カレン

漫画・アニメ「デュエル・マスターズ WIN」シリーズのキャラクターで、本作のヒロイン。
アニメでの声優は「デュエマクリーチャーズ劇場」の《ボルシャック・ドギラゴン》を担当した大久保瑠美氏。

斬札 ウィンに出会った心優しい少女。かわいらしい見た目だが、芯の強い性格。

デュエマの腕は確かで、デュエルへの熱い想いとその腕前は一級品
周囲から一目置かれており、タコさん型のバックを持っている。
料理は得意ではない様子[1]
よく見ると左耳にピアスを付けている。

実は忍びの血を引く、くノ一。
それを敵に利用されてウィン達と対立させられたことがある。
また、それに伴いかなり超人的な身体能力の持ち主。煙の中でも目が利く、アニメ『決闘学園編』ではタイヤ引き100セットを楽々にこなす、木にぶら下がりつつウィンを腕一本で持ち上げるなどの描写がある。

ウィンと行動を共にするうち、彼を異性として見なしつつある様子が散見される。
漫画版ではよく彼女の方から話しかけることが多く、彼が他の女子からチヤホヤされる様を目にした際には、嫉妬を剥き出しにしてホラーな表情(ウガタ曰く「見たことない顔」)を見せている。
アニメ版では彼を見た時に頬を染めたり、「さいこークラブ」部員全員がファルゴガールズにうつつを抜かしたことを悟ってクナイを構え、それを感じ取ったウィンが震えるなどの描写がある。

漫画版

よくウィンの側におり、正当なヒロインムーブを多く見せている。また、D4に加入する展開もない。

カードショップでマズキにカードを奪われたところを、そのショップの常連であるウィンに助けられた。
その後、漫画版ではアニメのような裏切りの描写はなく、決闘学園編ではマイハマ学園で再会している。
しかし、その裏では忍びとしての掟に縛られており、任務として多くの人を消していた。それを霞ヶ関 ファルゴに目をつけられて寝返らされ部室に放火、正体を隠して涙ながらにウィンとデュエルし敗れるも救出された。その後和解し、改めてウィンを支えている。

アニメ版

漫画版とは異なり、覚知山 ボウイウガタの影に隠れがち[2]だが、要所要所ではしっかりヒロインとしての言動を見せている。

無印

第6話で初登場し、シラハマの町でマズキが子供の持つ《龍風混成 ザーディクリカ》《はずれポンの助》に交換するシャークトレードを仕掛け、それを止めようとするも止めきれないでいるところで、斬札 ウィンと出会った。また、マズキのシャークトレード自体はウィンの機転により阻止されている。

他のキャラより冷静な性格なのか、第8話ではマズキの起こした盗難事件に対し、周囲がコスプレして捜査本部を立ち上げたり、うんちくが蘊蓄に「知らんけど」と付け加えたりした際には突っ込みを入れている。一方で自身もいつの間にか探偵風の衣装を着ており、ウィンに突っ込まれて照れていた。

第8話ではガチデュエバトルの優勝をかけ《氷結龍 ダイヤモンド・クレバス》を切り札とする【スノーフェアリー】デッキでウィンと戦った。あと一歩のところまで追い詰めるも《悪灯 トーチ=トートロット》のトリガーにより逆転され敗北、ジャシンタイムの毒牙にかかりかけるがウィンが阻止した。
「WIN」作中で初めてスペシャルドローを行った人物でもある。

第19話のデュエパーティーでは《守護炎龍 レヴィヤ・ターン》をパートナーにした赤緑【スノーフェアリー】を使用していた[3]

第20話ではウィンのカードを盗んだマズキとケンドラからカードを取り返すべくデュエマを挑む。
この回にてデッキにサブフィニッシャーとして《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》を搭載していることが発覚。
スノーフェアリーによるソリティアで盤面に10体のクリーチャーを並べ、ケンドラが盾に埋めた《ヘブンズ・ゲート》をものともせずそのままエクストラウィンしてしまった。

  • スペシャルドローのセリフは「このドローで引くのは奇跡の一枚。闇を払い、勝利をもたらす妖精たちの導き、お願い、みんな、力を貸して。フェアリードロー!」。

実はプリンス・カイザを流していた通称「裏切り者」の正体であり、カイザと契約を結び、任務を全うしていた事が第23話で判明した。
忍者としての使用デッキは【白青緑シノビコントロール】。
《裏斬隠蒼頭龍 バジリスク》[4]を筆頭にウィンを追い詰めるも、《深淵の壊炉 マーダン=ロウ》の能力で手札のバジリスクを捨てられ、《邪龍 ジャブラッド》4体を含む大量のクリーチャーの攻撃を防ぎきる事が出来ず敗北。
カイザに見限られ、鉄仮面によってワームホールへ飛ばされてしまった。
その後、ウィンがカイザに勝利した事で解放されるが、ウィンに一言謝罪し何処かへ去って行った。

決闘学園編

第3話から登場。
マイハマ学園にて「デュエマさいこークラブ」の5人目の部員を探していたウィン達のところに現れ、部に所属することになった。
中学生として学生生活を楽しみ「デュエマ忍法」を極める目的も考慮し、忍の頭領(声優は國立幸氏)の配慮で「任務」という形式でマイハマ学園に通っている。

第8話で《聖なる混沌 クノイチマントラ》入手したことに伴い、使用デッキはニンジャ・チェンジを主軸とした白単に水文明のカードをタッチしたメカシノビを組み合わせたものになる。
ややホラーな雰囲気の「聖沌」シノビを「かわいい」と言う独特なところもある[5]
デュエル・ウォーズ以降は闇のカードも使用した。
また、《深淵の襲傘 アンブレラ=イザベラ》cip能力で13枚山札送りにされた際には「VS」のサソリと同様に漫画『ガラスの仮面』のような表情になっていた。

第10話では覚知山 ボウイが失墜したタイミングで自ら新たなD4に名乗りを上げ、「D4を内部から変革することでデュエマさいこークラブを守る」という理由でクラブを脱退する(ただし、ウィン達にはその真意を話していない)。
しかし、続く第11話でカイザにはその意図を見抜かれており、「業火のデュエマ」で奮闘虚しく敗北、霞ヶ関 ファルゴによって幽閉されてしまった。
文化祭の時までには解放されたらしく、第14話では自分の友人達と一緒に考案した無限ループコンボを説明していた。その後、ウィンが本格的にファルゴと対立するようになってからはD4の席で観覧しつつも終始彼を応援していた。

ファルゴが撃破された後は立場が良くなった(というかファルゴの株が下がった)らしく、古巣の「さいこークラブ」にも良く顔を出すようになった。

デュエル・ウォーズ開催中に頭領が病に臥せっていることを知らされ呼び戻されることになるかもと愕然、本戦ではメンタルデュエマで最上川 イッサに勝利するも、準決勝でボウイに惜敗。「頭領の病を治す」願いは叶えられなくなったが、第35話でウィンと一緒に薬草を探し当てたことで事なきを得る。
また、自分の身の上故いつかは去らなければならないのではと悩んでいたが、ウィンに「今を楽しんでいればいい」と励まされて立ち直っている。
ちなみに第35話で薬草を探す日に巨大なラーメン池を平らげるために「デュエマ忍法・大食いの術」で顔だけ切札 ジョーの姿になっていた(その後は前髪の「DM」の部分を外してカレンの姿に戻った)。その後はこの影響で太っていたが、次のシーンでは痩せていた。

  • 第13話から第25話まで使用されたエンディングテーマ「BRAND NEW MOMENT」の映像では彼女がメインとなっている。

戦績

  • 通算成績:10戦3勝7敗

デュエル・マスターズ WIN

デュエル・マスターズ WIN 決闘学園編

主な使用カード

切り札

その他

マナと墓地にあったカード

関連デッキ

余談

主人公に想いを寄せるヒロイン、使う文明が光、フィジカル面が超人、ヒロインという点で漫画版では問題ないがアニメ版では不遇と、滝川 るるを思わせるような点が多い。

決闘学園編第8話で過去に頭領からの指令で小学館[7]を爆発させている。

参考


[1] 漫画版のみ。前作ヒロインとも共通している。後に上達したようであり、タコさんウインナーを夜食に作っている。アニメでは腕は確かだが唐辛子を入れ過ぎるなどの過ちを犯す時も。
[2] 公式非公式問わずネタにされており、特にボウイ関連が多めになっている。
[3] 余談だが、パートナーと文明の合わない《エンドレス・フローズン・カーニバル》を使用しているミスがある。ハウスルールで認められていた可能性もあるが。
[4] 「裏切り」を意味する故のチョイスか。
[5] ウィンもウィンでアビスロイヤルをかわいいと称した。それに加えて彼同様相当なデュエマ好きであることから、他のメンバーからは「ウィンが二人に増えた」と呆れられている。
[6] デュエパーティー形式
[7] コロコロコミックなどを出版している出版社