《ストリーミング・シェイパー》
山札の上から4枚を表向きにし、水のカードを全て手札に加える。 水のカードしか手札に加えられないが、要は水のカードのみでデッキを組めばいいだけの話である。確実に4枚引ける青単では、たった3マナでハンドアドバンテージ+3という、《サイバー・ブレイン》をも上回るすさまじい性能を発揮する。 手札補充ばかり目がいくが、対象外のカードが墓地に行くことを活かして、墓地利用目的も兼ねて使われることもある。 《サイバー・ブレイン》、《アクアン》に並んで、初期のドロー軽視の風潮が生んだバランスブレイカーと言えるだろう。 環境において殿堂入りするまでは《アストラル・リーフ》と共に4枚積みされて全盛期の【リーフ青単】を支える。初期のカードプールでは水のカードが矢鱈に厚遇されていたことも手伝って、基本セット環境から闘魂編環境のマストカードとなっていた。 その後、2004年3月15日に記念すべき最初の殿堂入りカードに選ばれる。適正値を逸脱したコストパフォーマンスなので致し方ないと言えよう。1枚制限になったものの、強力であることに変わりはないため、これ以降の青単のデッキにはほぼ必ず積まれている。 エピソード3以降の環境では純粋な青単系の速攻が環境から姿を消しており、青黒系のデッキで墓地肥やしを伴う手札補充として使われるケースが目立った。典型例が【ジャバランガループ】や【カリヤドネループ】である。これら青黒系も然ることながら、白青構築の【ナウ・オア・ネバーループ】や【ライベルモットループ】、【絶望神サガループ】など、コンボデッキ全般のリソース系スーパーサブとしての性質が強い。また呪文の墓地利用においては、これを採用する数多くのデッキがこれで落ちることを期待して設計されている。 アビス・レボリューション環境 (オリジナル)では主に【青赤マジック】の鬼回り枠として採用される。【5色ザーディクリカ】のスーパーサブとして選択枠程度だが投入される場合も。 しかし、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》や《単騎連射 マグナム》が墓地に落ちてしまうことがかなりの難点であり、それを解消した《氷柱と炎弧の決断》が登場してからは一気に【青赤マジック】の採用率が激減。 遅くともDM23-EX3期には、これが上振れとして必要なくなるほど【青赤マジック】の基盤が成熟し、このカードはほとんど使われなくなった。 初期型の【青黒COMPLEXコントロール】にも使われたが、手札補充と墓地肥やし以外の効果が無い汎用性の低さ、何よりクリーチャーではないカードであり相性があまり良くない点から、一瞬使われただけで廃れた。 その他
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