堕呪(ダスペル) エアヴォ》

堕呪 エアヴォ UC 水文明 (4)
呪文:魔導具
S・トリガー(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
バトルゾーンにある、コスト7以下のカードを1枚選び、持ち主の手札に戻す。

DMRP-08で登場した魔導具呪文

S・トリガーと、コスト7以下のカード指定除去能力を持つ。

手打ちを考慮する場合、コストが上がり範囲の広がった《龍脈術 落城の計》と言ったところ。

【青黒退化】では《龍脈術 落城の計》に次ぐ5枚目以降の検討候補になるが、魔導具に属するため差別化は容易である。
《落城の計》とはコストが異なるため、《奇天烈 シャッフ》呪文ロックをすり抜けられる点でも優れている。

【青魔導具】では《堕呪 カージグリ》とともに除去カードとしての役割を担う。
あちらに比べて1マナ重く、対象のマナコストに制限がある点では劣るが、カード指定除去ゆえにミラーマッチでは《卍 新世壊 卍》バウンスして時間を稼ぐことができる。

《卍 デ・スザーク 卍》は下に4枚以上のカードが重なっていないとタップインが機能しないため、準バニラとして棒立ちにさせられる。

また、こちらには自分のカードバウンスできるというメリットもある。
例えば無月の門99を使用後の《卍 新世壊 卍》手札に戻せば再利用でき、重なっていたカード墓地に落とせる。魔導具が5枚墓地に貯まるため《ガル・ラガンザーク》《「無月」の頂 $スザーク$》も出しやすい。

また、無月の門やその派生能力で重なったカードを回収し、手札補充として活用できる。

カード指定除去としての柔軟性がこのカードの武器だろう。

環境において

【青魔導具】では定番のデッキパーツの1つ。DMBD-09DMBD-10期にあまりにも【青魔導具】が増えたため、ミラーマッチの明暗を分ける札としての性質が強くなった。無月の門99を使い終わった後の自分の《卍 新世壊 卍》に撃っても美味しい。《ガル・ラガンザーク》の登場後は一層この使い方が注目されるようになった。

双・超マーク2ブロック構築環境では、範囲が広く腐りにくいカード指定除去として【青黒GRハンデス】に投入されるケースがあり、実際DMEX-07期にはこれを入れた構築がチャンピオンシップ4位以内入賞を果たしている。

王来篇環境 (オリジナル)になると【青黒退化】が流行し、そちらのデッキで《龍脈術 落城の計》に次ぐ5枚目以降の退化手段兼防御札として需要を得ている。

【青黒魔導具】はとにかく《堕∞魔 ヴォゲンム》による大量墓地肥やしと付き合っていくことが求められるが、無月の門能力の下敷きを回収することで事実上の墓地回収として機能する。ただし、低コスト呪文側のあるツインパクトではない高コストドルスザクなど、回収できないカードもあるので注意。

その他

  • モチーフはエアボンベ。

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.《卍 新世壊 卍》の下にある魔導具呪文を、《堕呪 エアヴォ》の効果で選ぶことはできますか?
A.はい、選ぶことができます。
引用元(2019.9.30) 引用元2(過去のよくある質問より)

Q.自分の《ガル・ラガンザーク》の下にあるカードを、相手の《堕呪 エアヴォ》の効果で選んで手札に戻せますか?
A.はい、戻せます。選ばれないクリーチャーの上下に構成されているカードは、カードを指定する能力や効果によって選べます。
引用元(2021.7.16)

Q.下にカードが4枚ある自分の《卍 新世壊 卍》がバトルゾーンにある状況です。《堕呪 エアヴォ》の効果でその《卍 新世壊 卍》を手札に戻した場合、下のカードはどうなりますか?
A.すべて墓地に置きます。離れた一番上のカードが進化クリーチャーではないので再構築は行いません。
引用元(2021.10.22)