《クイーン・オブ・ネイチャー》

クイーン・オブ・ネイチャー VR 自然 (8)
クリーチャー:グランセクト 12000
シンパシー:自然のクリーチャー(このクリーチャーの召喚コストを、バトルゾーンにある自分の自然のクリーチャー1体につき1少なくする。ただしコストは0以下にはならない)
W・ブレイカー
自分の自然のクリーチャーすべてに「マッハファイター」を与える。
自分のパワー12000以上のクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。それがパワー12000以上のクリーチャーなら出す。それ以外ならマナゾーンに置く。

DMEX-19で登場した自然グランセクト

自然クリーチャーの数だけコストが下がるシンパシーと、自然クリーチャー全てにマッハファイターを、パワー12000以上クリーチャー山札の一番上がパワー12000以上のクリーチャーなら踏み倒すアタックトリガーを付与させる2つの常在型能力を併せ持つ。

シンパシーは、自然のクリーチャーなら種族は問わないのが、《青銅の鎧》のようなマナ加速ができるクリーチャーを利用するのが自然。
そうすることで、たとえクリーチャーの数が少なくとも召喚に使うマナ数を確保できる。
もっとも、コスト8という数字はマナ加速を得意とする自然にとっては重いというわけではないため、コスト軽減を無視しても構わないだろう。

さらにマッハファイターの付与はこのクリーチャーを含め、あらゆる自然のクリーチャーに与えられるので、グランセクト以外の自然の種族を採用したデッキを強化することが可能。
もっとも、後述の能力を鑑みて、できるだけ高パワーのクリーチャーが多いデッキへの投入が一番確実。

そして、山札の上からパワー12000以上のクリーチャーの踏み倒しは、攻撃することで発動するので、先程のマッハファイターの付与も相まって、次々と大型クリーチャーを並べることができる。
仮に外しても、マナゾーンに移動するのでささやかなマナ加速にもなる。

ただし、あくまでマッハファイターはクリーチャーへの攻撃に特化した能力であるため、相手のクリーチャーの数による所が大きい。
しかも天敵であるコスト踏み倒しメタを排除するにしても、コスト踏み倒しはバトルに入る前に解決するので、シナジーしているとは言い難い。
コスト踏み倒し能力を最大限に活かすにはパワー12000以上クリーチャーをデッキに多く投入する必要があるが、パワー12000以上クリーチャーの多くは高コストクリーチャーであるため、シンパシーを活かしづらくなる。
《デスマッチ・ビートル》などのパワー12000以上で低コストクリーチャーもいるが、それらの多くは攻撃制限が課されており、マッハファイター付与およびコスト踏み倒し能力が使用できない。

そのため、あくまで《ハイパー・マスティン》《バードリアント》コスト踏み倒しで出る事に期待する運用とし、シンパシーに関しては大幅なコスト軽減を狙わず、コスト1,2程度軽減できれば十分、と割り切った方がよいだろう。ただし、コスト踏み倒しで出すことを前提とした運用をする場合、このカードと同様にマッハファイターを持ち、後続のコスト踏み倒しが行える《零獄接続王 ロマノグリラ0世》が競合相手となる。

大幅なコスト軽減を狙わずとも、《雪精 X-girls》《ボントボ》から自身のシンパシーも合わせてマナカーブが繋がる。【ゲイル・ヴェスパー】などのパワー12000以上基盤のデッキの場合、マナブーストから繋いでも順当なところで4ターン目には出すことができる。

パワー12000以上の自然単色のクリーチャーということでパワー12000以上を並べやすい【ゲイル・ヴェスパー】に適している。そちらのデッキはマナも伸びるため、シンパシーに依存しなくとも出す機会は作れる。《古代楽園モアイランド》《自然の四君子 ガイアハザード》のようなカウンター封じグランセクトコスト踏み倒しにおける狙い目である。
ただ【ゲイル・ヴェスパー】の場合はこれで展開補助しなくとも置き場に困るほどのクリーチャーを展開できるため、あくまで繋ぎ役として相手の盤面を取るために使うのが無難だろう。

いっそのこと専用デッキ(>【クイーン・オブ・ネイチャー】)で使ってやるのが一興だろう。

収録セット

参考


公式Q&A

  • 3つ目の能力について

Q.自分の《クイーン・オブ・ネイチャー》と他に自然のクリーチャー1体のみがバトルゾーンにいる状況で、自分は《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》を出しました。
自然のクリーチャーが3体しかいないので、《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》は出た時点ではクリーチャーではありませんでしたが、その後、同ターン中に条件を満たしてクリーチャーになった場合、「マッハファイター」で相手のアンタップしているクリーチャーを攻撃できますか?
A.はい、タマシードとして出た《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》も、出たターン中にクリーチャーになれば「マッハファイター」で相手のクリーチャーを攻撃できます。
《クイーン・オブ・ネイチャー》の「自分の自然のクリーチャーすべてに「マッハファイター」を与える。」は、常在型能力です。「マッハファイター」も常在型能力ですので、出た時に効果を発揮するわけではありません。そのため、後からクリーチャーになった《轟廻!グランドスラム・スコーピオン》も、「マッハファイター」の効果で攻撃できます。

+  総合ルール 604.1.

引用元(2022.9.28)