《パーロックのミラクルフィーバー》

パーロックのミラクルフィーバー R 水文明 (7)
呪文
カードの名前をひとつ選んで言う。その後、自分の山札の上から、選んだ名前のカードが出るまで1枚ずつ表向きにする。表向きにしたカードをすべて手札に加える。

DMR-01で登場した重量級呪文
新たな「パーロック」のカードでもある。
宣言したカードが出るまで山札の上表向きにしていき、表向きにしたカードすべてを手札に加える効果を持つ。

《トリプル・ブレイン》《クアトロ・ブレイン》コストから考えると、5枚引ければ合格点。ドローしたカードのうち1枚は自分で宣言してコントロールできるので、実質サーチカードとしての側面も併せ持つ。

デッキに1枚しか入っていないカードを、《ドンドン吸い込むナウ》《ライフプラン・チャージャー》《未来設計図》などで、事前に山札の底から3枚目辺りへ仕込んでこの呪文を唱えれば、確実に十数枚のカードを手に入れることができる。

環境において

《偽りの名 iFormulaX》を用いた【フォーミュラエクストラウィン】の中では最も成功しやすく、大会でも多くの結果を残した。
他にも《黒騎士ザールフェルドII世》を絡めることで、手に入れたカードの束から連鎖的に呪文を使いまくるというロマン溢れるコンボも実現可能。《ルナ・コスモビュー》G・ゼロの条件を満たすのにも使えるだろう。

手軽に山札を根こそぎ手札に出来ることから、【フォーミュラエクストラウィン】で猛威を振るったため、2014年3月15日から2022年7月1日まで殿堂入りとなっていた。

殿堂入り期間はリペアとして《知識の包囲網》など他の大型ドローソースも考慮にいれる必要があった。

革命編環境以降の高速化した環境では10種類のカード4枚積みして安定感を追求したデッキが主流であり、効果の最大化のためにデッキハイランダー構築に寄せる必要があるこのカードは明らかに環境にそぐわなくなっていった。

そうした事情やドローソースのインフレからか、2022年7月1日付で殿堂解除。同じようなことができる上により汎用性カードパワーの高い《神の試練》が登場したのも大きい。《龍風混成 ザーディクリカ》のような早期詠唱手段こそあれ、《飛ベル津バサ「曲通風」》という天敵が解除時点で既に登場している。殿堂入り以前当時活躍していた【フォーミュラエクストラウィン】には、《一王二命三眼槍》という天敵が出現している。

とはいえ《神の試練》2枚積みのコントロールデッキで使えば次のターンでの《神の試練》での追加ターン獲得をサポートしやすくなるため、そうしたデッキではこちらを4枚積みする形で同時採用される場合があった。

DM24-BD1DM24-BD2期には、スノーフェアリー基盤で1枚積み16枚の準ハイランダーとなった、《エンドレス・フローズン・カーニバル》フィニッシュ型の【青緑パーロック】なる専用デッキが結果を出した(オリジナル、34人参加、3位)。

テクニック・注意事項

  • このカードを使う上で注意したいのは、山札の下に仕込んだカードを忘れてしまうこと。大会などで何戦もしていると、前の試合で覚えていたカードと混同して分からなくなってしまうこともあるだろう。
  • 山札の下への仕込みなしで使う場合、このカード自体を宣言するのが得策だった。次にこのカードをめくるまでにある程度のカードを入手できるからである。だが、1枚目でこのカードが来たり、残りのこのカードがすべてシールドにあったが為にめくれずに負け・・・ということもしばしば発生する。

メディアにおいて

その他

関連カード

フレーバーテキスト

収録セット

参考