《ドアノッカ=ノアドッカ/「…
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ドアノッカ=ノアドッカ R 闇文明 (7) |
クリーチャー:アビスロイヤル 4000 |
S・トリガー |
このクリーチャーが出た時、次の能力を2回行う。 |
▶相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される) |
「…開けるか?」 R 闇文明 (2) |
呪文:アビスへの誘い |
相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。 |
DM23-SP1で登場した闇のアビスロイヤルと闇のアビスへの誘い呪文のツインパクト。
クリーチャー側はcipで-4000のパワー低下を2回行うS・トリガー獣。
今までのアビスロイヤルでは《漆黒の深淵 ジャシン帝》などに頼っていた《若き大長老 アプル》などのメタクリーチャーの処理をこちらの墓地の状況に左右されずにできる一枚。
《とこしえの超人》もちょうど1発で倒せる。ここは《深淵秘伝アビス・インベージョン》1枚では到達できないことを考えるとかなり大きい。
ただし、単なる闇の複数除去防御札としては《撃髄医 スパイナー》や同じアビスロイヤルの《悪灯 トーチ=トートロット》の方が優れている。呪文側にどれだけ重きを置くかで採用枚数が変化するだろう。
登場から【絶望神サガループ】などに採用される。【我我我ブランド】対策になる防御札かつ呪文側が手軽な軽量級除去であり、汎用性が高かった。
クリーチャー側が防御札として優秀な点、パワー低下の重ねがけによりコスト3以上のクリーチャーにも対応する点、《蒼狼の大王 イザナギテラス》でリクルート可能な点、ダブった場合も闇単色マナになり邪魔になりにくい点、そして墓地にある間クリーチャーとして参照できる点が強みだった。
【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】対面でも《CRYMAX ジャオウガ》+ウィニー2体というリーサルまでなら返せた。また、貯めてくれるなら【絶望神サガループ】側としてはコンボ始動が間に合うため却って好都合だった。
このカードの登場によって【絶望神サガループ】が本格的に強化され、一強環境が開始した。まるで《炎槍と水剣の裁》の登場によってボルバル一強になった環境を彷彿とさせる。
2023年8月11日殿堂レギュレーション改訂後の時点では【7軸ガチロボ】での入賞実績も。
実は【黒単アビスロイヤル】では元から必須カードの扱いではなかった。
というのも、このカードの強みは汎用性を損なわないで手打ちの呪文側が使えることであるが、【黒単アビス】では3〜4ターン目に《漆黒の深淵 ジャシン帝》や《ハンマ=ダンマ》でのらりくらりと墓地利用メタを処理していっても最終的に勝てるデッキであり、言ってしまえば「パワー低下版《ブンブン・バースト》にしかならないカードは枠の無駄」だったのである。
受け札としても《撃髄医 スパイナー》や《悪灯 トーチ=トートロット》で十分足りている。
【アカシック3】が発祥すると、環境次第で3〜4枚採用される札になることもあった。《巨大設計図》で回収できる上に、S・トリガーが捲れないと致命傷になりかねない【速攻】対面や死活問題となるコスト踏み倒しメタ、手札以外メタへの対処としても優秀。
オリジナル、2ブロック構築では【黒緑ゼニス・セレス】にも採用される。