【ヒバナループ】

《月を閉じ込めたヒバナ》《百発人形マグナム》《撃髄医 スパイナー》の3枚を利用したループコンボで勝利を目指すデッキタイプ。
キーパーツが含まれるを中心に、準黒単ないし白黒で組まれることが多い。

月を閉じ込めたヒバナ UC 光/闇文明 (3)
クリーチャー:デビルマスク/月光王国 2000
このクリーチャーが破壊された時、他のカードを1枚、自分の墓地から表向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く。
<オシオキムーン>カードが自分のシールドゾーンを離れた時、自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。
百発人形マグナム R 闇文明 (4)
クリーチャー:デスパペット 4000
いずれかのプレイヤーが、マナゾーンのカードをタップせずに、クリーチャーまたはクロスギアを出した時または呪文を唱えた時、そのプレイヤーは自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。
撃髄医 スパイナー R 闇文明 (9)
クリーチャー:マフィ・ギャング 2000
スーパー・S・トリガー(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。その時自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーにS能力を与える)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、次の能力を3回行う。
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。
S−このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト4以下のクリーチャーを好きな数、自分の墓地からバトルゾーンに出す。

主要カード

カード名役割
《月を閉じ込めたヒバナ》シールドにカードを仕込むループパーツ。墓地肥やしも可能
《百発人形マグナム》味方を破壊するループパーツ。
《撃髄医 スパイナー》スーパー・S・トリガーで味方を大量蘇生。受け札にもなる
《影世界のシクミ》《ヒバナ》と合わせて無限に墓地肥やしと耐久

ループパーツ

カード名役割
《暴発秘宝ベンゾ》《スパイナー》やフィニッシャーを暴発
ツインパクト版は多色なので色配分と相談
《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》
《黒神龍ブライゼナーガ》一気にスーパー・ボーナス圏内まで盾を減らす
《黒神龍ザルバ》《スパイナー》でついでに蘇生できるフィニッシャー
《アルカディア・スパーク》S・トリガー持ちでライブラリアウトを起こせるフィニッシャー。受け札にも

候補カード

カード名役割
《青守銀 シルト/解体事変》シールド追加暴発元を仕込む/ハンデスしながら《シクミ》の種を仕込む
《伊達人形ナスロスチャ》足りないキーパーツを墓地に落とす。盾確認にも
《絶望と反魂と滅殺の決断》《ベンゾ》と《マグナム》を一気に蘇生してループ開始
《灰燼と天門の儀式》5枚目以降の《シクミ》、《ブライゼナーガ》も蘇生可能

このデッキの回し方

《月を閉じ込めたヒバナ》などを利用して墓地にパーツを溜めこみ、《撃髄医 スパイナー》スーパー・S・トリガーで召喚。ループパーツを全て蘇生すれば、その時点でループが開始できる。
ここではこのデッキの根幹を担う2つのコンボについて解説する。

《影世界のシクミ》による無限耐久ループ

相手のターンの攻撃フェイズであることを前提とする。

  1. 《影世界のシクミ》を唱え、《月を閉じ込めたヒバナ》を蘇生する。
  2. 《シクミ》の効果でブロッカーになった《ヒバナ》で、相手のパワー2000以上またはスレイヤーのクリーチャーの攻撃をブロックする。
  3. 《ヒバナ》のpigで《シクミ》をシールド化する。墓地が3枚増えたこと以外は1.に戻る。
    これを繰り返すと、山札があり、パワー2000未満のクリーチャーをブロックしない限り相手の攻撃を防ぎ続けることができる。

《スパイナー》による無限蘇生ループ

効果を無限にストックするフィニッシュループ。
ループ開始のためには、墓地かバトルゾーンに《百発人形マグナム》《暴発秘宝ベンゾ》《月を閉じ込めたヒバナ》各1枚以上がある状態で、《撃髄医 スパイナー》スーパー・S・トリガーで召喚する必要がある。以下、各パーツは全て墓地にあるものとし、《スパイナー》を蘇生した時点をループの初期盤面とする。

  1. 《スパイナー》のスーパー・ボーナスで、墓地から《マグナム》《ベンゾ》《ヒバナ》のうち足りないカードを蘇生。《マグナム》のストックは、他の適当なカードを蘇生し、この時点で3回以上作っておくこと。《ベンゾ》のcipが待機。
  2. 《マグナム》の能力で《ベンゾ》、《スパイナー》、《ヒバナ》を破壊。《ヒバナ》の能力で、《スパイナー》をシールドへ。
  3. 《ベンゾ》で《スパイナー》をブレイクし、S・トリガーで召喚。《マグナム》が1回ストック。
  4. 《スパイナー》で《ベンゾ》《ヒバナ》を蘇生。《マグナム》が計3回ストック。2に戻る。
    ここで、4.時点で任意の4コスト以下のクリーチャーを蘇生できるため、2体目の《ヒバナ》や《伊達人形ナスロスチャ》のような墓地肥やしが可能なカードがある場合、それを蘇生して《マグナム》で破壊すれば墓地にカードを落とすことができる。また、2体目の《ヒバナ》のpigを利用することで任意の墓地のカードをシールドにできる。《ベンゾ》や、S・トリガー経由で蘇生した《黒神龍ブライゼナーガ》でこうして仕込んだカードを暴発させることで、任意のS・トリガーを無限に暴発させることができる。

長所

カード同士の噛み合いが強く、チェイン・コンボ的に一つのコンボが次コンボの布石に…と連鎖していく。
また、《月を閉じ込めたヒバナ》による無限ループの存在から、ビートダウン系のデッキにはめっぽう強く、一度《ヒバナ》で盾を仕込めばシールド焼却や破壊以外の除去を受けない限りダイレクトアタックを受けて負けることはそうそうない。

短所

墓地利用系デッキの宿命として、マナ送り山札送りを喰らうと対処が困難。コスト踏み倒しがカギになる関係上、コスト踏み倒しメタ墓地リセット系カードを出されるのもつらい。
またキーパーツにコマンドがいない関係で封印にも弱い。そのため、ビートダウンでも封印をフル活用してくる【赤黒バイク】【ドルマゲドンX】系列のデッキは苦手。

参考