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D2V3 終断のレッドトロン P(UC) 火文明 (5) |
クリーチャー:ソニック・コマンド/マスター・イニシャルズX 5000 |
このクリーチャーを召喚する時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。 |
このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このクリーチャーとその選んだクリーチャーをバトルさせる。 |
フォビドゥン・ハンド P(UC) 火文明 (9) |
呪文 |
S・トリガー |
相手のパワー9999以下のクリーチャーを1体選び、破壊する。 |
自分のフィールドがあれば、相手のクリーチャーを1体選び、相手はそれに封印を1つ付ける。 |
公式の禁断文字版を英語化したもの |
DMBD-21で登場した火のソニック・コマンド/マスター・イニシャルズXと火の呪文のツインパクト。
クリーチャー側は召喚する際に任意でディスカードを行えば自身を2軽減でき、cipで効果バトルを行う。
パワーもちょうどアドバンスで活躍する《とこしえの超人》、アドバンス・オリジナルの両方を活路とする《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》《若き大長老 アプル》などの主要コスト踏み倒しメタの多くに勝る。ただし2マナ帯までに限っても、そもそも選べない《異端流し オニカマス》、パワーがこちらを上回る《リツイーギョ #桜 #満開》《ベイB セガーレ》があるため、油断は禁物。
手札が減るものの3ターン目にコスト5のコマンドを召喚することで《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の封印を外し禁断爆発を早めつつ、《とこしえの超人》などのコスト踏み倒しメタを除去できる。
中盤以降はパワー不足が懸念されるが、効果バトル前に《FORBIDDEN STAR》の外す封印を右上にすればスレイヤーを付与できるデザイナーズコンボが強力で、わずか3マナで封印外しと相手のクリーチャー1体の確定除去を行える。
呪文側は9999火力の後、自分のフィールドがあれば相手1体を封印する。
手打ちで唱えられるようなコストではないが、【ドルマゲドンX】なら実質無条件で最大2体のクリーチャーの足止めができる。
フィールドがあれば《リベレーション・オブ・ジ・エンド》と《ジ・エンド・オブ・エックス》を同時に放つようなものであり、単色ツインパクトのS・トリガーとしては破格。
それらが持っていた自分の封印を外す能力はないが、元々《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の存在下では無意味な能力であったため、気にならない。
また、ハンドの名称カテゴリに属するため、《マッド・デーモン閣下》のサルベージを誘発させられる。《マッド・デーモン閣下》も【ドルマゲドンX】と相性が良く同じデッキに入ることも十分想定できるため、忘れないようにしたい。
総じて【ドルマゲドンX】をはじめとしたデッキで初動と防御札を兼ねる八面六臂の活躍が見込め、カードパワーも高い優秀な1枚である。
同セット収録の《Dの終断 ドルマゲドン・エリア》とは、
と互いがそれぞれをプレイする上での助けとなっており特に密接なシナジーを形成している。
DMART-16で禁断文字版が登場したが、呪文側が《マキシマムザ亮君(暴天覚醒MAXIMUM神羅曼象)》との組み合わせでトラブルが起こらないよう、「FORBIDDEN・HAND」となっている。「・」は禁断文字ではなく、本物の「・」である。画像1URL 画像2URL
登場から【赤黒ドルマゲドン】のパーツとして需要を得た。【赤緑アポロヌス】対面ではS・トリガーとして捲れればとりあえず当座は凌げる。もちろん《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を選んだ際のペナルティやコマンド素出しによる封印外しに脆いのは注意。
【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】における防御札兼軽量除去としても活躍している。3ターン目にクリーチャー側を召喚して厄介なメタクリーチャーを除去してから、次のターンの《特攻の忠剣ハチ公》に繋げられる点、効果バトルの後生き残っていれば《轟く革命 レッドギラゾーン》に革命チェンジできる点が評価された。極論《特攻の忠剣ハチ公》1体召喚からゲームセットに持ち込めるため、自己コスト軽減のためにディスカードしてもジリ貧になりづらい。
しかし、実は当初からこのデッキで高い評価を受けていた訳では無い。DMBD-21発売直後の「超CS京都」で【星雲人シヴァンリンネ】が一躍有名になるとそちらのデッキへのメタとして《異端流し オニカマス》の採用例が増え、ついでにメタられてしまう【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】は地雷デッキとしての立場が危うくなった。そこで、この時期にCS入賞しているデッキは《紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー》を採用したものが多い。これには《オニカマス》の他《飛ベル津バサ「曲通風」》《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》【我我我ブランド】を対策する意図があるものと思われる。
また、白青赤【鬼羅.Star】のような軽量メタクリーチャーとブロッカーを大量に並べてくるデッキに対しては《めっちゃ! デンヂャラスG3/ケッシング・ゼロ》が圧倒的に強い。当時数を増やしつつあった【無色ジョーカーズ】の《ジョリー・ザ・ジョニー Final》にガチンコ・ジャッジで勝てるお守りという意味でもこれを採用したいと考えるプレイヤーが多かったようだ。
その後DM22-RP1の発売、「DMGP2022」を経て【星雲人シヴァンリンネ】【白青赤鬼羅.Star】が共に大きく数を減らすと、ちょうど《紅に染まりし者「王牙」/クリムゾン・ビクトリー》に入れ替わる形で《レッドトロン》の採用率が伸びてきた。最終的にDM22-RP1発売から1ヶ月ほど経った頃にはすっかり主要パーツの仲間入りを果たしている。
【トリガービート】に軽量級除去としても使えるS・トリガーという枠で採用される場合もある。