凶鬼(きょうき)77(ごう) ビムナム》

凶鬼77号 ビムナム UC 闇文明 (2)
クリーチャー:マフィ・ギャング/レクスターズ 3000
相手のターン中に、相手が召喚以外の方法でクリーチャーを出した時、そのクリーチャーを破壊する。
シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-2000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)

DMRP-18で登場したマフィ・ギャング/レクスターズ

《マタドール・マルクーゼ》コスト踏み倒しメタ能力をそのままにパワーが2000上がり、シンカパワーでの相手1体へのパワー低下-2000が付いた完全上位互換

強いて悪い点を挙げるとすれば、シンカパワーを発動するとコスト踏み倒しメタとして機能しなくなる点で噛み合っていないこと。
もっとも、《大爆龍 ダイナボルト》よろしく、別にシンカパワーを使わずとも便利なカードなら実戦で不利益になることはない。選択肢が広くなるだけである。

《撃速 ザ・グナム》のように、進化するまでの相手の踏み倒しを牽制し、相手にメタが刺さりにくいと感じたら進化元にしてしまえば良い。
1枚も進化がないデッキでも場持ちが良くなった《マタドール・マルクーゼ》として採用する価値は十分ある。《マタドール・マルクーゼ》と共に最大8枚体制にするのもありか。

コスト踏み倒しメタとしては数少ないウィニーというのも特徴。もしの入る【速攻】に入れるなら、《ビシャモンス <ハンニバル.Star>》へと2→3と繋げられる。勿論相手がコスト踏み倒しをいつして来るか、どこで進化させてコスト踏み倒しメタ能力を切るべきかという見極めは重要である。
同様に、レクスターズに属するコスト踏み倒しメタである点も珍しい特徴の一つ。この点を活かし【モモキングダムX】では序盤の用心棒として重宝される。

環境において

登場から当時流行していた【鬼羅.Star】《“龍装”チュリス》の対策として【青黒緑ゼーロベン】などに採用され、この時期に《モエル・モヒッチ》《Disノメノン》の評価が上がった一因を作った。

【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】にも稀に採用された。

コスト踏み倒しメタとしては後に墓地肥やし付きの《ブルーム=プルーフ》も登場したが、シンカパワーを活かせる【神羅ケンジ・キングダム】では引き続きこれが使われた。

その他

  • イラストでは拳銃からビームを放っていることから、名前の由来は「ビーム+マグナム」から来ているのだろう。
  • フレーバーテキストでは、またフィオナの森が燃やされている。歴史上3回目の焼失という意味ではなく、文字通り3回焼失させられたという意味。
    さらにこの8分後には、超獣世界の広範囲を消し飛ばす大規模爆発に巻き込まれる形でまた燃やされる。時系列や詳細に関しては「石柱」およびそちらのリンクとなっている各種ページを参照のこと。
    • 本人はフィオナの森が燃えたことについては「闇文明侵略の歴史の冒涜」と、ディスペクターに対するお門違いな怒りを露わにしているが、燃やされてきた側からしたらはた迷惑な話である。彼がレクスターズとして目覚めているのは《百発人形マグナム》の魂に共鳴したからであるが、この怒りはどちらの、あるいは両方の意見なのか、それとも闇文明としては一般的な感性なのだろうか。
      メタ的に見れば、「フィオナの森が燃える」という事象も立派な「超獣世界の歴史」と言える…ということなのかもしれない。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考