《フェアリー・Re():ライフ》

※正式な表記は《フェアリー・Re:ライフ》だが、ページ名はこのWikiの仕様上《フェアリー・Re:ライフ》と表記する

フェアリー・Re:ライフ C 自然文明 (2)
呪文
G・ストライク(このカードを自分のシールドゾーンから手札に加える時、表向きにし、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
自分の山札の上から1枚をマナゾーンに置く。

DMSD-17で登場した自然呪文

《フェアリー・ライフ》S・トリガーG・ストライクになったもの。

これまでは自然単色のコスト2のマナ加速で、相手ターンに干渉できる能力も持つカードは《フェアリー・ライフ》しかなかった[1]
このカードの登場は、自然単色では2種類目となる「相手ターンに干渉もできる初動」が使えるようになったことを意味する。

G・ストライクにより直接的な防御札となる性質上、5枚目以降の《フェアリー・ライフ》どころか逆に《ライフ》を5枚目に追いやるスペック。
更にその役割を担うことが多かった《霞み妖精ジャスミン》なども《ライフ》に押し出されて環境から一線を引いた。
自然受け札は層が希薄で、1体止まるだけでもありがたいという事情も手伝った。
後に登場した《地龍神の魔陣》と合わせ、マナブーストだけでG・ストライクを8枚確保出来る《魔陣》《Re:ライフ》構成が2コストマナブーストの定番となり、《ライフ》ですら9枚目以降の枠となった。

環境において

能力判明時点で予想されていた通り、登場早々類似カードと総入れ替えになった。【青黒緑デッドダムド】ではコスト踏み倒しからの攻撃をこれで止めてからカウンターで《ZEROの侵略 ブラックアウト》を出すというゲーム運びが、このカードの登場によって加わった。

このカードの登場を機に《フェアリー・ライフ》が5枚目以降の2コスト初動マナブースト枠に降格したと聞けばその影響の程が分かるだろう。DMRP-18期からの【我我我ブランド】の成立によりG・ストライクが他の防御札より重視されるようになったのも拍車をかけているだろう。

《地龍神の魔陣》登場後は青の入るデッキでは基本そちらが優先となったが、5枚目以降としての採用は勿論のこと、単色マナを確保したい場合や色事故が起こりやすい場合採用枚数が入れ替わることもある。

徐々にG・ストライクのラインナップは充実し、アビス・レボリューション環境辺りになると採用率に陰りが見え始めた。採用されるにしても、【黒緑アビスロイヤル】のような2→4の動きを重視し、2コスト初動マナブーストを9枚以上採用するデッキ、【青黒緑キリコチェイングラスパー】のように極力リソース系にクリーチャーを採用したくないデッキが中心となった。

大概の【ビッグマナ】にねじ込まれるカードパワーを持つ《ヨビニオン・マルル》登場後はヨビニオンを邪魔しない2コストマナブーストという事で地位が回復し、以前のように《地龍神の魔陣》と一緒に8投された。
【青黒緑マルル】の洗練と共に色事故を嫌って多色の《魔陣》が単色《フェアリー・ライフ》《配球の超人/記録的剛球》に押し除けられるようになったが、《Re:ライフ》はそもそも単色かつG・ストライク持ちなので地位は不動である。

その他

  • プロモP70/Y20版は博物館とのコラボカードになっている。以下の会場で開催の特別展「植物 地球を支える仲間たち」で手に入る。
    • 2021年7月10日~9月20日国立科学博物館
    • 2022年1月14日~4月3日大阪府立自然史博物館
  • DM23-RP3にて金トレジャーで再録。
    漫画およびアニメ『シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜』とのコラボカードとなっており、カードイラストを漫画担当の不二涼介氏が、フレーバーテキストを原作小説の著者・硬梨菜氏が担当している。
    • フレーバーテキストには、当時の殿堂入りプレミアム殿堂の中の建築物・地名を抜粋したと思わしき一文が記されている。
      同作の主人公・サンラクが"クソゲーハンター"であることから、環境の停滞や一極化を招いた…悪く言えば「デュエマをクソゲーにしかけた」カードたちに興味を持ったともとれる。

サイクル

DMRP-17で収録されたコモンG・ストライク呪文サイクル。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考


[1] 条件付きだと、自分のマナゾーンにクリーチャーが0枚の場合ならS・トリガーマナブーストになる《ピクシー・コクーン》と、S・トリガーpigを発動させつつブーストできる可能性のある《生魂転霊》が存在する。