D(ディー)-Jealousy(ジェラシー)-灰撫(ファイブ)/♪五本(ごほん)まで (あつ)めて(はやし) (もり)ジャングル》

D-Jealousy-灰撫 VR 水文明 (7)
クリーチャー:マジック・コマンド・ドラゴン 9000
ジャストダイバー
W・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにある自分のツインパクト・クリーチャー1体の呪文側を、バトルゾーンに置いたままコストを支払わずに唱えてもよい。
♪五本まで 集めて林 森ジャングル VR 水文明 (8)
呪文:マジック・ソング
次の中から5回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
▶エレメントを1つ選び、持ち主の手札に戻す。
▶カードを1枚引く。

DM23-RP1で登場したマジック・コマンド・ドラゴンマジック・ソング呪文ツインパクト

クリーチャー側はパワー9000ジャストダイバーW・ブレイカーアタックトリガーで自分のクリーチャー1体の呪文側を踏み倒せる。

ジャストダイバーにより召喚酔いの隙を補っており、ほぼ確実に次のターンからアタックトリガーを使っていける。
自身の呪文側も踏み倒せるので自分の他のクリーチャーがいない場合も最低限スマッシュ・バースト同様の使い勝手になり、《「祝え!この物語の終幕を!」》などでスピードアタッカー付与すれば出したターンからアタックトリガーを使える。

ツインパクトカードの呪文側を唱えてもそのカードバトルゾーンを離れないので、除去されない限り毎ターン同じ呪文を使い回せる。そのため、《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》で毎ターン確定除去墓地回収を使ったり、《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》で毎ターン相手の行動をロックしたりと、一旦決まればどんどんアドバンテージ差を広げられる能力である。
確定除去もロックも必要ない場面では自身の呪文側を唱えて手札補充に使えば良いだけなので無駄がない。

《奇石 イシガネ/センキン・ウォール》と組み合わせれば容易に無限アタッカーになる。要求値は高いが《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》+《逆転王女プリン》でも同様のコンボが可能。

《ビシャモンス・デーケン/「深淵より来たれ、魂よ」》のように呪文側のコストが重いツインパクトとも一見相性が良さそうだが、このカードがコスト7であることを考えるとコスト8〜9程度の呪文なら無理して踏み倒す必要は薄い。実戦で使うには《オールデリート》並みのフィニッシャー性能を持った重量級ツインパクトの登場を待つ必要があるだろう。

同弾の《der'Zen Mondo/♪必殺で つわものどもが 夢の跡》とはこの使い方でも例外的に強力な組み合わせとなる。《der'Zen Mondo》で攻撃した後このカードでその呪文側を唱え、追加ターンを獲得すれば合計5枚のシールドブレイクした上でダイレクトアタックまで可能。おそらくデザイナーズコンボだろう。

呪文側は《撃髄医 スパイナー》パーフェクト呪文と同じ形式のモードエレメント1枚のバウンスか1ドローを5回選べる。

ドローモードばかり選択しているとコストパフォーマンスが悪いので相手(または自分)のエレメントが3〜4枚ある状況で唱えたい。もっともクリーチャー側の能力で踏み倒す場合はその限りではない。

クリーチャー側のアタックトリガーで自身の呪文側を唱えた際、自身をバウンスすればシールドをブレイクせずにアタックキャンセルできる。スピードアタッカーを付与する手段があれば、除去と手札補充を兼ね備えた呪文のような感覚で扱える。

その他

  • クリーチャー側のイラストで両手からディスク状の魔法陣を展開しており、ミラーボールも描かれていることから冠詞はDJ(ディスクジョッキー)のアリタレーションなのだろう。
  • 呪文側の元句は松尾芭蕉の「五月雨を 集めてはやし 最上川」。原型を留めていないが各句の一文字目はそのまま使っている。
    文字通りに解釈するなら「漢字の『木』を2本集めると林になり、5本集めると森林(ジャングル)になる」といった意味か。イラストには五文明をイメージした杖が描かれている。

関連カード

収録セット

参考


公式Q&A

  • 呪文側の能力について

Q.《D-Jealousy-灰撫/♪五本まで 集めて林 森ジャングル》の呪文側を唱えて「エレメントを1つ選び、持ち主の手札に戻す」を5回選びました。効果で相手の同じクリーチャーを何度も選べますか?
A.はい、同じクリーチャーを選んで、複数回手札に戻せます。
この能力は、選んだ効果を1回ずつ解決します。そのため、1回選んだ相手のエレメントが置換効果などでバトルゾーンに残った場合は、再度選んで手札に戻せます。

+  総合ルール 601.1h

引用元(2023.4.21)