火文明限定戦

SPルールレギュレーションのひとつ。

文明のカードだけで組んだデッキでデュエルを行う。火文明を含む多色カードは使用できない。

火文明単色にはブロッカーが存在しないため、ブロッカー破壊は完全に腐る

2020年9月3日(木)~9月12日(土)開催時、以下のアーキタイプが存在する。

汎用カード

《ピーカ・プッピー》最軽量スピードアタッカー 場持ちは悪いが今引きリーサルにはデッキ問わず有用
《解体屋ピーカプ》同上 《龍炎鳳エターナル・フェニックス》に進化できないので情報面のディスアドバンテージになる
《襲撃者エグゼドライブ》ハンデスカードが存在しないレギュレーションなのでS・トリガーでしか除去できず非常に強力
《ピアラ・ハート》1000火力内蔵の軽量S・トリガー獣 フィールドアドバンテージを広げ、素の召喚もしやすい
《テンペストザウルス》2000火力内蔵のS・トリガー獣 コストは重いが《襲撃者エグゼドライブ》を倒せるのは《ピアラ・ハート》にないメリット
《マグマティラノス》1000全体火力内蔵のS・トリガー獣 パワーも高めのライン

【赤単速攻】

通常レギュレーションでも活躍した過去のある速攻デッキ。

《螺神兵ボロック》ルール上、絶対にパワー低下で自壊しない
《凶戦士ブレイズ・クロー》このルールでは5枚目以降の《ボロック》
《奇襲兵ブルレイザー》2000火力が効かないアタッカー
《剣撃士ザック・ランバー》
《チッチ・ホッピー》3000火力が効かないアタッカー
《ボルカニック・アロー》6000火力 コントロールデッキや展開中の連ドラに撃つのでデメリットは気になりにくい
《閃神兵ラウゼス》タップした《エグゾリウス》メタ

【赤単ヴァルボーグ】

通常環境の「徹底した進化元の除去に弱い」「S・トリガーの確定除去に弱い」「軽量ブロッカーの遅延行為に弱い」という3大欠点がルールによって緩和されているデッキ。
クリーチャー除去はS・トリガー火力やクリーチャーでの殴り返しに依存したデッキが多く、不用意に攻撃しなければ進化元が除去されづらい。
後攻2〜先攻3ターン目でパワー2000の進化元を除去するには《クリムゾン・ハンマー》《幻竜砲》《ボルカニック・アロー》しか存在せず、手札事故を除けば速度と突破力を兼ね備えたデッキとなる。

《機神装甲ヴァルボーグ》攻撃中のパンプアップで、ほとんどの場合《ドリル・トラップ》すらシャットアウト
《一撃勇者ホノオ》進化元なら《ボーグ》の相互互換で、パワーアタッカーで殴り返しの単体性能も高い
《不死身男爵ボーグ》安定した進化元
《小さな勇者ゲット》このルールでは強制突撃のデメリットがかなり響くので迅速に進化させたい
《機神装甲ヴァルディオス》速度は《ヴァルボーグ》に劣るが、自軍のパンプアップが便利
《撃墜団長メッツァー》《ヴァルディオス》と併用すれば2000火力を跳ね除けるスピードアタッカーに

【トリガービート】

S・トリガーを多めに採用したデッキ。赤単速攻に強いが、パワーで劣るのでドラゴンに弱い。

【コントロール】

火力殴り返しコントロールする。
パワー6000超えのクリーチャーはS・トリガーで除去されないため、フィニッシュはシールド焼却に拘る必要はない。

【連ドラ】

一度大型ドラゴンを出せればこのレギュレーションでは除去する手段が非常に少なく、対処が困難になる。

《コッコ・ルピア》ドラゴンのコスト軽減。除去されやすいので、積極的に出すのは控えたい
《エナジー・チャージャー》貴重なブースト。《アルティメット・ドラゴン》のブレイク数増、殴り返しの補助
《ボルシャック・バディ・ドラゴン》サーチで山札1枚圧縮、マナに置く手札を補充
《紅神龍バルガゲイザー》デッキの核
《アルティメット・ドラゴン》第2エース。高パワーを維持しやすい低コストドラゴン
《ヘリオス・ティガ・ドラゴン》小型の一斉除去兼アタッカー
《バルキリー・ドラゴン》後続確保

【龍炎鳳エターナル・フェニックス】

このレギュレーションにおいて乏しくなる大型除去と手札補充の両方の要素を併せ持ち、対処が難しい《龍炎鳳エターナル・フェニックス》の召喚を狙う。
デッキのメインにせずとも隙あれば出せる程度でタッチで組み込まれている事もある。

環境

2020年9月3日(木)~9月12日(土)

ブロッカーがいないため、速攻一辺倒の環境になると開催前は予想されていた。しかし、カードプールの関係で赤単速攻が苦手とするS・トリガーが確実に積まれるため、【トリガービート】【コントロール】もしっかり活躍している。
火文明は手札の補充手段に乏しく息切れを起こしやすいため、中~低速系のデッキは除去を多めにすることで大型クリーチャー召喚までの時間を稼ぐことができる。
純正速攻の少なさは、《機神装甲ヴァルボーグ》の入手難易度が高いことも原因の1つだろう。

スピードアタッカーを止める手段がないので、極端な話6回連続でスピードアタッカーを召喚すれば勝利できる。それに対抗するには物量でダメージレースに勝つしかないためカウンターで頭数を増やせるS・トリガー獣が極めて重要。

シールドをブレイクする場合、S・トリガーで出せる最高火力《ドリル・トラップ》《ボルカニック・アロー》の6000以下なので、とどめの一撃はパワー7000以上のクリーチャーに任せるのが無難。

速攻対面を意識してcip除去と殴り返しができる《ピアラ・ハート》《テンペストザウルス》の採用率が非常に高い。その裏を読んでパワー3000以上で固める構築も有効。

その他

戦闘BGMはこのイベント限定の描き下ろし曲が使われている。参考

このイベント以降、ゲーム内では聞く機会はなくなった。公式では、「神アート デュエマ×デュエプレ」の紹介PVで、グレンパートのBGMで少し聞くことができる。https://www.youtube.com/watch?v=vhqHGKvYYMg&t=141s(2分22秒〜)

参考