暗黒(あんこく)怨草士(おんぞうし) クロユ・レシア》

暗黒の怨草士 クロユ・レシア SR 闇/火文明 (8)
クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン/アクミ団 12000
革命チェンジ:闇または火のコスト5以上のドラゴン(自分の闇または火のコスト5以上のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
T・ブレイカー
自分のドラゴンすべてに「スピードアタッカー」を与える。
このクリーチャーが離れた時、コスト6以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。

DM22-EX2で登場した/デーモン・コマンド・ドラゴン/アクミ団

《D2M2 ドグライーター》に次いで登場した/のコスト5以上のドラゴンを条件とする大型革命チェンジ獣。
自軍のドラゴンスピードアタッカーを与える常在型能力と、バトルゾーンを離れた時にコスト6以下のクリーチャーをリアニメイトする能力を持つ。

他の/を条件とする革命チェンジを持つカードは殆どがD2フィールドとの連携を前提とした効果を持っていたが、このカードは汎用性が高く入るデッキを選ばないのが特徴。

火のコスト5以上のドラゴン指定の革命チェンジを持つという事は当然《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》とも好相性。そちらでサーチすればバウンスも発動する上に、マッハファイターを活かして疑似12000火力として利用可能。次のターンに《最終龍覇 グレンモルト》《爆炎龍覇 モルトSAGA》《爆銀王剣 バトガイ刃斗》を呼び出せば、《爆銀王剣 バトガイ刃斗》やそこから龍解した《爆熱王DX バトガイ銀河》にとって厄介になる、出たドラゴンのタイムラグを消せる。

ファイナル革命を持たないため革命チェンジでの登場に拘る必要も薄く、適当なドラゴン踏み倒しから登場しても十全のスペックを発揮できる。革命チェンジを使わずに出す場合は《蒼き覚醒 ドギラゴンX》と相性が良い。《蒼き覚醒 ドギラゴンX》のディスカードと合わせて実質的に手札からも踏み倒しが可能になる。

2つ目の能力はpigではなく離れた時であるため、自分が革命チェンジ元になっても発動可能。
自分の能力でスピードアタッカーになれるのコスト5以上のドラゴンであり、チェンジ元としての適性も十分。

スピードアタッカー付与手段としては、マッハファイター付与と打点補強も同時にできる《轟く革命 レッドギラゾーン》の影がちらつくが、やはりファイナル革命の権利を消費しないのが明確な差別化点となる。いっそ同時採用するのも1つの手かもしれない。極論これを着地させた直後に《轟く革命 レッドギラゾーン》アンタップ能力で無理やり出したターン中に離れた時能力リアニメイトを使うという手もある。

環境において

登場当初の時点では期待ほどの活躍はしていない。(疑似)スピードアタッカー付与手段なら殿堂入りの《蒼き団長 ドギラゴン剣》、1枚積みが主流の《勝熱と弾丸と自由の決断》で十分なため。離れた時能力もタイムラグなしに使うなら基本的にはこのクリーチャーと《百鬼の邪王門》を同時宣言し、能力で自軍をバウンスできる《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を運で掘り当てるしかない。

他のカード・デッキとの相性

その他

  • 名前は「クロユリ」と「ラフレシア」からと思われる。どちらもハエを受粉に利用するため悪臭を放つ花として知られる。
    • 全身に備わる赤い斑点や触手は粘着型食虫植物の「モウセンゴケ」、胴体は罠型食虫植物である「ハエトリソウ」を思わせる。
    • この中ではラフレシアだけモチーフとして浮いているようだが、ラフレシアは他の樹木に寄生して成長する為、相手に害を与える植物という意味では共通している。
    • 発光する腹部や口の付いた触手は、1989年に公開された映画「ゴジラvsビオランテ」に登場する怪獣「ビオランテ」を連想させるが、あちらのモチーフはバラである。

関連カード

収録セット

参考