるデメリットがこちらのハンデス戦略と微妙に噛みあわず、強化札としての評価はマチマチ。それどころか【4色ドッカンデイヤー】を始めとするライブラリアウトを勝ち筋としたループデッキが環境の主体となって、タップインを強要するというそもそものコンセプトが意味を為さなくなった。 十王篇《MEGATOON・ドッカンデイヤー》が殿堂入りし,《マリゴルドIII》,《ヨミジ 丁-二式》がプレミアム殿堂に. これによりライブラリアウトのループが減少しタップイン強要のコンセプトが再び生かせるようになってきた. DMBD-15期には《百鬼の邪王門》でカウンター的に墓地肥やししつつ《堕魔 ドゥグラス》や《サイコロプス》をコスト踏み倒しして相手のダイレクトアタックを防ぐタッチ火の【赤黒邪王門】型がチャンピオンシップ4位入賞を果たした。 オリジナル環境では2021年始にフォーマットが開始されて早々トップメタに進出。ミラーマッチが多いためそれに刺さる《堕魔 ドゥシーザ》の4枚積みが強く推奨され、《堕魔 ドゥシーザ》を何枚引けるかが勝負を分けると言っても過言ではない。GR召喚が存在しない都合上大量展開するなら通常のコスト踏み倒しが要求される同環境に刺さりやすい《異端流し オニカマス》がこちらのデッキには極めて腐りやすいというのも活躍の要因として大きい。 王来篇《暗黒鎧 ダースシスK》・《不敵怪人アンダケイン》が殿堂入りし、不利対面であった【オカルトアンダケイン】が消滅。 この時の環境は【5色コントロール】や【赤白ドギラゴン閃】が多数を占め、前者を《卍月 ガ・リュザーク 卍》、後者を《卍 デ・スザーク 卍》で対処できるこのデッキの立場も相対的に向上したが、強力な墓地利用メタである《とこしえの超人》の登場はこのデッキにとっても例外なくダメージとなっていた。 しかし【オカルトアンダケイン】が消滅した影響で墓地利用メタの重要性が若干下がってきた事に加え、DMEX-16にて着地置換のコスト踏み倒しメタ能力、ブロッカー、呪文アンタッチャブル、そして新能力である夢幻無月の門を持つ多色ドルスザク、《ガル・ラガンザーク》が新たに登場した事でデッキコンセプトをこちらに寄せた型がチャンピオンシップにてベスト4以内入賞を果たす様になった。>>【青黒ガル・ラガンザーク】 ゴッド・オブ・アビス期DM22-EX2で《堕∞魔 ヴォゲンム》を獲得し、大幅強化。 アビス・レボリューション期このシリーズには《堕∞魔 ヴォゲンム》を獲得した影響が出ており、それを採用した型が複数件上位入賞している。 参考タグ:
|