ギョウ漫画およびアニメ「VS」シリーズに登場するキャラクター。 白毫(大仏の額に見られる毛のこと)がついた仮面で素顔を隠し、縞模様の服、道化を思わせる靴を履いている。 アニメ版喋り方は京都弁で、一人称は「ワシ」若しくは「ワイ」。「ギョギョギョ」と笑う不気味な怪人。 本気になると怪しい薬を飲み、筋肉が肥大化し、恐ろしい形相を浮かべた素顔を見せる。「VSR」では薬無しで変身していた[1]。 どこから出したのか包帯で人を縛ったり移動手段に使ったりする。 寄生中学校出身らしいが、肝心の寄生中は遺跡の古墳であり、彼の他に生徒や教師は登場していない。 数々の悪虐行為を表情を変えずに行い、嬉々として過剰に相手をいたぶり、時には命すら奪おうとするなどシリーズ随一と言って過言ではないほど残忍で卑劣な性格の持ち主である。基本的に明るい「VS」の作風も手伝って、前作「ビクトリーV3」のヨミ以上に異質なキャラクターが際立っている。 使用デッキは《龍覇 イメン=ブーゴ》や《龍覇 ザ=デッドマン》を主軸に据えた【薫風武装】。 VS初登場の第26話では、修学旅行で京都に来た勝太をカレーパンで釣り、寄生中学校へ誘うが、真の目的は同行者のるるが持つ新たな龍解のカードであった。 その後はデュエマ甲子園に出場し、第39話のホカベン戦では《五邪王 ニガ=ヴェルムート》と《永遠のリュウセイ・カイザー》で完全に場を制圧したにもかかわらず、あえてダイレクトアタックせずにゲームを続行する。ホカベンの出すクリーチャーをタップイン能力と殴り返しで片っ端から始末し、ホカベンがライブラリアウトするまでいたぶり続けた。さらにホカベンの山札が最後の1枚となった自身のターン、ライブラリアウトとダイレクトアタックどちらで決着をつけるか選ばせ、ダイレクトアタックを選んだホカベンに対してターンエンドを宣言して勝つという陰湿な行為を行い勝利を収め、これによりホカベンはライブラリアウトがトラウマとなる。 続く第40話では、ヘレン達を人質に取り、デュエマで対峙したルシファーを追い詰めるが、《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》の龍解を阻止出来ず、《龍覇 セイントローズ》のダイレクトアタックを受けて敗北する。しかし去り際にルシファーに「レクイエムデュエルを封じ、使うと体を侵し続ける」作用の毒を注入する事に成功し、さらに続く第41話の敗退の原因を作る。 そして第42話では準決勝の勝太とのデュエマ前に入院中のルシファーの見舞いに来るが、喪服姿で棺桶に入れる白い菊の花束を携えるという洒落にならない嫌がらせをし、さしものヘレンをも卒倒させている。ついでに勝太との試合で嫌がらせに使うためルシファーの《龍覇 セイントローズ》と《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》を盗み、さらに牛次郎から《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》を受け取る。 対峙した勝太に「何でデュエマをやってるんだ」と問われた際は、「他人の努力の成果を嘲笑いながら踏みにじるのが快感だから」と答えるが、彼のライバル達[2]と異なり、背負うものが無いデュエマを「薄っぺら」と切り捨てられ敗北。
VSRデュエマ甲子園敗退後の行方は不明だったが、第4話で再登場。 しかし第34話にて、デュエマーランド社長から勝太を監視するよう命じられていた事が発覚する。勝舞が待つ禁断に対抗するレジェンドカードを求めて月へ向かう勝太を監視するべく同行し、《ボルシャック・ドギラゴン》の情報を社長へ流した上に、月面にある宇宙コロニーのドームに穴を開けるという暴挙に出た。一行が宇宙船で帰る際にその姿は映っていなかったが、地球に帰還した後も社長と通じていた。 第46話にて、牛次郎に妹のギョウ子(声優はブリドカットセーラ恵美氏)を人質にされているという理由で勝太に自分の妹と勝太の命を賭けたデュエマを申し込む。勝太は対戦前に自分は死にたくないと言っていたが、土壇場でギョウの妹を気遣う優しさを見せ、切札を引くも何もせずにターンを終える。その直後、自分の仮面を外して素顔と本性を曝け出した。人質のギョウ子は牛次郎の作ったロボットであり、デュエマ甲子園で敗北した時から勝太への復讐だけを考え、全ては絶望の淵に叩き落す為の演技だった事を明かす。 続く第47話では怒りに燃えるルシファーとデュエマ甲子園会場を再現した会場に場所を変えて戦う。2枚の《革命目 ギョギョウ》と《無双竜鬼ミツルギブースト》、《父なる大地》のコンボでルシファーのクリーチャーを大量に破壊し、《時間龍 ロッキンスター》も《裏革命目 ギョギョラス》のcipで除去したことで、絆の連鎖とタイムストップデュエルを攻略したかのように見えたが、革命0トリガーで現れた《ミラクル・ミラダンテ》と、返しのターンで登場した《時の革命 ミラダンテ》によりクリーチャーの召喚はおろか、最後の砦の《革命の巨石》も《ミラクルストップ》で封じられ、一切の反撃もできずに完敗。自ら用済みとなったと考え、何処かへ去っていった。 結局改心するどころか勝太を逆恨みしていた彼だったが、ルシファー戦敗北直前に「負けたない!動けぇ!コイツを出せばワイは逆転できるんや!」と最後まで諦めずにいた事から、心の奥底には「アツかりしデュエ魂」を持っており、デュエマも純粋に楽しかったのかもしれない。そういう意味では、勝太の影響を受けてある程度変わったと言える。ワラマキに「デュエマは楽しかったんだろ?」と問われた際には穏やかな笑みを静かに浮かべていた。 牛次郎は新幹部3人が戦いに敗れて去っていった事を悲しんだが、ギョウが負けた際は「VS」、「VSR」ともに苛立ちを見せ、最後には「使えなさそうな感じがプンプンしていたけどやっぱり使えなかった」と語っているので、二人の間には友情は一切なく「勝太を完膚無きまでに潰す」という利害の一致による協力関係に過ぎなかったのだろう。 VSRF前2作と違い、ストーリーの本筋には一切関わらなかったが、第15話の「デュエマVS感謝祭」には参加していた。「顔面パンストバンジージャンプ」を行っていた勝太の上空でムササビスーツを着て滑空していたが、その後キレた勝太が転がした大岩にその他大勢共々轢かれてぺしゃんこにされてしまった。ギョウにしては珍しくこれといった悪事を働いていない。
戦績
アニメ「デュエル・マスターズVS」
アニメ「デュエル・マスターズVSR」
漫画版アニメ版とほぼ同じ姿だが、設定がかなり異なり、アニメ版とは違い悪役のような面は全く見られない。 交通事故に遭いそうになった勝太を通りすがりにもかかわらず助け、自分が重傷を負ったが一切咎めなかった。 デュエマに命をかけているが、《邪帝類五龍目 ドミティウス》しか持っておらず、るるやぶっちゃけにカードを借りてデッキを作り、偶然ながらも勝太に勝利。勝太の新たな友達となった。この際の使用デッキは5色の【ドミティウス】だった。 先述の卑劣な一面を見せたアニメ版とは異なり、中学生ではなく一般人のようである。 その後デュエマ甲子園編で再登場。 関連カード
デュエル・マスターズ プレイスでの使用デッキ英雄率いる邪帝龍
畏怖と脅威の五邪王五色の呪術者参考タグ:
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