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龍脈術 落城の計 C 水文明 (3) |
呪文 |
S・トリガー |
バトルゾーンにあるコスト6以下のカードを1枚選び、持ち主の手札に戻す。 |
バトルゾーンにあるコスト6以下のカードを1枚バウンスするカード指定除去能力を持つ。
このカードが登場した当時はカード指定除去は数が少なく、ドラゴン・サーガ環境で登場したドラグハート・ウエポン、ドラグハート・フォートレスを低コスト除去できる貴重な存在であった。直接バトルゾーンに出す手段のない一部の3D龍解フォートレス以外はいずれもコスト6以下であるため、ほとんどのドラグハート・ウエポン、ドラグハート・フォートレスを除去することができる。サイキック・クリーチャーにも効果覿面であり、卑近な例では《勝利のリュウセイ・カイザー》が除去の範囲にスッポリ収まる。
それらへのメタカードとしてほかに《龍脈術 水霊の計》があげられる。そちらは対象のコスト制限はなく、状況に応じてドローができるため、使い分けが必要となる。しかしこのカードの利点はコストが軽いことであり、主にビートダウンデッキでの活躍が見込まれる。
上にあげたようにこのカードの利点はコストが低いということ、《龍脈術 水霊の計》、《トンギヌスの槍》と違い自分のカードも対象にとることができることが利点としてあげられる。これにより、軽量墓地進化獣を対象にし、退化させることで早期に大型獣をバトルゾーンに出すといったことも可能である。同じような運用ができるカードとして《ルナ・ミステリーマンション》や《センジュ・スプラッシュ》があるが、退化で早期召喚を狙うということを考えると、コストが1軽くS・トリガーまで付いているため、こちらの方がコンボパーツとしてより優秀である。
2ターン目に《ダンディ・ナスオ》か《ジオ・ナスオ》からの《死神術士デスマーチ》が成功すれば、最速3ターンで退化を行うことが可能。
デッキタイプ次第では単なるバウンス呪文以上の活躍が見込める便利なカードである。
同時期に発表されたカード指定除去の中で、唯一自分の進化カードを対象に取ることができる。フォートレスが除去できることが本来の目的だったのだろうが、《センジュ・スプラッシュ》の裁定変更の流れから、登場から真っ先に【青黒退化】のキーカードとして組み込まれるに至る。ある意味皮肉じみた結果を産んだカードともいえる。【青黒退化】は革命編環境から新章デュエル・マスターズ環境にかけて活躍した。
ただ、【赤青レッドゾーン】においては基本的に封印を外すことありきで採用されるため、負け筋を減らすために《禁断〜封印されしX〜》を投入しないタイプの【レッドゾーン】ではこのカードも投入される理由の大部分がなくなり、《奇天烈 シャッフ》がこのカードの枠に回帰するなどということになる。
【緑単ループ】に使用される《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》を返しのターンで除去することのできるカードとしてもその地位を確立していた。【赤青レッドゾーン】では、そのビートダウン力でも手に負えない速度でループに入ろうとする相手を止めるという、環境に大きくマッチしたカードとして実績を残している。また、侵略先を再利用することでcipを使い回すことも可能。シールド残り1枚まで追い詰めてから次のターンにこのカードで《熱き侵略 レッドゾーンZ》を再利用することで、他にクリーチャーがいなくてもダイレクトアタックまで持っていくことが可能。
しかし双極篇環境になると【赤青レッドゾーン】が【白青赤ドギラゴン剣】や【赤白“轟轟轟”ブランド】の速度に付いていけないことと、そのデッキが依存していた《異端流し オニカマス》が腐りやすくなったことから環境から姿を消し、採用先を1つ失った。
超天篇環境では低コストが多いGRクリーチャーへの対策として名前が挙がったが、《“轟轟轟”ブランド》や《BAKUOOON・ミッツァイル》が範囲外であるのが痛く、ここに来て汎用性の低さを露呈してしまった。ところがDMBD-09・DMBD-10期に【青黒緑デッドダムド】が成立すると、そちらに入る封印外し、【青魔導具】対策として注目され、チャンピオンシップ4位以内入賞構築にもまた姿を見せるようになった。
DMBD-13・DMBD-14期には《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》や《希望のジョー星》対策として【カリヤドネループ】に入るケースが目立った。
【青黒緑退化】が流行すると、《死神術士デスマーチ》呼び出し用の《戯具 ヴァイモデル》、このカードと《ロイヤル・ドリアン》の退化手段8枚体制でカウンターを構える光景が環境における風物詩となった。事故があまりにも酷い場合は《ロイヤル・ドリアン》で退化することを念頭に置いて、これで《天災 デドダム》を再利用してパーツを集めることまである。
龍脈術 落城の計 UC 水文明 (3) |
呪文 |
S・トリガー |
バトルゾーンにあるコスト6以下のエレメントを1枚選び、持ち主の手札に戻す。 |
DMPP-24で実装。レアリティがアンコモンになった。
また、エレメント指定になり、P'S封印を除去できないことになった。
TCGのように、進化クリーチャーの一番上だけを戻す退化手段には使えず、サイキック・スーパー・クリーチャーを解体したりもできない。
退化はできないが、自分のコスト6以下のクリーチャーを手札に回収することはできる。
龍脈術 落城の計 UC 水文明 (3) |
呪文 |
S・トリガー |
コスト6以下のカード1枚を持ち主の手札に戻す。 |
P'S封印が登場する前であり、エレメントとP'S封印を区別する必要がなかったため、カードを指定するテキストになっていた。
Q.封印の付いた《Black Lotus》を《龍脈術 落城の計》などのカードを選ぶ効果により手札に戻しました。この場合、《Black Lotus》に付いていた封印はどうなりますか?
A.墓地に置かれます。《Black Lotus》のみが手札に戻り、封印は単体でバトルゾーンに存在できないため、状況起因処理によって墓地に置かれます。《Black Lotus》が他のゾーンへ移動した場合も同じで、封印は墓地に置かれます。
引用元
Q.自分は呪文を既に2枚唱えています。バトルゾーンに《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》がある状況で自分の《混沌紳士 トリックスタァ》の「出た時または攻撃する時」の能力で3枚の呪文を墓地に置き、1枚目で《龍脈術 落城の計》を唱えて《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》を手札に戻しました。この場合、選んだ2枚目、3枚目の呪文は唱えられますか?
A.はい、唱えられます。
引用元
Q.《龍脈術 落城の計》で《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》のサイキック・セル1枚を選べますか?
A.はい、選べます。サイキック・セルのコストは0として扱うので、《龍脈術 落城の計》の効果で選べます。セルが離れる時にも「リンク解除」が適用されますので、《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》の持ち主はそれを構成するサイキック・セルのうち1枚を超次元ゾーンに戻し、残りを裏返します。
引用元(2021.12.17)
Q.《龍脈術 落城の計》のように、カードを対象とした効果で進化クリーチャーのカードが離れ、再構築でクリーチャー以外のカードが残った際、進化クリーチャーにクロスされていたクロスギア、装備されていたウエポンはどうなりますか?
A.クロスギアは外れてバトルゾーンに残り、ウエポンは超次元ゾーンに置かれます。
引用元(2022.4.8)