《デスマッチ・ビートル》
DMRP-01で登場したジャイアント・インセクト。 2コストでありながら、コストの割に非常にパワーが高いコスト踏み倒しメタであり、パワーが13000未満であれば一方的に展開阻止できる。 《異端流し オニカマス》、《洗脳センノー》と共に、DMRP-01を代表するコスト踏み倒しメタ。 【ドギラゴン剣】なら、踏み倒されて出てきたクリーチャーを悉く葬り去る事ができる。 この効果バトルは強制でないため、パワーで勝てないクリーチャーや厄介なpigを持つクリーチャーにはバトルをしないという選択も重要である。 ガードマンも持ち合わせているため、コスト踏み倒しを行わない相手でも殴り返しに対する抑止力として機能する。 代償に攻撃には一切参加できないが、このコストでこのパワーでは当然だろう。攻撃できないデメリットは大きいので、自身の高パワーが活きるデッキでもない限り4枚積みは避けた方が良い。 自然のクリーチャーであることから《トレジャー・マップ》でサーチすることで、安定して1→2の動きを見せて2ターン目に立てることが可能である。《制御の翼 オリオティス》や《異端流し オニカマス》にはこのように対応する1コストのサーチが無いため、この点は大きかろう。 一方で、相手ターン中の踏み倒し発動する能力であるため、効果バトル解決前に踏み倒されたクリーチャーのcip等で除去されると、踏み倒しメタが不発に終わる。《轟く侵略 レッドゾーン》のような除去持ちの踏み倒しは妨害しにくい。 環境において能力判明当初、環境では【緑単ベアフガン】や【緑単ループ】で採用されると予想されていたが、前者は《異端流し オニカマス》によって失墜し、後者は最速ループを優先して踏み倒しメタに《大神砕グレイトフル・ライフ》の進化元になる《獣軍隊 ヤドック》を優先したため、同弾の他の踏み倒しメタと比べると最初は思ったほど活躍していなかった。 一応プレイング技術に自信の無い層が時間稼ぎとして採用する場合があり、全く【緑単ループ】に採用されない訳ではなかった。また、【赤青ブランド】、【ロージアミラダンテ】、【ドギラゴン剣】を相手に、無限マナブーストから1枚調達して適切なタイミングで出せれば十分ということで、1枚積み枠として採用するケースも中にはあった。 DMRP-02で《凶鬼03号 ガシャゴズラ》が登場してからは【ガシャゴズラループ】の踏み倒しメタとして役目を与えられた。コストが《ガシャゴズラ》のリアニメイト範囲内であること、ループパーツの1つである《学校男》の除去力が強力であり相手の動きに柔軟に対応できることなどが功を奏したのだろう。 《“罰怒”ブランド》の登場で【赤単ブランド】が成立したことによっても、このカードは見直されている。《無重力 ナイン》や《デュアルショック・ドラゴン》などの召喚扱いのコスト踏み倒しクリーチャーが【赤単ブランド】に入ること、2コストであるためそれらのデッキに間に合うことなどがその要因として挙げられる。 DMRP-03期に【ゲイル・ヴェスパー】が成立すると、コスト踏み倒しメタと《天風のゲイル・ヴェスパー》のダブル・シンパシー元として主流パーツの地位を得た。 【白緑メタリカ】が環境を支配すると、そちらにおけるメタカード枠として需要を得た。ソリティアによって手札を増やしておけば《メガ・マグマ・ドラゴン》を出されても残ったこのクリーチャーと増えた手札で再展開できた。相手の《メガ・マグマ・ドラゴン》が手札から尽きるかどうかという根比べには大抵【白緑メタリカ】が勝つものであった。【白緑メタリカ】の現役当時の殆どのコスト踏み倒しに刺さったため、かなりの高頻度で採用されていた。 DMRP-05で本格的に収録されてきたマッハファイターにも強い。 【チェンジザダンテ】が成立すると5枚目以降の《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》として利用されるようになった。ただ、DMRP-07期になると余りにも《ドンドン吸い込むナウ》が増えたため、【白青赤ドギラゴン剣】辺りにはバウンスであっさり退かされ、《龍装者 バルチュリス》から《蒼き団長 ドギラゴン剣》へ革命チェンジされてゲームセットという展開が多くなった。 超天篇環境では《ドンジャングルS7》で処理されたり、《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》にバトルで負けることが頻発。さらに2019年7月1日に仮想敵の《“轟轟轟”ブランド》が殿堂入りに指定され需要が低下。超天篇はこのカードにとって不遇と言うべきシリーズになった。 【連ドラグナー】が環境の首位に立つと、メタカードとして需要が生まれた。バトルの結果としての破壊はあくまでもルールによる処理なので、《無敵剣 プロト・ギガハート》などの除去耐性が働かないという利点がある。ただし、《∞龍 ゲンムエンペラー》には無力なので、メタカードとしては絶対的ではない。 総じて環境の変化も関わるが、効果判明時の予想を上回る活躍を見せたカードであり、メタカードやコンボパーツとして採用されるだろう。 2021年7月1日殿堂レギュレーション改訂により【オカルトアンダケイン】が事実上消滅すると【ゼロ・ルピアループ】がアドバンス環境のトップに立ち、このカードも相手が《希望のジョー星》と《ゼロ・ルピア》の存在下において0マナでクリーチャーを連打する動きに対する牽制札としての需要を獲得。主にミラーマッチ対策としてその姿が見られるが、そのミラーマッチ対面では《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》でこのクリーチャーを始めとしたシステムクリーチャーを露骨に除去し、そのまま《ヘームル・エンジオン》を使ったGR召喚ループに入られるため油断ならない。 【5色ガイアハザード退化】が成立してからしばらくすると、《闘争と成長の決断》との相性の良さからそちらに入るようになった。他にも、【青黒緑ハンデス有象夢造】にも入る。DMEX-19期時点では、大流行している【JO退化】に覿面に刺さる。ただし【JO退化】の場合、《無双龍騎 ボルバル・モモキング》という抜け道が存在しているため、完全なメタカードとは言い切れない。 ゴッド・オブ・アビス環境までの【ナーガ.Star】の現役時代には、青黒緑ベースの型に投入される場合があった。 DM23-RP3期に《アーテル・ゴルギーニ》が登場し、合計-8000のパワー低下が飛び交う環境となると再評価され、直近までほとんど見なかったものが、2023年9月の終わりのオリジナルのチャンピオンシップではこれを3枚入れた型の【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】が優勝。それを皮切りにまたポツポツと見かけられるように。DM23-EX3期にも、【青赤マジック】対策の軽量級除去が増えたためその調整破りになる高パワーメタカードとして青黒緑基盤系列に採用される。 『全国大会2023』に【青緑ジャイアント】が確認されたことを機に、流行が再燃した【青緑ジャイアント】に顔を出すようになった。 DM24-RP1期も引き続き、《キャディ・ビートル》はあらゆる火力やマッハファイター、パワー低下で簡単にどかされるのが、パワーを参照するタイプには場持ちが圧倒的に良い長所からこちらが優先されるケースも。王道篇から登場した能力であるハイパー化のコストとしても優秀。 その他
関連カードフレーバーテキスト
収録セット
参考
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