【黒ガイアッシュ覇道】

青黒赤緑で組まれた【ガイアッシュ覇道】。【青黒赤緑ガイアッシュ覇道】とも。青黒緑コマンド基盤に《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を足したのが特徴。

流星のガイアッシュ・カイザー SR 水/自然文明 (6)
クリーチャー:ブルー・コマンド・ドラゴン/グリーン・コマンド・ドラゴン/ハンター 8000
相手のターンの終わりに、相手がそのターン中、マナゾーンのカードをタップせずに、クリーチャーを出すか呪文を唱えていて、バトルゾーンに自分の《流星のガイアッシュ・カイザー》がなければ、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、カードを2枚引く。
自分のコスト10以上のクリーチャーの召喚コストを4少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
相手のクリーチャーは出たターン、自分を攻撃できない。
勝利龍装 クラッシュ“覇道” SR 火文明 (10)
クリーチャー:ドラゴンギルド/ビートジョッキー 9000+
B・A・D 2(このクリーチャーの召喚コストを2少なくしてもよい。そうしたら、このターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する)
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが破壊された時、タップしていたら、このターンの後に自分のターンを追加する。
バトル中、このクリーチャーのパワーを+5000する。
一王二命三眼槍 SR 闇/火文明 (5)
クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 6000
自分がゲームに負ける時、これが相手のターンで、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、かわりに自分の手札にあるこのカードを相手に見せ、山札の下に置いてもよい。
スピードアタッカー
W・ブレイカー
<鬼エンド>このクリーチャーが出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいれば、自分の山札の一番下のカードを墓地に置く。それがコスト5以下のクリーチャーなら、出してもよい。

主要カード

候補カード

《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》リソース確保と革命チェンジに役立つドラゴン
《フェアリー・Re:ライフ》G・ストライク付き2コスト初動マナブースト
《メンデルスゾーン》ドラゴン軸にする場合
《ボルシャック・栄光・ルピア》
《配球の超人/記録的剛球》ガチンコ・ジャッジに強い初動2コストマナブースト。クリーチャー面も盤面処理手段としてギリギリ使えないことはない
《地龍神の魔陣》青緑G・ストライク持ち2コストブースト。
中盤以降もサーチカードとして活躍する
《天災 デドダム》青黒緑系のデッキに入れない理由のないリソースの鬼
《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》マナブーストマナ回収ができるマッハファイター/
墓地利用メタまたは山札回復付きマナブースト
《ドンドン火噴くナウ》ブースト手札補充除去を1手に担うS・トリガー
《絶望と反魂と滅殺の決断》除去ハンデス軽量級のリアニメイトをこれ1枚で行う汎用
《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》マナブースト、手札補充、除去をこれ1枚で
《ロスト・Re:ソウル》GSコントロール環境刺さるオールハンデス
《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》数字選択してバウンスによる全体除去/
宣言コストの召喚詠唱ロック
《奇天烈 シャッフ》宣言コストプリン効果呪文ロック
《飛翔龍 5000VT》全体除去、溜めるプランに
《SSS級天災 デッドダムド》メインのコントロールプラン、サブのビートダウンプランに
《蒼き団長 ドギラゴン剣》打点形成系スーパーサブ
《時の法皇 ミラダンテXII》サブフィニッシャー召喚ロックで詰める
《百族の長 プチョヘンザ》サブフィニッシャー全体除去からタップインまで
《メガ・マナロック・ドラゴン》cip攻撃時に大規模疑似ランデス
《一王二命三眼槍》ノーコスト単発的効果敗北回避能力
《裏斬隠 カクシ・レシピ》相手の《クラッシュ“覇道”》に対するメタとして
《ヴィオラの黒像》確定除去+そのコストを基準にリアニメイト
呪文ロッククリーチャーに対するロックが効かない
《撃髄医 スパイナー》【我我我ブランド】対策のS・トリガー獣
スーパー・ボーナス軽量級コマンドばら蒔きも
《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》革命チェンジ出る呪文ロック/ドロー呪文コスト踏み倒しが一体化
《ディメンジョン・チョーカー》cipドラゴンサルベージ
《Disノメノン》リソース要員になる汎用マッハファイター
《“轟轟轟”ブランド》マスターG・G・Gで0コスト召喚
《サイバー・ブレイン》3枚ドロー。ワンショットの準備やカウンター札を引き込む。
S・トリガーを持ち単色マナとしても有用
《CRYMAX ジャオウガ》シールド焼却と強烈なアタックトリガーで一気に相手の盤面を奪う
《ダーク・鎌・ルピア》ドラゴン墓地召喚&コスト軽減
《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》cipで相手のクリーチャー1体をバウンスしそのコスト以下のクリーチャーをリアニメイト。cip全般を封殺する常在型能力
《アーテル・ゴルギーニ》リアニメイトパワー低下墓地肥やしの中から2回使える上に耐性持ちのブロッカー
《蒼狼の大王 イザナギテラス》手札からコスト3以下の呪文を唱えるドラゴン
《地封院ギャイ》cip山札上3枚からドラゴンクリーチャーを好きな数回収し、残りをマナ
マナゾーンからドラゴン召喚を可能に
《流星アーシュ》cipマナ加速した後ドラゴンクリーチャーを回収し
そのコスト以下の相手クリーチャーをバウンスするブロッカーS・トリガー
《蒼き王道 ドギラゴン超》《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》ハイパーモードのタネにする

このデッキの回し方

リソース系のカードでアドバンテージを取ってから《流星のガイアッシュ・カイザー》を立てる。

準備が出来たら《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を召喚し、ワンショットを行う。適宜《奇天烈 シャッフ》によって破壊以外の除去をケアできれば尚良い。強力なファイナル革命持ちや《メガ・マナロック・ドラゴン》で押す手もある。

《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を引けない場合、《SSS級天災 デッドダムド》によるビートダウンプランを取ろう。その際、コスト踏み倒しメタは《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー》の持つマッハファイター《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》によるDスイッチで処理できると良い。

環境において

DMBD-19DMBD-20期には後述の【ヴェノミックガイアッシュ覇道】の基盤を維持しつつ《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》をカットし、無限エクストラターンを狙わない代わりにデッキの汎用性を上げた【黒ガイアッシュ覇道】の入賞がポツポツと見られるようになった。この頃の【青黒赤緑ガイアッシュ覇道】はのカードとして大規模ハンデス系統の札3枚から4枚、《ヴィオラの黒像》2枚から4枚、《一王二命三眼槍》3枚から4枚を入れた型が主流。この頃に環境で激増した《一王二命三眼槍》に関しては、敵に回しても《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》による追加ターン敗北回避能力を踏み越えることができる。《超神龍バイラス・カースド》S・トリガーを封じ、《一王二命三眼槍》G・ストライクによるワンショット失敗に備えて保険を掛ける型も結果を残した。メインデッキ自然ハンタークリーチャー比率をデッキビルディング次第で無理なく4分の1程度には引き上げることができ、ハンターを持つマッハファイターも5枚程度は入るということで、《若頭 鬼流院 刃》を疑似《轟破天九十九語》として1枚積みした型も結果を残した。《百鬼の邪王門》《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》を採用した型の入賞報告もあった。

DMBD-21DMBD-22期には《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》採用型が流行。アドバンスでは同じ頃にドラグナーとして単色マナ要員感覚で《最終龍覇 ボロフ》2枚だけを採用した型も見られた。同じ頃、【ガイアハザード退化】を折衷した型がオリジナルで4位入賞した。

DMGP2022』Day1(オリジナル)ではベスト8に《ディメンジョン・チョーカー》を2枚入れた型が残っていた。

2023年1月最終週のチャンピオンシップ(アドバンス)ではドラゴン基盤の【4色万軍投】として組まれた型が4位入賞していた。

DM22-EX2《ダーク・鎌・ルピア》を獲得したことが転機となった。当初はそちらを使った型がマストではなかったが、後に環境のインフレに伴い、そちらを使って無限ターンを狙わなければこのデッキを握る意義自体が無くなった。

DMGP2023-1st』Day1(アドバンス)ではベスト8に1人残った。

DMGP2023-1st』Day2(オリジナル)ではベスト128に2人残った。

2023年8月11日付で《勝利宣言 鬼丸「覇」》殿堂解除

【絶望神サガループ】消滅後は、それまで締め付けを受けていた【黒単アビスロイヤル】が環境でそれなりの地位に就き、DM23-RP3期には【黒単アビスロイヤル】ほどではないが除去の内の破壊の比率が高い【黒緑アビスロイヤル】というデッキも進出。破壊以外の除去に弱いという《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》の最大の欠点が目立ちにくい環境となった。

DM23-BD1《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》DM23-RP3《五番龍 レイクポーチャー ParZero》《Napo獅子-Vi無粋/♪オレの歌 聞けよ聞かなきゃ 殴り合い》を獲得。DM23-RP3以降しばらくチャンピオンシップで上位入賞が散見された。

DM24-EX1《冥土人形ヴァミリア・バレル》を獲得。

DM24-BD1DM24-BD2期には【ガイアハザード退化】からヒントを得たのか、《生魂転霊》を3枚採用した《生魂転霊》リソース型が64人参加のオリジナルのチャンピオンシップで優勝。

DM24-EX2《頂上電融 クライアッシュ“覇星” '22》を獲得。

【ヴェノミックガイアッシュ覇道】

【黒ガイアッシュ覇道】にさらに《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》を足した型。

主要カード

このデッキの回し方

大筋では【黒ガイアッシュ覇道】と回し方は同じだが、準備が出来たら《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》で無限ターンを狙う点は異なる。

長所

破壊除去以外の防御札を持たず、尚且つカード指定除去の無いデッキに対しては滅法強い。

《流星のガイアッシュ・カイザー》のコスト軽減を活かした《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》の早出しは、《異端流し オニカマス》《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》を貫通する。

《ヴィオラの黒像》《一王二命三眼槍》G・ストライクなどのクリーチャーを出すことにも呪文唱えることにもよらない防御札がふんだんに取り揃えられているため、生半可なカウンター封じには屈しない。特に《一王二命三眼槍》《禁断竜王 Vol-Val-8》によるダイレクトアタックを防げる札として貴重である。

短所

《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》が破壊以外の除去で包囲されると厳しい。

《流星のガイアッシュ・カイザー》に早出しの成果が左右されるため、そちらを除去で狙われるのもキツイ。

《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》をカード指定除去で撃ち抜かれるのも厳しい展開。

そもそもデッキのフィニッシュ力が《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》に依存するため、言い換えると《SSS級天災 デッドダムド》で継続的にビートダウンする展開は比較的不利なゲーム運び。

環境において

DMSD-20DMSD-21期にオリジナルで流行し、上位入賞が散見されるようになった。

参考