《オラマッハ・ザ・ジョニー》
オラマッハ・ザ・ジョニー MAS 自然文明[ジョーカーズ] (8) |
クリーチャー:ジョーカーズ 13000 |
T・ブレイカー |
マスター・マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる。このターン、このクリーチャーがバトルに勝った時、アンタップし、相手のシールドを1つブレイクする) |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚自分のマナゾーンから手札に戻す。 |
相手が呪文を唱えた時、その呪文とコストが同じジョーカーズ・カードを1枚、自分の手札から捨ててもよい。そうしたら、その呪文は効果を失う。 |
DMRP-08で登場した自然のジョーカーズクリーチャー。
一つ目にマッハファイターの上位能力、マスター・マッハファイターでバトルゾーンに出たターンにクリーチャーを殴ることができ、さらにバトルに勝てば相手のシールドをブレイクし、アンタップして再攻撃が行える。
これを活かせば、これよりパワーの小さいクリーチャーが存在する限りバトルによる除去とアンタップ、加えてシールドをその分ブレイクすることが可能。加えて13000の高パワーを保有しているため、大抵の大型にも打ち勝てる。
しかし、出たターンにしか効果を発揮しない能力のため、《卍 デ・スザーク 卍》や《無修羅デジルムカデ》のタップインの前ではその能力は完全に腐る。相手クリーチャーがいなかったり、このクリーチャーよりパワーが高いクリーチャーしかいない場合も腐るなど、通常のマッハファイターの欠点が、そのままこの能力にも当てはまってしまう。
そうでなくても、この能力でブレイクしたシールドから《閃光の守護者ホーリー》や《終末の時計 ザ・クロック》が捲れてしまうと、相手に大した痛手を負わせることができないまま、ターンを渡してしまうなんてこともある。
なによりスピードアタッカーのように出たターンに相手プレイヤーを攻撃できるわけでもなく、《ジョリー・ザ・ジョニー》のようにエクストラウィン能力を持っているわけでもないので、バトルゾーンに出たターン中にこのクリーチャーだけで勝利まで持っていくことはできない。
二つ目に相手が呪文を唱えた際、その呪文とコストが同じで右上にJマークを持つカードを1枚ディスカードすれば、その呪文は効果を失わせる、史上2例目となる《超神星マーキュリー・ギガブリザード》方式の呪文の打ち消し能力を持つ。
相手がS・トリガーを使ってきた際も対象なので、効果発揮の機会は多いだろう。
cipで1枚マナ回収できるので、最低でもディスカードに使うコストの補充にも困らない。
もっとも、打ち消しを行う際は同じコストのカードを捨てなければならず、手札が少ないと発揮しづらい。
また、除去やクリーチャーの攻撃を制限する呪文となればコストも高くなりがちなので、出来ればコスト6〜8圏内のカードを手札に揃えておきたい。ツインパクトを多めにするとなお良い。
幸い、ジョーカーズは手札補充を得意とするのでこの点は気になりにくいか。
このように弱点こそ多々あるものの、クリーチャーの全破壊と、呪文の打ち消しを両方狙える強力なクリーチャーなのは間違いないだろう。
ただ、クリーチャーとのバトル、ひいてはシールドを貫通させることに特化された性能にまとめられているが、あくまでプレイヤーへの攻撃はできないものと考えておきたい。トドメを刺す時の保険も兼ねて、登場時にプレイヤーへの攻撃ができる《ガンバトラーG7》を組ませるのがいいだろう。cipで+7000ものパワー強化もこのクリーチャーと噛み合う。
ルール
- 呪文打ち消しの際、クリーチャー側にジョーカーズ種族を持ったツインパクトカードの呪文側のコストを参照して打ち消しを行うことが出来る。
環境において
双極篇環境終期には【緑ジョーカーズ】で使われることはなくはないが、むしろ【チェンジザダンテ】の打点補強兼除去として利用された。ただ、超天篇になるとマッハファイターとして役割が被る上に、より拡張性が高く腐りにくい《ドンジャングルS7》に立場を譲るようになった。プレイヤー達からの初期評価の高さとは裏腹に、このカードの活躍はかなり乏しい。
超天篇では《魂穿ツ煌世ノ正裁Z》や《7777777》が環境で想定される主な打ち消し対象となる。
その他
- 松本しげのぶ氏の原案では「自然文明の力を得て、目に見えない物すら撃ち落とせるようになったジョニー」という設定だった。
その設定をカードの能力に落とし込むにあたり、目に見えない物=呪文と解釈し、呪文打ち消し能力が付けられている。
関連カード
収録セット
参考
公式Q&A
Q.《オラマッハ・ザ・ジョニー》の最後の能力はどう使うのですか?
A.相手が呪文を唱えた時、その呪文とコストが同じジョーカーズ・カードを手札から捨てることで、その呪文の効果をなかったことにします。これは、相手の呪文が解決され、その効果が行われてからなかったことにして巻き戻すのではなく、呪文の解決前に効果を失わせることになります。
引用元(2019.7.2)
Q.《オラマッハ・ザ・ジョニー》の最後の能力の呪文の効果を失うとは、唱えなかったことになりますか?
A.いいえ、呪文は唱えられますが、その効果は得られないということです。テキストの何も書かれていない呪文を唱えたようなものです。
引用元(2019.7.2)
Q.《オラマッハ・ザ・ジョニー》の「相手が呪文を唱えた時」の能力でジョーカーズのツインパクトカードを捨てる際、クリーチャー側と呪文側、どちらのコストを参照できますか?
A.どちらでも好きな方を参照できます。例えば、相手がコスト5の呪文を唱えた場合でも、コスト6の呪文を唱えた場合でも、《スゴ腕プロジューサー/りんご娘はさんにんっ娘》を捨てることで、その効果を失わせられます。
引用元(2022.5.20)
Q.自分の《オラマッハ・ザ・ジョニー》がバトルゾーンにいる状況で、相手は「B・A・D・S 2」を使って《“必駆”蛮触礼亞》を唱えようとしました。《オラマッハ・ザ・ジョニー》の能力で、その効果を失わせたいのですが、手札からコスト5のジョーカーズを捨てるのは相手が手札を捨てる前ですか?後ですか?
A.手札を捨てた後です。《オラマッハ・ザ・ジョニー》の能力を使うタイミングは、相手が呪文のコストを支払い終わり、効果を解決する直前です。今回の場合、マナを支払い、手札を捨てた後で、《オラマッハ・ザ・ジョニー》の能力を使うことを相手に伝え、手札からジョーカーズを捨ててください。
引用元(2022.7.22)