S(シールド)・トリガー・プラス

DM23-RP1で登場したキーワード能力
通常のS・トリガーと同様、シールドから手札に加わる際にコストを支払わずにプレイすることができる。
さらに、「それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば」、カード毎に追加の効果が付与される。
この追加効果はアニメでは「プラス効果」と呼ばれている。

フェアリー・ファンタジア UC 自然文明 (3)
呪文
S・トリガー・プラス(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい。それが相手のターンで、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、この呪文にP能力を与える)
自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
P−エレメントを1つ選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。

S・トリガーの派生能力の1つであり、スーパー・S・トリガーよりも追加能力を得る条件が緩くなっている一方、追加能力を得られるのは相手ターン中に限定されており、能動的に追加効果を得ることは難しくなった。

ゲームシステムとしては、ワンショットによる試合の幕切れを防ぎ、逆転性を生むギミックの強化と推察される。
S・トリガー・プラスを避けるにはシングル・ブレイカーでターンをまたいでシールドブレイクしなくてはならず、ターンをまたぐならそれは攻防のやり取りの延長になる。また、シングル・ブレイカーは原則パワー6000未満であり、《フォビドゥン・ハンド》など既存の火力の立ち位置の向上も狙える。

ルール

  • ターンの指定はあるが誰によってブレイクされたかの記載はない。
  • たった今、ブレイクによって手札に加えようとしているシールドも、このターンのブレイク数に含める。
    2枚以上のシールドが同時にブレイクされ、その中にS・トリガー・プラスがあった場合、そのプラス効果は全て適用される。

その他

  • 従来の裁定なら、ブレイク置換効果はブレイクしたことにならないため、S・トリガー・プラスのメタとして機能する。
  • プラス効果の追加は強制。
    • そもそも、S・トリガーとしてカードを使うかどうかは自分自身が決めることができるので不利益にはなりづらい。ただ、追加ではなく基本のほうを使いたい場合に、相手の「選ばれた時」の能力がトリガーさせてしまうなど、限定的な場面では不利益を被る場合もあるかもしれない。
  • 実用性のある対戦相手へのシールド確認はほとんどないので気にしなくても良いが、S・トリガー・プラスに対しては初めのシングル・ブレイクとして適しているかバレてしまう。

参考


公式Q&A

Q.「S・トリガー・プラス」はどういう能力ですか?
A.通常の「S・トリガー」と同じように、ブレイクなどでシールドから手札に加える時に相手に見せて宣言することでコストを支払わずにすぐ使用できる能力です。
さらに、相手のターン中に「S・トリガー・プラス」を宣言する際、そのターン中に自分のシールドが2つ以上ブレイクされていれば、そのカードに追加の能力を付与します。

+  総合ルール 112.3a

引用元(2023.4.21)

Q.《サイバー・I・チョイス》の「出た時」の能力で「S・トリガー・プラス」を持つ《極凰呪文「バドフレア」》を使えますか?
類似例:《Disアイ・チョイス》
類似能力:「スーパー・S・トリガー」
A.はい、使えます。
ですが「S・トリガー」能力で使っているわけではありませんので、条件を満たしていたとしても「このターン中に一度、自分がゲームに負ける時、かわりに負けない」効果は適用しません。
引用元(2023.4.21)

Q.相手のシールドが1つもなく、自分のシールドが5つある状況です。
相手のターン中、相手が《憎悪と怒りの獄門》を唱えました。自分のシールド5つを手札に加えた際、その中に《極凰呪文「バドフレア」》があったのですが、その「S・トリガー・プラス」の「このターン中に一度、自分がゲームに負ける時、かわりに負けない」効果は使えますか?
A.いいえ、使えません。「S・トリガー」として使うことができますが、《憎悪と怒りの獄門》の効果はシールドをブレイクせずに手札に加えているだけなので、「2つ以上ブレイク」の条件が満たされていません。
引用元(2023.4.21)