《はずれポンの(すけ)

はずれポンの助 C 無色[ジョーカーズ] (1)
クリーチャー:ジョーカーズ 820
このクリーチャーはシールドをブレイクできない。
自分は「S・トリガー」能力を使えない。
このカードは、4枚より多くデッキに入れることができる。

DMRP-04裁で登場した無色ジョーカーズ

4枚より多くデッキに入れることができるが、シールドブレイクできず、自分のS・トリガーを使えなくするという2つのデメリットを持つ。

1000にも満たないパワーと全くシールドブレイクできないという性能から、アタッカーにはまず使えない。
《シュトルム・シェキナー》などでブレイクする能力を与えてもチャラになってしまう。

このクリーチャーの価値は「4枚より多くデッキに入れることができるコスト1の無色クリーチャー」、つまりマナの色が必要なく、コストもかなり軽量という、全てのクリーチャーの中で最上級に召喚しやすいクリーチャーである点にある。

《雷鳴の守護者ミスト・リエス》などでキャントリップを与えれば、凄まじい速度で展開が可能。《空腹の超人》マナゾーンからもワラワラと繰り出すこともできる。

展開した後は《D2P ヘビーポップ》エクストラウィンを狙ったり、《伝説の決闘者》《神託のサトリ 最澄》といったフィニッシャーで攻めたりすると良いだろう。

意外と【ジョーカーズ】においても使用用途があり、《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》を1ターン目から唱えたり、ジョーカーズの枚数を参照する能力の頭数にしたりと、初動を安定させる役目を担える。

ただし、そういった用途として使うにしてもS・トリガーが使えなくなることがかなり評価に響いている。
このクリーチャーメインのデッキとはすなわち無色がメインのデッキであり、文明を参照するS・バック革命0トリガーも使いづらい。咄嗟に使える防御手段は他にニンジャ・ストライクG・ストライクなどに限られ、デッキとしての防御力が下がることは必至。
特に登場時点の【ジョーカーズ】はほぼS・トリガー頼りであるため、それを封じられるのは致命的である。

上記のデメリットから実用性には疑問が残るものの、組み合わせられるカードが多いことからデッキビルディング次第でさまざまな使い方ができる可能性を秘めたカードである。《残念秘法スカボックス》の如き何の役目にもならないウケ狙いのハズレカード…と侮るのは尚早だろう。

  • S・トリガーを一枚も投入しなければデメリットを緩和できる。もっとも、高速化した環境では自殺行為になるが。

他のカードとの関係

その他

  • 「はずれ」に託けて度々再録されているが、新規イラストではないためコレクション性は薄い。
  • 中途半端なパワーの数値は「は(八)ず(2=two)れ(零)」の当て字と思われる。
  • アニメでは具合の悪くなったデッキーが生み出した失敗クリーチャーだが、それ以前からも唐突に現れてはジョー達を「あわれよのう〜」と煽る効果音的な存在として登場していた。担当声優は高木渉氏。
    46話では準主役として登場。町中の人々が《あたりポンの助》を求めてこのカードを引き続けていた。ちなみにデッキージョー以外の手にジョーカーズが渡ることを危惧していたが、そもそもなぜジョーカーズであるこのカードが一般の人でも引けるようになったのか、そしてその件がどうなったのかは不明。
  • 漫画では新章第1話の冒頭でジョーが買ったパックが5枚ともこのカードだった。この時はまだデッキーと出会っておらずジョーカーズすら誕生していない時だった。謎の多いクリーチャーである。
    • ジョーカーズの登場前だったからか、火文明を持っていた。

関連カード

相互互換

フレーバーテキスト

収録セット

参考