《マタドール・マルクーゼ》

マタドール・マルクーゼ UC 闇文明 (2)
クリーチャー:マフィ・ギャング 1000
相手のターン中に、相手が召喚以外の方法でクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーを破壊する。

DMRP-05で登場したマフィ・ギャング

相手のターン中限定で、召喚せず出た相手のクリーチャーを破壊するコスト踏み倒しメタ能力を持つ。

同コストの《異端流し オニカマス》と比べるとパワーが1000低く、アンタッチャブルが付いていない上に、能力強制であるが、あちらとは除去の質で差別化が可能。
《異端流し オニカマス》の場合は反応した際の除去がバウンスなので、cipアドバンテージを取る戦略に弱いが、このカードの場合は再利用が比較的困難な墓地に飛ばすので、その点で単なる《異端流し オニカマス》の文明違いの調整版とは言い切れない部分がある。

環境において

登場当初からやはり除去されやすいことが祟って目立った活躍はない。そもそも登場後の環境における系のデッキの多くはも足されていることがざらで、結局このカードではなく《異端流し オニカマス》がコスト踏み倒しメタの枠に入ってしまいがちであった。

一部のプレイヤーは2コスト闇単色でプレイヤー攻撃可能なコスト踏み倒しメタとして【黒緑速攻】に採用することを検討していた。だが【黒緑速攻】では攻撃できないデメリットを考慮しても《デスマッチ・ビートル》が優先された。入るとしたら【黒単ビートダウン】などの余程攻撃制限のない2コストのクリーチャーにこだわるデッキ程度であろう。

それでも、【青黒ゲンムエンペラー】【青黒闇王ゼーロ】には単色である点が買われて採用された場合がある。

しかし、DMRP-18で無情にも完全上位互換《凶鬼77号 ビムナム》が登場した。
新章デュエル・マスターズからウィニーコスト踏み倒しメタは数あれど、上位互換が出てしまったのはこのカードが初となる。完全上位互換のコスト踏み倒しメタが登場すること自体もデュエマ史上初であり、完全に役割を終えてしまった。

その《凶鬼77号 ビムナム》にも同じコスト、同じメタ能力で墓地肥やしまで付いた《ブルーム=プルーフ》が登場。9枚以上も同じ性質のメタ能力を持つコスト踏み倒しメタが必要な場面は現実に存在せず、もはや数合わせ運用すらままならなくなったと言える。

その他

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考