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閃光の守護者ホーリー R 光文明 (9) |
クリーチャー:ガーディアン 3500 |
S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい) |
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい) |
このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーをすべてタップする。 |
三大S・トリガーのひとつ、《ホーリー・スパーク》のクリーチャー版である。
S・トリガー・ブロッカー・オールタップとかなりのスペックを持っていることに加え、この手の光のクリーチャーにありがちな「相手のプレイヤーを攻撃できない」能力も持っていない。ブロッカー故に除去されやすいが、《霊騎コルテオ》を始めとする過去の光のS・トリガークリーチャーの多くが立場を失った。しかし、エンジェル・コマンド・ドラゴンという恵まれた種族を持つ《音階の精霊龍 コルティオール》はまた別。
相手のクリーチャーの攻撃を全てストップさせつつ攻撃可能なクリーチャーが登場するS・トリガーという点では、《終末の時計 ザ・クロック》に近い性質と言える。そちらと比べると、コストが大きいため《獣軍隊 ヤドック》がいると出せないことが多い、《銀河大剣 ガイハート》などの攻撃後に処理される効果は止められないといった点で劣るものの、こちらは《クロック》より500高いパワーとブロッカーを持ち、全体タップによってタップキルを行える上自身もそれに参加出来る、相手の《父なる大地》などで無理矢理バトルゾーンに呼び出されてもマイナスにならないなどの利点がある。加えて文明や種族も違うので単純にどちらが上とは言い切れないが、デッキに必要な文明によって使い分けたり、強力な足止め能力を持つS・トリガークリーチャーを8枚まで積めるようになったとも考えられるだろう。
DMR-17にて登場した《デーモン・ハンド》のクリーチャー版である《凶殺皇 デス・ハンズ》と同様、優秀な基本カードとして幅広く活躍した。特に【レッドゾーン】では【速攻】同士の対戦で1ターン確実に凌ぎたいがために色が合わなくとも《終末の時計 ザ・クロック》と共にS・トリガー8枚体制にするのが定番であった。
【ロージアミラダンテ】では《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》で踏み倒すこともでき腐る場面が少ないS・トリガー獣として重宝された。
選んでいる訳ではないのでコスト踏み倒しデッキの多くを全否定する《異端流し オニカマス》をタップキルするのにも利用でき、《異端流し オニカマス》が重い新章デュエル・マスターズ環境のデッキの中には何らかのシールド追加によって処理するものもあった。初期型の【白青赤ドギラゴン剣】では《武闘世代 カツキングJr.》のシールド追加で何が追加されるか不確定であったにもかかわらず、このカードが期待された。
しかし、DMRP-06になると役割が被る上により軽く汎用性が高い《龍装の調べ 初不/ホーリー・スパーク》が登場。ツインパクトの登場をきっかけとして、汎用性や対応力を重視する流れから《Dの牢閣 メメント守神宮》が優先されるケースも増え、このカードは環境であまり見かけなくなった。自身の運用性を高めていた【ロージアミラダンテ】が環境から姿を消したのも大きい。
超天篇開始前後に環境に進出した【クラッシュ“覇道”】は追加ターンを得ることでオールタップをケアするので苦手。
『超CSII in 金沢』あたりから、シールド0枚の状況でこのカードが出てきた場合その能力を貫通する《龍装者 バルチュリス》が流行し、下手すればオールタップが全く機能しない状況にもなりかねなかった。
「DMGP-9th」で優勝を果たして環境に躍り出た【カリヤドネループ】はこのカードで1ショットキルを阻止しても《次元の嵐 スコーラー》の追加ターンでアンタップクリーチャーを生成するためやはり苦手である。
《ジェイ-SHOCKER》が登場すると、あちらで1ショットキル失敗時の保険としてGR召喚を封じることができるため、GR召喚主体のデッキが環境に蔓延している状況にあって、仮にこのカードで1ターンを凌いでも返しに動けるかどうかが怪しい状況となった。そして、追い打ちをかけるかのごとく、DMEX-07で《無限合体 ダンダルダBB》が登場し、《無限合体 ダンダルダBB》のJトルネードで、《「本日のラッキーナンバー!」》を唱えることによって、このクリーチャーを封じることができるようになってしまった。
2020年1月1日に目の上のたん瘤であった《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》は殿堂入りに指定される。
十王篇で【赤白レッドゾーン】が強化されて環境に復帰すると、このカードも環境でよく見るカードという立ち位置に戻った。2020年12月18日付で《ヘブンズ・フォース》がプレミアム殿堂に指定され、それに伴いこのカードも【赤白レッドゾーン】ごと環境であまり見ない存在になった。
王来篇では特にオリジナルで《蒼き守護神 ドギラゴン閃》や《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》などの、自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする能力を周りに付与するクリーチャーが跋扈し、仮に相手シールドが0枚の時にS・トリガーで出ても返しにダイレクトアタックまで持っていくことが難しくなった。これにより《終末の時計 ザ・クロック》と8枚体制にするS・トリガー基盤は決定的に崩れ、色の合うデッキでも《終末の時計 ザ・クロック》単採用が専らとなった。ただ、オリジナルの【赤白ドギラゴン閃】では、色が合いマナチャージしてもゲーム運びに支障が出ないこと、カウンターで出ればリーサルを組みやすくなることから依然積極採用され、全く環境で見かけない訳ではない。
王来MAX以降は高コストを活かして【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】に主に採用されることとなった。
【白赤アーマード・サムライ】が環境に進出すると、そちらにおける防御札としても需要を得た。運良く《ボルメテウス・武者・ドラゴン「武偉」》で暴発できればブロッカー対策として中々の性能を発揮する。
だが【白赤アーマード・サムライ】は程無くして退潮し、徐々にオールタップのカードプールが充実してきたこともあって、DM23-EX3期時点では【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】に採用されるぐらいとなった。
閃光の守護者ホーリー VR 光文明 (9) |
クリーチャー:ガーディアン 3500 |
S・トリガー |
ブロッカー |
バトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーをすべてタップする。 |
革命編で登場した過去のS・トリガー呪文の効果を内蔵したS・トリガー獣サイクル。いずれもレア。水には存在しないが《アクア・サーファー》(革命編で再録)が近い特徴を持つ。